因幡影狼佐は、アニメのオリジナルキャラです。七席という立場ながらも、かなりの強さを見せた死神であり、あの山本総隊長を追い詰めるほど。
何故そこまでの力があるのか?何を目的としているのか?などを詳しく紹介していきたいと思います。
因幡影狼佐の基本情報
名前 | 因幡影狼佐(いなばかげろうざ) |
性別 | 男 |
所属 | 十二番隊 |
階級 | 第七席 |
使用する斬魄刀 | 來空(らいくう) |
卍解 | 無し |
誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 古川登志夫 |
初登場 | 第323話「護れ一護! 望実の決意!」 |
因幡影狼佐の特徴
アニメにしか登場しない
因幡は、アニメの「護廷十三隊侵軍篇」に登場するオリジナルのキャラです。護廷十三隊十二番隊第七席及び技術開発局断界研究科課長という、長過ぎる肩書を持つ人物でもあります。
由嶌欧許によって造られた改造魂魄
因幡は、改造魂魄の開発者である由嶌欧許に造られた改造魂魄です。由嶌の精神をふたつに分けた内の片割れで、由嶌の精神と復讐心を義魂丸に移植した後に、霊子で作られた霊骸となっています。
そのため、由嶌の記憶をしっかりと受け継いでいるのです。
尸魂界を破壊することが目的
因幡は由嶌でもあるので、過去に自分を認めず、孤独に追い込んだ尸魂界が憎くて仕方がありません。そのため、尸魂界を破壊することが目的となっているのです。
これは、体が脆弱だったことから、他人に劣等感を抱き、仲間という存在を否定し、孤独こそが強さの証という概念を持ったからでもあります。そして、復讐を果たすためには、片割れの九条望実が必要なので、狙うことに。
山本総隊長を倒す?
因幡は、隊長格をコピーした霊骸軍団を作り上げました。そして、それを投入することで、山本総隊長もかなり苦戦することに。京楽、浮竹、卯ノ花の隊長格3人の霊骸と交戦したことにより、体力を大幅に消耗。
その後すぐに因幡と戦うことになるのですが、山本は実力を半分も出せずに敗れることになりました。七席の人物が弱っているとはいえ、総隊長を倒してしまうなど、前代未聞で、後にも先にもここでしかありません。
一護に敗れる
因幡は、望実と融合することで、由嶌の姿に戻って、一護やチャド、石田、恋次、織姫と戦うことに。一護も苦戦を強いられることになりますが、仲間と連携することで、逆手持ち零距離月牙天衝を放つことに成功。
それによって、由嶌は負傷し、そこから内側から望実に抵抗され、霊骸にも邪魔されることで諦めます。そして、自分が間違っていたことを認めて、そのまま消滅してしまいました。
因幡影狼佐の性格
自分が一番
普段は、低姿勢を装っているのですが、実は自分が一番優れた人間だと思っています。そのため、涅マユリを尊敬しているように見せて、能力は自分が上と豪語する場面もありました。
しかし、これは優秀すぎるからこそ、このような性格になってしまい、無能という訳ではありません。
因幡影狼佐の能力
斬魄刀の「來空」は、解放すると、杖の姿から薙刀の形に変化します。能力ですが、右回転させることで空間を切り取ってコピー、左回転させることでその空間を自由に復元して操る能力となっているのです。
まるで、パソコンのコピペのようですね。そのため、あらゆる斬魄刀の能力を打ち消してしまう力があるので、総隊長の山本の流刃若火、日番谷冬獅郎の氷輪丸、更木剣八の斬撃の全てを無効化させていました。
便利な反面、霊圧を消耗する量が激しい為、すぐにバテてしまうという弱点があります。
因幡影狼佐の声優は古川登志夫さん
因幡影狼佐の声優を担当するのは、古川登志夫さんです。
因幡の他にも「機動警察パトレイバー」の篠原遊馬、「ONE PIECE」のポートガス・D・エース、「機動戦士ガンダム」のカイ・シデン、「うる星やつら」の諸星あたる、「ドラゴンボール」のピッコロなども担当しています。
因幡影狼佐の名セリフ・名シーン
因幡は、由嶌欧許の分身として、孤独に生きて誰も信用しなかったからこそ、他者を圧倒する力を手に入れました。そんな因幡の名シーンがあるので紹介していきます。
山本総隊長を圧倒!
護廷十三隊のトップでもあり、斬魄刀の能力としてはかなりずば抜けているのが山本元柳斎重國です。そんな山本の持つ能力をかき消してしまうシーンは圧巻。因幡の斬魄刀の能力の凄さを、周りの人物にも知らしめることになりました。
過ちを認めて消滅
由嶌欧許の姿に戻り、一護に敗れたことで、全ての目論見が潰えてしまいます。そして、自分の考えが間違っていることを素直に認めました。
永きに渡る復讐劇が終わりを告げたことにより、自らの業から解放されるかのように安らかに消え去ったのです。
因幡影狼佐は最強の分身だった!
因幡影狼佐は、由嶌欧許の分身のような存在で、尸魂界に復讐をしようとしていました。そして、斬魄刀の強力な能力から、隊長たちを次々に圧倒していったのです。
最終的には、由嶌に戻ることで、存在自体が消えてしまうことになりましたが、分身としては、かなりの実力の持ち主だったので、味方なら相当心強い死神だったと言えるでしょう。