魅力的な敵キャラクターが多く登場する人気漫画「BLEACH」の中でも、主人公黒崎一護の出生に大きくかかわり、さらには一護の力にも深く関わる虚「ホワイト」についてご存じでしょうか。今回は虚「ホワイト」について解説していこうと思います。
ホワイトの基本情報
名前 | ホワイト |
性別 | 男 |
所属 | 虚 |
階級 | 改造虚 |
能力 | 不明 |
誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 森田成一(白一護) |
初登場 | 白一護→13巻、ホワイト→60巻 |
ホワイトの特徴
ホワイトは、BLEACHに登場する悪霊の虚の中でも、藍染惣右助によって生み出された改造虚です。複数の死神の魂魄を重ね合わせて作り出されました虚で、白い仮面に両こめかみから黒い日本の角が生えた人型の虚で、黒い鎧を纏っているがその下にある肌が白いため東仙要から「ホワイト」と命名されました。当時護廷十三隊十番隊の隊長を務めていた志波一心と渡り合えるほどの実力を持っていました。
空座町の隣町・鳴木市に月に一度出現し、死神を襲っていたところ志波一心と遭遇し戦闘になりました。そこに、滅却師の黒崎真咲が加勢します。戦闘中に真咲を襲い噛みつきましたが、ゼロ距離から真咲の滅却師矢を受けて倒されました。しかし、ホワイトは噛みついた箇所から自分を真咲の中へ転移させており、真咲は虚化の症状に苦しめられます。そこで、一心が特殊な義骸に入ることで真咲の虚化を食い止めることで事なきを得ます。その後、一心と真咲が結婚し息子である黒崎一護が生まれた事でホワイトの力は一護へ受け継がれることになりました。
以降、ホワイトの力は内なる虚もしくは白一護と呼ばれるようになり、一護の精神世界で一護とうり二つだが髪も死覇装も真っ白の人物として登場します。一護が命の危機に瀕した時は仮面として登場し一護の命を守ったり、一護の修行に付き合ったり、再起不能にまで一護が追い詰められた時は完全虚化の姿となり暴走するようになります。千年血戦編では、ホワイトの力こそが一護の死神の力そのものである事が明かされました。
ホワイトの性格
内なる虚として表れていたホワイトの性格はとても荒っぽく好戦的です。尸魂界編で具現化し、以降は一護の身体と力を乗っ取ろうとしていました。しかし、精神世界で一護に敗北してからは大人しく一護に力を貸しています。
ホワイトの能力
ホワイトの詳細な能力は不明ですが、真咲の中に自分の力を転移させておりこれがホワイトの固有能力と考えられています。
ホワイトの人間関係
黒崎一護
BLEACHの主人公であり、空座第一高等学校に通いながら死神代行を務めている青年です。ホワイトの力は母親である真咲から一護へと受け継がれました。
黒崎真咲
黒崎一護の母親であり、純血統滅却師の女性。原作開始時点では故人となっています。ホワイトと交戦していた志波一心に助太刀する形で戦闘に参加し、ホワイトに噛みつかれてしまいました。そこからホワイトの力が体内に入ったため虚化に苦しめられる事になりましたが、一心の協力で事なきを得ます。しかし、虚が体内に入ったことでユーハバッハに不浄と判断され、聖別の対象になり力を奪われます。その後、グランドフィッシャーに襲われた一護を庇ったことが原因で死亡しました。
志波一心
主人公黒崎一護の父親で、元護廷十三隊十番隊の隊長を務めていた死神です。現世でホワイトと交戦していた所に真咲に助けられました。しかし、後日彼女が虚化に苦しめられていると知り浦原喜助に助けを求め、死神の力も地位も捨てて真咲を救います。以降は人間として真咲と結婚し、黒崎診療所を開き三人の子供が生まれました。一護の内なる虚が目覚めたことで、死神の力を取り戻しています。
ホワイトの声優
内なる虚としてのホワイトの声を担当しているのは、声優の森田成一さんです。元々は青二プロダクションに所属されていましたが、現在はフリーで活動されているそうです。
内なる虚の他に、ワンピースのマルコ、ドラゴンボールのウイス、黒子のバスケの灰崎祥吾の声を担当されています。
ホワイトの名シーン・名セリフ
続いて、ホワイトの名シーン名台詞についてご紹介していきます。
ホワイトVs志波一心・黒崎真咲
千年血戦編中盤にて、一心の回想に虚であった頃のホワイトが登場しています。その姿は、完全虚化した一護とよく似た面影があり驚いた読者も多かったようです。一心、真咲、そしてホワイトが出会わなければ一護は誕生しなかったし、あれほど強大な霊圧をもって生まれてくることもなかったと言えます。
「言っただろ‟俺が斬月だ“ってな」
内なる虚が一護と精神世界で戦った時の台詞です。この時点では、滅却師の力の化身である斬月のおっさんが斬月の力の源であると考えられていました。しかし、千年血戦編で内なる虚こそ一護の死神の力であることが発覚しています。つまり、内なる虚は最初から自分の正体を語っていた形です。
ホワイトは一護の力そのものとなった虚!
内なる虚となったホワイトの力は、始こそ一護の身体を乗っ取ろうとしていましたが、一護のピンチには必ず力を貸しています。そのため、本質は斬月のおっさんこと滅却師の力と同様に一護の見方であり続けた存在といえます。