人気漫画【BLEACH】には魅力的な敵キャラクターも多く登場します。特に、破面の中でも特に戦闘能力に優れた十刃たちは魅力的な人物が多いです。今回はそんな十刃の一人、No.7十刃、ゾマリ・ルルーについて解説します。
ゾマリ・ルルーの基本情報
名前 | ゾマリ・ルルー |
性別 | 男 |
種族 | 破面 |
階級 | No.7十刃(セプティマ・エスパーダ) |
司る死の形 | 陶酔 |
帰刃 | 呪眼僧伽(ブルへリア) |
誕生日 | 10月13日 |
身長/体重 | 196㎝/100㎏ |
声優 | 楠大典 |
初登場 | 28巻 |
ゾマリ・ルルーの特徴
ゾマリ・ルルーは破面の中でも、特に戦闘能力が高い十刃に所属している男性の破面です。階級はNo.7、司る死の形は「陶酔」。黒人風の大柄な男性で、坊主頭にとげのような仮面の名残が頭頂部にあります。虚の特徴である穴は右乳首にあり、首には牙を連ねたような首飾り、耳には仮面が変化した髑髏のピアスをしています。
ゾマリ・ルルーの性格
冷静沈着な性格で、厳格な雰囲気を醸し出しています。一人称は「私」。言葉使いは丁寧で、自分と同格の相手には敬意を払います。また、「首を落とさない限りは死を確認すべはない」と慎重な様子や、人質を取る事を厭わないなど、勝利に対して慎重かつ手段を選びません。司る死の形のイメージ通り、藍染惣右助に心酔しており忠誠心は全十刃の中でもトップクラスです。
ゾマリ・ルルーの能力
響転(ソニード)
破面の高速移動術です。ゾマリの固有能力ではありませんが、彼は自身の響転を「十刃最速」と自称しています。
双児響転(へメロス・ソニード)
響転に独自のステップを加える事で、自分の分身を作り出す技です。最大で5体まで分身を作れます。ゾマリはこの技を「手品の類お遊び」と称しています。
ゾマリ・ルルー帰刃
帰刃「呪眼僧伽(ブルへリア)」 解号「鎮まれ」
自身の胸の前に刀を浮かべ合掌し、首を横に90度曲げた状態で帰刃します。解放すると、刀がひし形に折れまがり白い液体があふれ出てゾマリを包み込みます。解放した姿は、上半身が白いスーツのようなものに包まれ、肩・胸。腕に複数の目玉が出現します。下半身は複数の人面を持つピンク色のカボチャの様に変化します。移動はあまり得意ではなさそうな身体ですが、アニメでは響転を問題なく使用しています。
能力「愛(アモール)」
ゾマリの目が見つめた者の支配権を奪う能力。支配権を奪われたものには太陽の様な模様が浮かび上がり、ゾマリの意のままに操られます。支配できる場所は一つの目につき脚や腕など身体の一か所のみ操れるが、頭部を支配した場合は全身を操れます。帰刃したゾマリの目玉は50個以上あり、使用した目玉は黒く染まります。白哉の分析によると鬼道に近い性質らしく、縛道の八十一「断空」にて防御可能でした。
ゾマリ・ルルーの最期
ゾマリは虚圏にて、No.9十刃アーロニーロとの戦闘で重症を負った朽木ルキアのまえに現れます。ルキアにとどめを刺そうとしますが、救援に来た朽木白哉に阻まれ戦闘になります。帰刃し、ルキアの頭に「愛」を使用して操り人質にしました。しかし、その戦い方が白哉の怒りを買い、千本桜刃を受けます。目の数よりはるかに多い千本桜の花弁の前になすすべなく切り伏せられ、最期は「藍染様万歳」と叫びながら消滅しました。
ゾマリ・ルルーの人間関係
藍染惣右助
尸魂界を裏切り、十刃を含む破面たちを率いている死神。ゾマリの藍染に対する忠誠心は十刃の中でもトップクラスで、死に際に「藍染様万歳」と叫ぶほどです。
朽木白哉
虚圏にてゾマリと戦った死神。護廷十三隊六番隊隊長を務めています。朽木ルキアの義兄であり、彼女を不器用ながら大切にしており、ゾマリが彼女を人質に取ったことで白哉の怒りを買いました。ゾマリの能力に対し、白哉の卍解「千本桜景義」は相性が悪く、ゾマリは太刀打ちできませんでした。
ゾマリ・ルルーの声優
ゾマリ・ルルーの声を担当されているのは、アミュレートに所属されている楠大典さんです。
ゾマリ・ルルーの他に。ワンピースのウルージ、ドラゴンボール改のネイル、デニスの王子様の真田弦一郎の声を担当されています。
ゾマリ・ルルーの名シーン・名台詞
続いて、ゾマリ・ルルーの名シーン名台詞についてご紹介していきます。
「私はこの力を「愛」と呼んでいます」
ゾマリが帰刃し、能力を見せつけた時の台詞です。「藍」により、白哉の右足・左手の支配権を奪いますが、白哉がそれぞれの腱を切って無力化させます。次に、ルキアの頭に「愛」を使用し全身の支配権を奪い人質にしました。この行動が、白哉の怒りを買うことになります。
「あいぜんさま、ばんざあああああああああい!!!」
白哉の千本桜により切り伏せられ、もはや敗北しかないと悟ったのかゾマリは狂ったように叫びだします。最後に見せたその狂気的な姿は、まさしく「陶酔」の死の形を司る十刃であることをかんじさせました。
ゾマリ・ルルーは愛染に陶酔し散った十刃
ゾマリが果たして本当に最速の十刃なのかは議論されています。原作では言及されていませんが、特殊な帰刃を持つ十刃や、No.0十刃の存在もあり、自称であった可能性も否めません。しかし、藍染や自身の能力に陶酔するその姿は、司る死の形に忠実であり彼の魅力と言えるのではないでしょうか?