痣城剣八は、小説版に登場するオリジナルのキャラです。しかし、剣八という名を継いでいるだけに、本編とは無関係とも言えません。そんな痣城剣八の強さや能力とはどのようなものなのか?気になると思いますので、紹介していきます。
痣城剣八の基本情報
名前 | 痣城剣八(あざしろけんぱち) |
性別 | 男 |
所属 | 十一番隊 |
階級 | 隊長 |
使用する斬魄刀 | 雨露柘榴(うろざくろ) |
卍解 | 雨露柘榴(うろざくろ) |
誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 不明 |
初登場 | 小説版「BLEACH Spirits Are Forever With You」 |
痣城剣八の特徴
小説版に登場
痣城剣八は、小説版「BLEACH Spirits Are Forever With You」に登場しているキャラです。本編では、剣八は代々受け継がれていく、という話があったのですが、その中のひとりということになります。
剣八としては、八代目となり、更木剣八の十一代目から考えると、かなり前です。
名家の出身
痣城剣八の本名は痣城双也で、尸魂界の中でも貴族と呼ばれる痣城家の出身です。そのため、いずれは父親たちと同じように権力を使って生きていくものと思われたのですが、状況が変わります。
財を狙う貴族によって冤罪をかけられたことにより、一族を滅ぼされ、残ったのは双也と姉だけとなりました。
姉が身代わりとなり死亡
冤罪をかけられ、一族が滅ぼされた後、双也と姉は虚と戦わされることになります。処刑人は、虚を倒すことができたら助命することを告げますが、双也は恐怖で動けません。
そんな双也を見た姉は、虚に向かって自らを犠牲にして「双蓮蒼火墜」を爆発。双也を守る形で命を落とすことになりました。
剣八となる
痣城は「剣八」の名を得る為に、刳屋敷剣八に決闘を申し込みます。そして、能力である融合を使用し、刳屋敷の肉体に融合し筋組織や心臓の結合を緩め切断することに成功。
生物に融合したことで、痣城も反動を受けてかなりのダメージを負うことになりますが、ここで剣八の世代交代となったのです。
大罪人となり幽閉されるが脱獄
痣城は、流魂街の住人の魂魄を改造して、虚圏へ侵攻させる計画を立てるのですが、四十六室によって中止させられた上に冤罪を掛けられます。
ひとりでも実行しようと、隊長格含む数百人の死神を打ち倒すのですが、零番隊の出動を受け断念。禁固19500年の刑を言い渡され無間に収監されました。しかし、藍染から瀞霊廷の外で起こった出来事を聞かされたことで、脱獄するのです。
痣城剣八の性格
無感情
痣城は、無駄なことを嫌います。目的のためなら手段を選ばず、効率よく倒すことを考えています。そのため、そこに余計な感情を持ち込むのは、無駄としか思っていません。
先代剣八は、激昂した部下を止める為に始解を使い、叱責して怒号をあげたことで体力を消耗し、生存の可能性を捨てました。それを見た痣城は、矜持による無駄死と侮蔑しています。
使命感を持っている
痣城は、虚を倒すという使命に燃えています。虚のいない世界を作りたいという願いが強く、姉を失ったことが大きく影響しているのでしょう。そんな痣城の働きぶりは、京楽が認めているほどです。
痣城剣八の能力
斬魄刀は「雨露柘榴(うろざくろ)」と言って、擬人化した本体が常に痣城の側をうろついています。卍解の能力は「融合」で、身体を周囲のあらゆる物体に融合させ、それらを霊子単位で操ることができることができるというもの。
生物も操ることができるのですが、強い拒否反応によってダメージを負ってしまうというリスクがあるため、避けています。融合範囲は、瀞霊廷全域と斬魄刀の能力史上でかなりの広範囲と言えるでしょう。
痣城剣八の強さ
痣城剣八の強さは、歴代剣八の中でもかなり抜けた存在と言えます。それは、融合という能力が「BLEACH」の中でも最強に近いからです。
空気と同化して空中から刃を生み出すなど、様々な活用方法があり、融合する対象物は無限にあると言えます。刳屋敷剣八も痣城に負けないほどの能力がありましたが、仲間思いの優しさが弱点となり敗北することに。
冷酷さも持ち合わせている痣城だからこそ、最強の剣八に相応しいでしょう。
痣城剣八の名セリフ・名シーン
痣城剣八は、亡くなった姉と重ねてしまう場面が多く、そんなことをつぶやいているセリフがあるので紹介していきます。
「何故……姉さんと同じ目をしているんだ?」
ドン・観音寺との戦いで、明らかに弱いはずの観音寺が、何度も諦めない姿を見せたことに自分を助けてくれた時の姉の姿に重ねてしまいました。
「なんでお前は 顔だけ無駄に姉さんにそっくりなんだ」
痣城剣八の使用する斬魄刀「雨露柘榴」の擬人化した容姿は姉にそっくりでした。このことを痣城は皮肉と感じながらも、運命だと思っています。
痣城剣八にとって姉の存在が大きすぎた
痣城剣八は、姉を失い、虚のいない世界を作ろうとしました。しかし、その道は険しく、罪人としての汚名を着せられることに。圧倒的な能力を持っていても、味方はおらず、ひとりで戦うことになり、限界も感じました。
そして、極刑を受けることになり無間げ収監されるのですが、そこから脱獄し再度虚の根絶を試みます。しかし、賛同する者が現れず、結局は敵ばかりの状況となり、無間へと戻ることになりました。
最後まで、姉との想いを断ち切ることはできない様子でした。