【BLEACH】 京楽春水がかっこいい！卍解や声優、解号の秘密も解説！

ジャンプの人気漫画「BLEACH」には魅力的なおじさんキャラクターが沢山登場します。その中でも、大人の色気がある死神、京楽春水をご存じでしょうか?こんかいは京楽春水について解説していきます。

京楽春水の基本情報

京楽春水の特徴

京楽春水は千年血戦編までは護廷十三隊八番隊隊長を務めていた男性死神です。隊長羽織の上に女物の派手な着物を羽織り、無精ひげを生やし髪には高級品の簪を身に着けています。さらに、女物の長い帯を袴の帯に使い、足袋を履かないなど特徴的な格好をしたナイスミドルです。

上級貴族・京楽家の次男坊でフルネームは「京楽 次郎 総蔵佐 春水」。趣味は飲み屋巡り、特技は昼寝、好きなものは酒まんじゅう・酒・女。極度の女好きであり、度々八番隊副隊長の伊勢七緒にセクハラを仕掛けていますが、ほぼあしらわれています。

十三番隊隊長の浮竹十四郎とは真央霊術院生時代からの付き合いで、共に霊術院出身として初めて隊長に就任しています。総隊長である山本元柳斎は真央霊術院生時代の先生でもあります。

初登場では尸魂界編ではチャドと交戦し、チャドを最初の一太刀で倒し「チャドの霊圧が消えた?」の代位都合になっています。

千年血戦編中盤以降は、亡き山本元柳斎の後任として護廷十三隊総隊長に就任しています。また、直前の戦いで右目を失っており眼帯を装着しています。

京楽春水の性格

飄々とした性格で、立ち振る舞いは軽薄。仕事や争いごとを嫌い、女好きも合わさって一見隊長としての品格を疑われそうですが、実際は誰よりも思慮深く、慎重な男です。山本元柳斎には「誰よりも思慮深く、真実を見通す力に長ける」と評され、いざという時になると冷静で的確な判断を下します。

戦闘においても非常にシビアで、不意打ちをも厭わない戦い方をしたり、合理性を重視し非常な方策を取る事ありました。

京楽春水の斬魄刀

始解「花天狂骨」　解号「花風紊れて花神啼き　天風紊れて天魔嗤う」

花天狂骨は刀と脇差の二刀一対の珍しい斬魄刀です。解放時は、左右で長さの違う青龍刀の様な形に変化します。刀と脇差にはそれぞれ化身が存在し、刀の方が花天(お花)で花魁の様な姿の大人の女性、脇差の方が狂骨(お狂)でくのいちの様な格好の幼い少女の姿をしています。

その能力は「子供の遊びを現実にすること」で、花天狂骨の霊圧内にる者全てがが花天狂骨の定めた「遊び」のルールに従わされます。相手を強制的に「遊び」巻き込める能力ですが、「遊び」を決めるのは花天狂骨であり、京楽は関与できません。

技「不精独楽(ぶしょうごま)」

刀から竜巻状の風を相手に飛ばす能力。風は相手にまとわりつきその場に拘束します。

技「嶄鬼(たかおに)」

相手より高い位置にいる者が有利になるルール。

技「影鬼(かげおに)」

相手の影を踏むと勝ち、となるルール。勝者は相手の陰に潜んだり、影から斬魄刀の刃を発生させ攻撃することができます。

技「艶鬼(いろおに)」

相手と交互に色を口にし、その色を着ている場所を攻撃できる、というルール。指定された色以外の場所は攻撃してもダメージはほとんど無くなります。

技「だるまさんがころんだ」

鬼が目かくしして掛け声とともに振り返り、動いた人を捕まえる、というルール。参加者は鬼に見られる前に鬼に触れば勝ちとなり、鬼の放った霊圧の軌道上を最短距離を移動できるようになります。鬼は参加者に触れられる前に参加者を見つける事ができれば勝ちとなります。

技「影送り」

相手に自身の影を見せることで、残像をのこして瞬時に移動する技です。一瞬でも怪我の端を目にすると能力にかかります。また、霊圧が高い相手ほど残像も強く残り、惑わしやすくなります。

技「指斬り」

互いに嘘がつけなくなるルールです。嘘を重ねるたびに当事者にペナルティが課され、一度目で指が動かなくなり、二度目で全身が拳骨で砕かれたように麻痺し、三度目で臓腑を内部から針で刺されたような激痛に見舞われます。この技は花天が京楽以外と指斬りを嫌がるためめったに使用できないようです。

京楽春水の卍解

卍解「花天狂骨枯松心中(かてんきょうこつからまつしんじゅう)」

浮竹曰く、「人目につく場所で使うものではない」卍解。発動すると敵味方関係なく巻き込んでしまうため、本人も極力使用しないようにしているようです。また、発動すれば遠く離れた者でも強い寒気を覚え、周りが薄暗くなったように感じるような霊圧を放ちます。

斬魄刀の形状は変わらず能力が強化されるタイプの卍解で、自分を女、相手を男にみたてた心中物語を展開していきます。この能力は物理的な攻撃が無効化される敵にも有効です。

演目「一段目・躊躇疵分合「ためらいきずのわかちあい」

敵が京楽の身体につけた傷が、無条件に相手の身体に浮かび上がります。ただし、この傷で敵が死ぬ事はありません。

演目「二段目・慚傀の褥(ざんきのしとね)」

互いの霊力が尽きるまで、無尽蔵に湧き上がる水に溺れます。どれほど藻掻いても、水面は永遠に遠くなり抜け出すことは叶いません。

演目「〆の段・糸切鋏血染喉笛(いときりばさみちぞめののどぶえ)」

京楽の指から細い糸のようなものが敵の身体に纏わりつき、京楽が指を引くとその糸が敵の喉元を切り裂きます。

京楽春水の人間関係

浮竹十四郎

護廷十三隊十三番隊の隊長を務める死神。真央霊術院時代からの付き合いで、共に初の真央霊術院出身の隊長。原作でも共に行動している事が多いです。

山本元柳斎

護廷十三隊総隊長を務める死神。京楽が真央霊術院生時代の先生でもあり、京楽は山本元柳斎の事を「山じい」と呼び慕っています。山本元柳斎が戦死した時は、いつも余裕を崩さない京楽が取り乱しました。山本元柳斎重の死後は、総隊長の座を引き継ぎました。

伊勢七緒

護廷十三隊八番隊副隊長を務める女性の死神。度々京楽のセクハラにあっている苦労人だが、京楽の事を慕っている。とある事情から京楽は110年前から七緒の事を知っており、彼女の斬魄刀とも関りがあります。

京楽春水の声優

京楽春水の声を担当されているのは、マウスプロモーションに所属されている大塚明夫さんです。

京楽春水の他には、ゲゲゲの鬼太郎のぬらりひょん、ハンターハンターのウボォーキン、ワンピースのマーシャル・D・ティーチの声を担当されています。

京楽春水の斬魄刀の秘密

「花天狂骨」の内、「狂骨」の方は初めから存在していたわけではありませんでした。実は、伊勢七緒の一族に橙継承されている「神剣・八鏡剣」を隠すために「花天」から生み出された存在です。「神剣・八鏡剣」は代々伊勢家が継承していましたが、「伊勢家に入った男性たちは伊勢家の呪いで早世する」という話があり、それが八鏡剣のせいだと考えた七緒の母親が娘を呪いから逃がすために春水に剣を隠す様に頼んだのです。

京楽春水のその後

千年血戦後も引き続き総隊長を務めており、一番隊副隊長になった七緒と共に尸魂界復興のため尽力しています。

京楽春水の名シーン・名セリフ

続いて、享楽春水の名シーン名台詞についてご紹介していきます。

「戦争なんて始めた瞬間どっちも悪だよ」

No.1十刃コヨーテ・スタークを撃破した直後の台詞です。直前まで戦っていた羅武・ローズがやられそうになっていた所を影鬼による不意打ちでスタークを倒した形であり、その行為を羅武が批判したが上記の台詞を京楽は返しました。このセリフから、戦いにおける京楽のシビアな考え方が伺えます。

「悪を倒すのに悪を利用することを、ボクは悪だとは思わないね」

千年血戦編にて、ユーハバッハを倒すために藍染惣右助を利用することを護廷十三隊の隊員たちに話した時の台詞です。仲間たちから批判の声が上がりますが、京楽は「面子では世界は守れない」と一蹴します。京楽の何処までも戦いにシビアで合理主義な考え方が現れた台詞であり、結果的にユーハバッハ討伐に繋がりました。

「護廷十三隊総隊長、京楽春水だよ」

京楽が護廷十三隊総隊長として戦場に立ち、滅却師リジェ・バロに名乗ったシーンです。山本元柳斎の跡を継いだその覚悟が、静かな口調の中ににじみ出ています。

京楽春水は作中最も合理的かつシビアに戦った死神

一見軽薄な印象を受ける京楽春水。しかし、その実態は誰よりも合理的で非情にも見える決断を下せる人物です。流儀を重んじるキャラクターが多いBLEACHのなかだからこそ京楽の強さに魅かれる読者も多いのではないでしょうか?