【風の谷のナウシカ】ナウシカの父親ジルはなぜ殺された?トルメキアとの関係は?

1984年に公開され、35年経つ現在でも人気が衰えない「風の谷のナウシカ

今年12月には歌舞伎での公演も決まっています。

ナウシカの原作は漫画になります。映画は漫画全7巻のうちの1~2巻程度の内容で作られており、ナウシカの世界の序章部分になります。

そんなナウシカの舞台となる風の谷の族長であり、ナウシカの父親である”ジル”について、名シーン・名セリフを交えながらご紹介したいと思います。

ジルの基本情報

【風の谷のナウシカ】ナウシカの父親ジルはなぜ殺された?トルメキアとの関係は?

(C)スタジオジブリ

ジルの基本情報について解説していきます。

声優 辻村真人
所属 風の谷
年齢 50歳
能力 風使い

ジルの家族

ジルには、妻とナウシカを含めて11人の子供がいました。しかし、妻とナウシカ以外の子供達はみな腐海の毒に侵され亡くなっています。

ナウシカだけが生き残ることが出来たのは、先に生まれた10人の兄姉たちが母親の体内にある腐海の毒を引き受けてくれていたからでした。兄姉たちのおかげでナウシカは無事に生まれ成長することが出来たのです。

ジルの性格

普段は心優しく、ナウシカに対しても深い愛情を注ぐジルですが、幼いナウシカがオウムの幼虫を養護していた時には族長として時には厳しい判断を行うこともありました。優しいだけではなく、族長として民を導かなければならない立場である為、我が子であっても甘やかさず指導し私情を判断に持ち込まない姿はジルがリーダーとして立派であることを示しています。

また、トルメキア軍が攻め入ってきた時には、自身も思うように身体が動かないにも関わらず大ババ様を守ろうとし勇敢にも敵に立ち向かおうとする一族の長としての覚悟も持ち合わせた人物です。

ジルの病

昔は風使いとして名を馳せていたジルですが、現在では腐海の毒により病に伏せています。

腐海の毒に侵されると身体は徐々に固まっていき(石化)最後は死に至ります。

原作では、ジルはナウシカの行く末を心配しながら病により亡くなってしまいますが、映画ではトルメキア軍により殺害されてしまいます。

トルメキア軍は殺すつもりはなかったようですが、銃を持った兵士が攻めてきているのを見れたジルは身を守るため、一緒にいた大ババ様を守るため剣をもち待ち構えます。その姿を見たトルメキア軍の兵士はジルを射殺してしまうのです。

ジルの名シーン・名セリフ

ジルの名シーン・名セリフについて解説します。

虫と人とは同じ世界には住めないのだよ

ナウシカが幼い頃にオウムの幼虫を養護していたところを見つけたときのセリフです。

ナウシカは幼い頃から人も虫も平等に愛しい存在として分け隔てなく接してきていましたが、ジルをはじめとして谷の人たちはナウシカが虫にとりつかれていると思っていたようです。

腐海に住む虫たちと人では住む世界が違うと考えている為、族長としてナウシカからオウムを引き離しました。このときナウシカは泣きながら「やめて、つれていかないで」と懇願しましたが、ジルは優しい口調でナウシカにこの言葉を告げ、オウムと引き離し去っていきます。父としてナウシカに世界の違いを教えつつ、長として民達に威厳を示していることがわかります。

また、このシーンでは母親も一緒にいました。しかし、母親はナウシカを見ることもなく、言葉を発することもありませんでした。映画の中では詳しく語られていませんでしたが、原作である漫画では、母親は10人の子供達が亡くなってしまったことで深い悲しみを持っており、ナウシカに対しては愛情をほとんど注ぐことはなかったようです。

その母親もナウシカが幼い頃に亡くなってしまいます。母親の分もジルはナウシカに愛情を注ぎ、また谷の者たちもナウシカを愛したおかげで、心優しいナウシカに成長したのでしょう。

おろかなやつだ。たったひとりで世界を守ろうというのか

映画では、トルメキア軍が攻め入りすぐに殺害されてしまいますが、原作では病により寿命が尽きるまでナウシカの行く末を心配し見守るジル。

原作でトルメキア軍が風の谷に攻め入り、風の谷の代表としてナウシカがたった1人でトルメキア軍に従軍することを決めた時のセリフです。

ここから先、ナウシカはたった1人で世界を背負っていくことになります。ナウシカが背負う世界はとてつもなく大きく、この世界に住む人間がどういった意味で生まれたのか、腐海はなぜ生まれたのか、腐海の役割など様々なことを知っていきます。その中で沢山の種族と出会い別れ、時に戦っていくナウシカを心配するジルの親心がわかるシーンになっています。

優しいだけでなく尊敬できる父

族長としての姿は、頼りになり民からも愛されるジルは、民の前では表情にこそ出しませんが心の中ではいつもナウシカのことを心配している1人のお父さんです。

風使いとして、ナウシカも父親の様になりたいと願っていることから、父親を尊敬していることがわかります。

子供に対して、父親としての威厳をもちつつも深い愛情を注ぎ、子供からも愛され尊敬される姿からは父親として理想の姿ではないでしょうか。

映画とは違う姿が見られる原作を是非この機会に見てみてはいかがでしょう。