大人気漫画「BLEACH」にて護廷十三隊の九番隊隊長でありながら愛染惣右介らの裏切りによって虚化させられ護廷十三隊を立ち去り、仮面の軍勢(ヴァイザード)の一員となった六車拳西とは一体どのような人物なのでしょうか?
護廷十三隊と仮面の軍勢という二つの組織に属していた異色の経歴を持つ拳西ですが、改めて彼の人物像や人間関係、戦闘能力についてご紹介したいと思います。
六車拳西の基本情報
名前 | 六車拳西 |
性別 | 男 |
所属 | 護廷十三隊九番隊→仮面の軍勢→護廷十三隊九番隊 |
階級 | 隊長 |
使用する斬魄刀 | 断地風 |
卍解 | 鐡拳断風 |
誕生日 | 7月30日 |
身長/体重 | 179㎝/75㎏ |
声優 | 杉田智和 |
初登場 | 破面篇 |
六車拳西の人物像
拳西の外見の特徴として挙げられるのが銀色の短髪と鍛え上げられた筋肉と胸に彫ってある「六」車「九」番隊を表す69という刺青です。真冬でもタンクトップ着用で九番隊隊長時代も死覇装の羽織は袖のないタイプで肩を露出していました。冗談が通じない性格かつ短期で気性が荒っぽいため、織姫が仮面の軍勢のアジトに現れた際はその天然っぷりにかなりイライラしていたことが印象的です。
織姫と同じで天然の白とはケンカが絶えないですが、空座町の決戦で白がワンダーワイスによって戦闘不能にされた際は真っ先に駆けつけ、怒りをあらわにしているシーンから仲間思いな一面もあります。
六車拳西の過去
拳西は本編のストーリー開始から101年前に魂魄消失事件の調査中に当時子どもだった檜佐木修兵を助けており、それが由来で修兵の顔にも拳西と同じ69の刺青が彫ってあります。つまりこの69の数字は修兵の拳西に対する憧れの証であり、護廷十三隊九番隊に入隊したきっかけでもあります。
しかし、修兵を助けてしばらく経った後、流魂街での野営中に急襲を受けてしまいます。部下を護るために天幕の外に出るも、敵の正体はその部下である東仙要であったため、背後から斬魄刀で胴を貫かれ敗北してしまいます。その後、白とともに藍染達から虚化の処置を施され、理性を失い、虚と化してしまい、応援にやってきた平子真子達に襲い掛かり、平子達も虚となりました。
駆けつけた浦原喜助と握菱鉄歳の救援により藍染達から始末されることは免れたものの、四十六室の判決により虚として処分されることが決定し、それを良しとしなかった浦原や四楓院夜一の手引きによって現世へ逃れ隠れ棲むことになりました。
六車拳西の戦闘能力
拳西の斬魄刀の名前は「断地風」解号は「吹っ飛ばせ。」です。通常時は一般的な日本刀の形状をしており、この状態では他の死神の斬魄刀と同じく、特殊な能力は持っていません。始解すると形状がコンバットナイフ状に変化します。
一見、封印時に比べてリーチがかなり縮んでしまったようにも見えますが、その能力は「太刀筋を炸裂させる」というものであり、遠距離からでも風の糸を飛ばし切った太刀筋を炸裂させることができるため、リーチは大幅に伸びています。
彼が使用する主な技として両手で霊圧を貯めて球状にして相手を突き、爆発させる「爆弾突き」や虚化時に相手を何回も殴り爆発させる「サンドバッグ・ビート」という技があります。
卍解の名前は「鐵拳断風」といい、解放とともに握り懐剣状に変化し、両腕が羽衣のような走行に覆われます。刀身は2つの大きなナックルダスター状の刃物となります。この2つの刃は任意でさらに2段階の変形が可能となり能力としては始解の「炸裂」の能力を拳で相手に触れている間無尽蔵に叩き込み続ける能力となります。
破面篇でのワンダーワイスではその戦闘が描写されず詳細が不明でしたが、再び九番隊隊長に復帰した千年血戦篇で使用された際には、最初に拳が敵に触れた瞬間に拳西と敵の周囲の地形が大きく弾け飛ぶという強大な威力を見せつけました。
六車拳西と仮面の軍勢
拳西が属していた仮面の軍勢はメンバー全員が元死神で愛染らによって虚化させられたという、境遇であるため仲間意識が強く、お互いを基本的に呼び捨てかあだ名で呼び合うほど仲が良いです。
特に、白とは九番隊の時の隊長、副隊長の関係でメンバーの中で一番絡みが多いです。ケンカが絶えない印象ですが白も拳西対して接しやすいが故に遠慮がなく、喧嘩するほど仲が良い関係性であると伺えます。
六車拳西の声優
拳西の担当声優は杉田智和さんです。埼玉県出身の方で事務所は自信が代表取締役を務める「AGRS」に所属しています。代表作は「涼宮ハルヒの憂鬱」の主人公キョン約や「銀魂」の主人公「坂田銀時」など様々なアニメやゲームに出演されている人気男性声優さんです。
六車拳西の名言・名シーン
ここでは拳西の名言・名シーンを紹介したいと思います。
「生きてんだ!嬉しいだろ!笑え!」
この名言は上記でも解説しましたが、幼少期の修兵を助けた時に言い放った言葉です。語気は荒っぽいですが、その言葉の中に弱きものを救うという彼の男らしさや護廷十三隊の矜持を伺える名場面といえるでしょう。
気性は荒くても根は優しい!六車拳西
冗談が通じず、短気で怒りやすい性格の拳西ですが、隊長として部下を引っ張て行く姿や白を真っ先に助けに行く描写から根が優しく仲間思いな人物であると伺えます。
同じ護廷十三隊だった愛染や部下の東仙に裏切られ、虚化させられたことが原因で一度は護廷十三隊を去った彼ですが再び隊長として活躍するなど、優しさに加え実力も兼ね備えている人物であると思います。