朽木緋真は朽木白哉の妻ですが、ほんの僅かの登場しかありません。そのため、どのような人物なのかもよく分からないです。そんな緋真について、朽木ルキアや白哉の関係から分析して紹介していきたいと思います。
朽木緋真の基本情報
名前 | 朽木緋真(くちきひさな) |
性別 | 女 |
所属 | 無し |
階級 | 無し |
使用する斬魄刀 | 無し |
卍解 | 無し |
誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 折笠富美子 |
初登場 | 第179話「コンフィッション・イン・ザ・トワイライト」 |
朽木緋真の特徴
朽木白哉の妻
緋真は、元々流魂街出身の貧しい庶民でした。しかし、朽木白哉の目に留まり、ふたりは結婚することになります。白哉は尸魂界の中でも貴族と呼ばれるほどの名家の出身です。
そのため、反対もされたのですがそれを押し切る形でふたりは一緒になりました。詳しい出逢いなどの描写はされていませんが、結婚後にふたりで過ごす姿は描かれています。
幸せそうなふたりで、白哉の表情はとても穏やかでした。子どもは残念ながら授からなかったようです。
朽木ルキアの姉
緋真はルキアの姉でもあります。容姿はほとんど一緒ですが、ルキアが赤ん坊の頃に離れ離れになっています。そのため、ルキアの記憶には緋真のことは皆無という状態です。
緋真は、離れ離れになったルキアのことが唯一の気がかりだったため、白哉に頼んで探してもらうように話していました。そして、緋真の亡き後に白哉はルキアを見つけると養女として朽木家に向かい入れることになります。
この行為も、貴族としてあり得ないことだったので、家柄を傷つけることになりました。
最後は病死
緋真は病を患って死ぬことになります。元々病弱だったのか、突然病気になったのかは分かりません。しかし、ルキアのように護廷十三隊に入るほどの気力や活力は無さそうなので、元々病弱だった説が強いと思われます。
白哉に最後は看取られる形となり、静かに息を引き取りました。
朽木緋真の性格
穏やかでやさしい
緋真は妹のルキアとは違い、明るく元気で何でも口にするようなタイプではありません。おしとやかで、やさしくその場を見守るような雰囲気の持ち主です。
そのため、白哉のためにも一歩下がって尽くすような感じだったことが分かります。口調もやさしく丁寧ですし、おしゃべりでもありません。
朽木緋真と朽木白哉の関係
相思相愛の夫婦
緋真と白哉の関係ですが、相思相愛の良い夫婦と言えるでしょう。あの気難しい白哉が緋真のためなら、家柄に傷が付こうとも、約束を守るほどです。
流魂街出身のルキアを養女に迎えるということは、貴族にとっても大きな傷がつきます。それを亡き妻の願いならば、と流魂街のどこにいるかも分からないルキアを探して、家に招き入れているのです。
朽木家にとって、ルキアと同じ流魂街出身の緋真を妻にする時点で、傷が付いています。そして、恥の上塗りを覚悟で、ルキアまでも家族としたのです。この心持は、いかに緋真を愛しているかが分かります。
緋真が亡き後の白哉
緋真が亡き後にルキアを朽木家に招き入れたことで、白哉は二度と朽木家の家訓を破らないと決めました。そのため、ルキアが重罪を犯して処刑されると決まっても、家督を守るために静観することにします。
しかし、ルキアを救出しにきた一護との戦いによって、ルキアを守ることが緋真との約束を果たすことだと気づき、考えを改めます。そこからの白哉とルキアの関係は、かなり良好となりました。
朽木緋真と朽木ルキアの関係
ルキアとは離れ離れ
幼い頃にルキアと緋真は離れ離れになります。しかし、ここで勘違いしてしまうかもしれませんが、引き裂かれた訳ではなく、緋真が貧しさのあまりに赤ん坊だったルキアを置き去りにしたのです。
そのため、緋真にとってはずっと罪悪感を感じていたことでしょう。朽木家の妻となったことで、自分だけが幸せになっていいものか?という葛藤があったはずです。
そして、ルキアのことが心配になり、白哉に頼むことになります。
緋真が亡き後のルキア
ルキアが緋真のことを覚えているのか?ということになりますが、作中にはそのような描写は出てきません。それもそのはずで、ルキアは赤ん坊だったので、緋真のことを覚えていませんし、朽木家に養女として入った時には緋真は亡くなっていました。
そのため出逢うことがないふたりとなったのです。しかし白哉にとって、ふたりがかけがえのない人物になったこは間違いないです。ルキアのことは何が何でも守り抜く!という意志が戦闘の中でも感じられました。
朽木緋真の声優は折笠富美子さん
朽木緋真の声優を担当するのは、折笠富美子さんです。
緋真の他にも「スイートプリキュア♪」の南野奏、
「黒魔女さんが通る」の黒鳥千代子、「最終兵器彼女」のちせ、「電脳コイル」の小此木優子、「西の善き魔女」のフィリエル・ディー、「フィギュア17つばさ&ヒカル」の椎名ヒカル、「スクラップドプリンセス」のパシフィカ・カスール、「リストランテ・パラディーゾ」のニコレッタなども担当しています。
朽木緋真の名セリフ・名シーン
緋真には、ルキアにはない多くを語らないからこそ、ぐっとくるような名セリフがあるので紹介していきます。
「緋真は夢のようでございました」
たった五年間の夫婦だったけど、思い残すことがないほどの幸せだったことを緋真は話します。この言葉に緋真の全てが詰まっていると思えます。
「あの子には白哉様を兄と呼ばせてやって頂きたいのです」
ルキアを捨ててしまった罪悪感から、最期の願いとして白哉にルキアを養女として迎えてほしいと話します。せめてもの償いをしたい、という思いだったのかもしれません。
朽木緋真は白哉の生きがいだった!
朽木緋真は、流魂街出身者にも関わらず、貴族である白哉の目に留まった女性です。そこまで白哉は緋真のことを愛していたからこそ、家柄を傷つけることになっても一緒になりました。
緋真は病の末に亡くなりますが、その忘れ形見のような存在がルキアです。そこから白哉はルキアと緋真を重ねる部分も多く、気持ち的に救われることも何度もありました。
白哉にとって緋真は、亡き後も白哉の人生に大きな影響を与えてくれた人物と言えるでしょう。