【ドラゴンボール】ピッコロ大魔王は卵で仲間を増やす？！強さも解説！

ピッコロ大魔王は、ドラゴンボールにおける初期シリーズの最後の敵として登場したキャラクターです。それまでの敵とは比べ物にならないほどの強さで悟空を最後まで苦しめました。

後のシリーズでは悟空の味方としても活躍するピッコロですが、ここでは悪役としての「ピッコロ大魔王」について詳しく紹介していきます。

ピッコロ大魔王の基本情報

ピッコロ大魔王の特徴

作中では魔族を率いて世界を征服しようとするピッコロ大魔王ですが、見た目から確認できるように実際にはナメック星人であることが分かっています。大昔、地球の神になるべくやってきたナメック星人の悪の要素だけが分離したものがピッコロ大魔王です。

身長が250㎝、体重が200㎏と非常に大きな体つきをしており、さらに体を大きくできる巨大化の能力も持っています。初登場時はだいぶ年をとっていましたが、ドラゴンボールによって若返り、さらなる力を手に入れます。

口から卵を産む能力も特徴的であり、作中ではタンバリンやシンバルをはじめとする様々な強力な仲間を生み出し、悟空の仲間たちを殺してしまいました。

最終的には全員が悟空によって倒されてしまいますが、初期シリーズのドラゴンボールでは最も強い敵キャラクターであると言えるでしょう。

ピッコロ大魔王の性格

ピッコロ大魔王は一貫した悪の心を持っており、目的のためならどんな相手にも容赦をしません。それまでは作中でキャラクターが死んでしまうシーンは描かれていませんでしたが、ピッコロ大魔王が登場して初めて死者が出てしまい、クリリンや餃子たちもその餌食となってしまいました。

やや強引で強気な性格も持っており、卵を産むことで寿命を縮めてしまうことを理解していながらもドラゴンボールで若返ることを見越してぎりぎりまで卵を産み付けて仲間を増やしていました。

一方で強さに過信して油断してしまうシーンも描かれており、ラストシーンでは悟空をぎりぎりまで追い詰めますが、右腕だけをつぶし損ねてしまいその腕から放たれた拳で自らの腹を撃ち抜かれ、命を落としてしまいます。

ピッコロ大魔王の必殺技

作中では複数の必殺技が登場しますが、名前の付いたものは「爆力魔波」と「爆裂魔光砲」の2つの技が登場しました。2つともエネルギー波を放って攻撃する技となっています。

その他にも巨大化やテレパシーなどの攻撃技以外の能力も持っており、様々な戦闘スタイルを用いて悟空たちを追い込んでいきました。

 ピッコロ大魔王の声優

ピッコロ大魔王の声優は初期が青野武さん、2015年より島田敏さんが担当しました。

他の代表的な作品としては、青野さんは『犬夜叉』や『らんま1/2』、島田さんは『機動戦士Zガンダム』や『北斗の拳』などに出演されています。

ピッコロ大魔王の名言・名シーン

ラスボスとして登場するピッコロ大魔王には、名言や名シーンと呼べるような場面が沢山あります。ここではそんなピッコロ大魔王の名言を2つ紹介します。

「７つ全てを集めればどんな願いも叶うか…ふふふふ…」

これは原作第10巻にてピッコロが初めて登場した時に発した言葉です。特に深い意味などがあるわけではありませんが、これから悟空をはじめとする多くの仲間たちを苦しめるピッコロ大魔王の登場に多くの人が衝撃を受けたことでしょう。

それまでにはない「まさに敵キャラ」のと言えるような風貌をしており、奇妙さすら感じてしまいます。短いセリフですが非常に印象深い一コマとなっています。

「我が子よ…いつの日か父の恨みを晴らしてくれ……！悪の根を絶やしてはならんぞ…」

これはピッコロ大魔王が最後に残したセリフです。死ぬ間際に最後の卵を産み付けたピッコロ大魔王は、その卵を自分の子供であるとみなし、思いを託します。

その子供はやがてマジュニアと名乗り悟空の前に再び現れますが、そこでも戦いに敗れたマジュニアは次第に悟空たちの気持ちを理解するようになり、味方として活躍するようになります。

ピッコロ大魔王の想いが実ることはありませんでしたが、最後の言葉としてとても強い印象を与えてくれました。

最強の敵の一人、ピッコロ大魔王

以上がピッコロ大魔王の特徴や強さの紹介でした。その見た目や、卵で仲間を増やすことから不気味で奇妙な印象を受けがちですが、その実力と悟空たちを苦しめた実績から考えるとピッコロ大魔王は最強の敵キャラクターの一人ということができるでしょう。

そんな最強の敵が後に仲間になるというストーリーもとても魅力的ですね。ピッコロ大魔王が好きになった人は、ぜひその息子であるマジュニアことピッコロの活躍も確認してみてください。