Dr.コーチン(ドクターコーチン)とは、ドラゴンボールの映画『劇場版ドラゴンボールZこの世で一番強いヤツ』に悟空たちの敵として登場するキャラクターのひとりです。
ドラゴンボールとしては初期の映画であり、知名度もそこまで高くないので、ドラゴンボール好きでも詳しくは知らないという人も多いでしょう。
ここではそんなドクターコーチンの性格や技の種類、印象深いシーンなどについて紹介していきます。
ドクターコーチンの基本情報
まずはドクターコーチンの人物像について紹介していきます。
名前 | Dr.コーチン(ドクターコーチン) |
性別 | 男 |
所属 | 不明 |
種族 | 地球人 |
戦闘力 | 8(推測) |
必殺技 | 杖によるエネルギー攻撃、左手から出るガトリング銃 |
年齢/誕生日 | 不明 / 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 矢田耕司 |
初登場 | 『劇場版ドラゴンボールZこの世で一番強いヤツ』 |
ドクターコーチンの特徴
見た目は後頭部が剥げており、耳の後ろから襟足にかけて水色の髪の毛が生えています。肌はやや黒がかっており、顔にはいくつかシミも見えることから非常に歳を重ねていると思われる風貌をしていると言えますが、実際には体は機械を使って改造されており、年齢は不明となっています。
研究者としてDr.ウイローと一緒に自らの頭脳と力で世界を征服しようと企み研究を進めていましたが、50年前に起こった異常気象によって研究所ごと氷の下に埋もれて出られなくなってしまいました。
Dr.コーチンは何とか生き残ることができましたが、世界征服の野望を捨てなかったコーチンは、Dr.ウイローの脳を保護してドラゴンボールによって彼を復活させることに成功しました。しかしDr.ウイローを完全復活させるためには生きた人間の肉体が必要で、この世で最も強い人間の肉体を得るために、悟空に戦いを仕掛けていきます。
ドクターコーチンの性格
Dr.コーチンの性格は非常に冷酷であり、世界征服をするためには手段を選ばないといった印象を受けます。ブルマを誘拐したり、悟飯に容赦なく攻撃する様子からも、女性や子どもに関係なく自分のエゴを満たすために生きているということがわかります。
傲慢で自己顕示欲が強いことも特徴として挙げられ、悟飯が潜在能力を覚醒させるシーンでは、Dr.ウイローが止めているのにもかかわらず悟飯を罵倒し続け、結果的に自らに被害を及ぼしてしまいます。
ドクターコーチンの必殺技
Dr.コーチンにはこれといった必殺技は登場しませんが、頭が非常に良く、頭脳を用いて自らが開発した機械を活用して攻撃をするのが基本のスタイルです。
主として挙げられる攻撃手段は、ひとつに杖を使った攻撃が挙げられます。この杖はただの杖ではなく、持ち手の部分を開くことでエネルギー弾の発射口が出現し、そこから強力な光線を発射して攻撃をすることができます。作中では覚醒した孫悟飯によって簡単にはじき返されてしまいますが、一般的な人間がもろに受けたら大きなダメージを受けることは間違いありません。
別の攻撃手段としては左手のガトリング銃が挙げられます。通常は普通の人間の手の形をしている左手ですが、銃の形に変形させることができ、高速の連射発砲が可能となっております。
その他には直接的な攻撃ではありませんが、自らが開発した洗脳装置を用いて敵を自分の味方につけたり、バイオの力を使って人工の兵士を作ったりして敵と戦います。
ドクターコーチンの声優
Dr.コーチンの声優は矢田耕司さんが担当しており、矢田さんは他にも『ONE PIECE』のゼフや、『聖闘士星矢』の老師などの声も担当しています。
声は低めですが、温かみがあります。この作品では矢田さんの声優としてのスキルの高さで見事に悪役としての声色を表現しています。
ドクターコーチンの名シーン、名セリフ
登場するのは一本の映画のみとなっておりますが、映画では主要人物として後半まで登場するキャラクターですのでいくつかの印象的なシーンが存在します。
ここではそんなDr.コーチンの名シーンを2つ紹介します。
孫悟飯を挑発するシーン
物語の終盤で、Dr.コーチンは孫悟飯を挑発して怒らせてしまいます。悟飯の潜在能力に気づくことができなかったコーチンは、Dr.ウイローの言葉に耳を貸さず、悟飯を罵倒し続けます。結果としてそれがウイローたちを敗北へと導いてしまったので、コーチンにとっては後悔が残る場面ではありますが、物語を通して重要なシーンの一つであると言えるでしょう。
ブルマの発言に洒落を聞かせて突っ込むシーン
上記でも述べたとおりDr.コーチンは冷酷で残虐な性格が特徴的ですが、物語序盤でブルマを誘拐した後のシーンで、ブルマの発言に対し、「座布団はやらんぞ!」といって返答しました。
このシーンから、Dr.コーチンは冷淡なだけではなくユーモアも若干兼ね備えている様子が垣間見え、印象に深く残る場面であったと言えます。
頭脳と科学の力で戦うドクターコーチン
以上がDr.コーチンの特徴や名シーンの紹介でした。この記事を読んでいただければ、今までDr.コーチンのことを何も知らなかった人でも、どういった人物であったか理解することができると思います。
Dr.コーチン自身は高い戦闘能力は備えておりませんが、その類まれな頭脳とそれによって生み出される科学の力によって悟空たちを最後まで苦しめました。
もしこの記事を読んでDr.コーチンについて興味を持っていただけたなら、実際に劇場版を見ていただければより詳しく彼について理解することができますので、是非試してみてください。