漫画、アニメ、映画と大人気作品「銀魂」に登場する『華陀』。かぶき町四天王の一人で妖艶な雰囲気漂う彼女。
他人を脅したり、利用したりと悪役として登場した『華陀』の正体とは?かぶき町四天王篇から見えた『華陀』の特徴や、最後の結末、声優についても詳しく解説します。
華陀のプロフィール
名前 | 華陀(かだ) |
年齢/誕生日 | 不明/8月16日 |
身長/体重 | 167cm/51kg |
性格 | 傲慢 |
家族構成 | 不明 |
声優 | 伊藤美紀 |
初登場 | アニメ「銀魂」第210話 |
華陀の特徴
華陀は地球外生命体、通称「天人(あまんと)」で「かぶき町四天王」の1人です。『孔雀姫・華陀』という異名を持っています。
一人称は「」。「華陀」「華陀様」と呼ばれています。博打が好きで、怪しい雰囲気が漂う美人です。
見た目は青色で長い髪、目の色は赤です。白を基調とした独特な形の着物を着ていて、手には孔雀の羽で出来た扇子を持っています。頭には王冠の様な髪飾りを付けています。
かぶき町四天王
かぶき町四天王とは、「女帝・お登勢」「大侠客・泥水次郎長」「鬼神・マドマーゼル西郷」「孔雀姫・華陀」の四人の事を指します。この四人は”四大勢力”と呼ばれ、かぶき町を仕切る権力者です。
華陀は天人で、地球に来た際に名前を顔を変えています。かぶき町四天王となった後に江戸に巨大なカジノ施設を建設していて、オーナーも務めています。かぶき町四天王の中で特に謎が多く、傲慢でとても良いとは言えない性格をしています。
華陀の正体
華陀は三大傭兵部族と呼ばれる「夜兎(やと)」「荼吉尼(だきに)」「辰羅(しんら)」の一つ、「辰羅族」の一人です。自分の隊を持っており、アニメ「銀魂」かぶき町四天王篇(第210話~)では「辰修族」を率いています。
華陀は元々、宇宙海賊「春雨」の第四師団で団長をしていました。組織の資金を横領して、地球に逃げる形で来ています。そのため師団長の座からは降ろされており、華陀の後に「猩覚(しょうかく)」という猿のような見た目をした天人が第四師団の団長になっています。
華陀の陰謀
『かぶき町四天王』はそれぞれが争わず、長らく均衡を保ってきました。ですが最近争いごとが多く、このままでは戦争になると危惧されていました。華陀は『かぶき町四天王』を呼び出して、新しく法律を作ります。「平和の為に争いを起こさない事。どこか一角がこれを破った場合、残りの三角が破った組織を潰す」というものです。
ですが新しい法律は『華陀』が、かぶき町を独占するための罠で『泥水次郎長』の娘である「平子(ぴらこ)」を利用してわざと騒動を起こします。「平子」によって『お登勢』が悪者とされてしまい『泥水次郎長』に斬られます。同時に『華陀』は『マドマーゼル西郷』の一人息子を誘拐し脅迫します。
『華陀』は『お登勢』の営んでいた「スナックお登勢」、その二階にある「万事屋銀ちゃん」を「かぶき町四天王」勢力に潰させようとしますが、かぶき町中の人々が集まり阻止されます。その裏で動いていた「志村新八」「神楽」「キャサリン」によって『マドマーゼル西郷』の一人息子の救出も許してしまいます。
騒動を納めるために『泥水次郎長』と「万事屋」が『華陀』の元に来ます。『華陀』は自らが率いる「辰羅族」を戦わせますが激闘の末に敗北し、野望は砕かれました。
華陀のその後
かぶき町での争いの後、「華陀」は宇宙海賊春雨の戦艦に戻ります。檻の様な所に収監されていて、以前の煌びやかな印象とは真逆のみすぼらしい姿に変貌しています。
そこに春雨第七師団の団長・神威(かむい)と、副団長・阿伏兎(あぶと)が現れ、阿伏兎が「華陀」をお気に入りだという会話を始めます。阿伏兎曰く「メガドライブ」ほどに気に入っていると。これ最後に「華陀」の消息を絶ちます。
華陀の声優
アニメ「銀魂」で華陀の声を担当したのは『伊藤美紀(いとうみき)』です。代表作は、人造人間18号(ドラゴンボールZ)、小笠原祥子(マリア様がみてる)、藤原塔子(夏目友人帳)等です。
海外作品の吹き替えを担当する事もあり、映画「マスク」ではキャメロン・ディアスの声を担当しています。
華陀の名言・名シーン
孔雀姫と呼ばれる『華陀』の数少ない登場シーンから名場面、名セリフをご紹介します。
「パーティーの用意なら出来ている」
アニメ「銀魂」かぶき町四天王篇(第211話~)で、初めこそ華陀の筋書きに従っていた泥水次郎長が、踏ん切りをつけて華陀の首を取る為に攻めてきた時のセリフです。
華陀は自分の配下にある「辰羅族」の者達を潜ませていて、泥水次郎長が攻め入ってきても何食わぬ顔をして対応します。焦る様子の全くない華陀の傲慢さがよくわかるシーンです。
「半か丁か」
アニメ「銀魂」かぶき町四天王篇(第211話~)で、かぶき町を我が物にしようと企んだ華陀ですが、「かぶき町四天王」や「万事屋」等によって阻止されました。
その後、宇宙海賊春雨の艦内にてやせ細り、以前の面影を無くした華陀が言ったセリフです。不気味に笑う華陀が印象的な場面です。
最後は廃人のようになった華陀
かぶき町四天王として君臨している時は、煌びやかな美人だった華陀。全てを見下したような態度がいかにも「悪役」といった感じでしたが、最後は戦いに敗れ廃人のようになってしまいました。独特なキャラクターだったので、心に残っている人も少なくないのではないでしょうか。