大人気漫画「BLEACH」にてストーリー序盤の最大の敵にして、黒崎家の因縁である虚グランドフィッシャーとは一体どのようなキャラクターなのでしょうか?
今回は何故グランドフィッシャーが黒崎家の因縁となる敵なのか、改めて経歴や戦闘能力について解説していきたいと思います。
グランドフィッシャーの基本情報
名前 | グランドフィッシャー |
性別 | 男 |
所属 | 無し |
階級 | 無し |
使用する斬魄刀 | 不明 |
卍解 | 無し |
誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 茶風林 |
初登場 | 単行本3巻 |
グランドフィッシャーの概要
グランドフィッシャーの外見は画像のように深い体毛に覆われ、頭上から人間の姿をした疑似餌をぶら下げているため、チョウチンアンコウのような姿をしています。性格は非常に狡猾且つ残忍で、疑似餌が見えるほど霊的濃度の高い人間を襲い、喰らい続けてきたことでその力を増してきました。
また、虚の中でも高い頭脳と実力に加え、再生能力も保持しており54年の間死神たちを退けてきました。そのため、尸魂界(ソウル・ソサエティ)においてもその名はデータベースに登録されており、知名度は中の上ということからも強力な虚だということが伺えます。
グランドフィッシャーと黒崎家
タイトルにもある通り、何故グランドフィッシャーと黒崎家に因縁があるかというと、当時9歳だった黒崎一護とその母黒崎真咲に遭遇した時に遡ります。この際に疑似餌に引っかかってしまった幼い一護を庇った真咲を殺害したことが理由です。しかし、一護は疑似餌を追ってから意識を失ったために真咲が殺されたことに気づきませんでした。
そしてその6年後、偶然にも真咲の命日に現れ妹の遊子と夏梨を殺害しようとした所を死神化した一護が守り一護に襲い掛かり、戦闘に至りました。長い間力を蓄えてきただけのことはあり、それまで一護が戦ってきた虚の中でも別格の戦闘能力とスピードを見せつけました。さらに、上の画像のように一護の記憶を基に疑似餌で真咲の姿を模倣し動揺したところを、疑似餌越しに胸部を貫き一護を追い込みました。
しかし、逆に一護に腕を掴まれて逃げ場を封じられたところを斬魄刀で切り込まれ、大きなダメージを負ってしまいました。その後、「移胴」を使用して一護から逃げましたが、この一戦により一護に対し大きな恨みを持つようになりました。
戦闘終了後に虚圏(ウェコムンド)へ逃げた後、そこで仮面を割られる手術らしきものを施される描写がありましたが、それ以降長らくストーリーに登場しませんでした。
グランドフィッシャーの戦闘能力
グランドフィッシャーの主な能力を3つ紹介したいと思います。まずは、表皮を覆う体毛を自由自在に伸ばして相手を締め付ける「圧髪(オプレッション)」。
2つ目は本体から疑似餌に、反対に疑似餌から本体に逃げることができる「移胴(ミグレイション)」。この能力は体と疑似餌の両方が本体であるため倒すことが非常に困難になります。
3つ目は左手の爪を伸ばして相手の体を貫き、敵の記憶から相手の斬ることのできない相手を読み取る「脳写(トランスクライブ)」 。さらに、この能力は読み取った情報を元に右手で疑似餌の形状を変えられるため、一護の前で真咲の姿に変え、動揺を誘いました。
グランドフィッシャーの最後
虚圏へ逃亡後、破面(アランカル)もどきとなったことで体が巨大化し、ビルのような巨大な斬魄刀を使用するようになりました。仮面の上半分を破壊することによりさらに体が巨大化し大虚(メノスグランデ)同様空間を裂いて虚園から現世へ移動することも可能となりました。
そして、一護への復讐のため再び現世へやってくるも目的の一護は仮面の軍勢(ヴァイザード)のリーダー平子真子と会っていたため、一護の肉体はコンと入れ替わっていました。しかし、そんなことに気付かずにコンを一護だと信じて疑わず襲撃しましたが、死神として復活していた父、黒崎一心が助けに現れ撃破されました。
奇しくも家族全員を襲い、長きにわたり黒崎家の運命を左右してきましが最後は妻の仇を打つ形で一心によってグランドフィッシャーと黒崎家の因縁は幕を閉じることになりました。
グランドフィッシャーの声優
グランドフィッシャーの担当声優は茶風林さんです。埼玉県出身の方で大沢事務所に所属しています。代表作は「名探偵コナン」の目暮警部役や「サザエさん」の磯野波平役(2代目)など様々なアニメや作品に出演されている大御所の声優さんです。
グランドフィッシャーの名シーン
ここではグランドフィッシャーの印象的なシーンを紹介したいと思います。
このシーンでは一護の最愛の母、真咲を「脳写」の能力によって生み出し一護の動揺を誘う場面です。一護のトラウマを刺激し、この衝撃からグランドフィッシャーが今まで戦ってきた虚たちをこえる強敵であることが伺える印象的なシーンであるといえるでしょう。
一護の仇敵グランドフィッシャー!
黒崎家の因縁であり、一護の仇敵であるグランドフィッシャー。その経歴からストーリー序盤において最大の敵且つ重要な役割を持ったキャラクターであるといえるでしょう。
また、2018年に公開された実写映画においても原作と同等以上の強敵として描かれていたため原作読者はもちろん、映画を視聴した人にとっても印象的で「BLEACH」を代表する敵キャラクターであるといえるでしょう。