【銀魂】地雷亜の過去からみる強さや素顔!名言や声優についてもまとめました!

漫画、アニメ、映画と人気作「銀魂」に登場する『地雷亜』。紅蜘蛛篇で月詠の師匠として登場する彼。

元百華の初代頭領である『地雷亜』の月詠に対する思いとは?気になる過去や声優についても解説します!

地雷亜のプロフィール

【銀魂】地雷亜の過去からみる強さや素顔!名言や声優についてもまとめました!

地雷亜の特徴

名の通った忍者で将軍家に仕える元『御庭番衆(おにわばんしゅう)』、また江戸の地下にある遊郭・吉原(よしわら)の警ら隊「百華(ひゃっか)」。その百華の初代頭領が『地雷亜』です。

アニメ「銀魂」第177話では黒で肩ほどまでの髪、シンプルな男性物の着物を着ています。顔の半分はやけどで変形していますが、メイクで傷のない顔を作り登場します。

本名は『鳶田段蔵(とびただんぞう)』です。作中での設定では地雷亜の本当の姿を知る者はいないとされていて、名乗る名前もバラバラ、顔も様々です。

地雷亜の過去

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地雷亜が若い頃、将軍家に『御庭番衆』として仕えていました。「蜘蛛手の地雷亜」として有名で変幻自在の糸を武器として暗殺術では右に出る者がいない程の強さを持ちます。隠密活動のために地雷亜は自分で自分の顔を焼き、名前を変え続けていました。

将軍の命令とあればどんなに汚い仕事でもこなします。これは忠誠心が強いわけではなく歪んだ性格にあります。

地雷亜はターゲットを見つけると、まずその懐に入ります。蜘蛛の巣にかかった餌のようにターゲットを捕捉した後、そのターゲットの成長を促します。そして育った所で喰う。この一連の流れによって虚しさと快感を得る事に最も幸せを感じます。

地雷亜の家族

地雷亜は伊賀で忍の名家に生まれ、神童と呼ばれていました。伊賀の覇権争いにて家族を殺され家を無くしました。生き残れたのは地雷亜と妹の二人でした。

妹は敵である一族に捕まり、地雷亜は妹のために復讐心を押し殺して一族に使えます。

地雷亜の働きを見ていた妹が耐えられなくなり「自由に、自分のために生きて」と別れの言葉を残し、兄・地雷亜の目の前で崖から飛び降りて自害します。この時から地雷亜は「もう何も背負うまい」と決めて生きていきます。

地雷亜と月詠

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地雷亜と月詠(つくよ)は師弟の関係にあります。親は元より頼れる人間が誰もいなかった月詠にとってかけがえのない存在だった地雷亜。

地雷亜にとっても守るべき吉原より月詠の方を大事にしていました。月詠が幼い頃より修行をつけ、戦いの腕はもちろん「女」を捨て強い心を持ち続けるよう育てました。ですがそれは師としてではなく、己の作品としてでした。地雷亜は月詠の事を「芸術品」と呼び、四年前の火事で自分が死んだとみせかけ「月詠」という作品を完成させようとします。

それから時は経ち、吉原に戻った地雷亜は過去の月詠とは違い仲間に囲まれて「人に頼る」という事を知った月詠を見ます。地雷亜は悪役として多くを語らないまま、月詠から何もかも奪おうとして万事屋・坂田銀時(さかたぎんとき)に重傷を負わせ、月詠を拘束して吉原に火をつけます。

万事屋の神楽(かぐら)、志村新八(しむらしんぱち)と吉原の人々が消火活動をする中、救出に向かった坂田銀時と地雷亜は交戦します。地雷亜は致命傷を負い伏したまま月詠に対する本当の気持ちを語りだしました。「自分の様な思いをしてほしくなかった」と背負うものがなければ、失うものが初めから無ければ自分の様に悲しい思いをしなくてすむと、実は初めから月詠の事を思っていたのが判明します。

地雷亜の声優

アニメ「銀魂」で地雷亜の声を担当したのは「屋良有作(やらゆうさく)」です。代表作はさくらヒロシ(ちびまる子ちゃん)、メフィスト(魔界都市<新宿>)、ぬりかべ(ゲゲゲの鬼太郎第三期)等です。

悪役を演じることが多いですが、上記の「ちびまる子ちゃん」を始め「キテレツ大百科」や「ハイスクール!奇面組」では父親役を演じており、活躍の幅の広い声優です。

地雷亜の名シーン・名台詞

地雷亜の登場回の中から名言や名シーンをご紹介します。

「今私の巣にかかっているのは殿、あなたですよ」

【銀魂】地雷亜の過去からみる強さや素顔!名言や声優についてもまとめました!

地雷亜がまだ「御庭番衆」だった頃に将軍に向かって言ったセリフです。この時将軍に切りかかりますが、服部全蔵(はっとりぜんぞう)の父が機転を利かせ影武者になっていたため将軍暗殺には至りませんでした。

残った「御庭番衆」から逃げる地雷亜ですが奮闘し、深手をおいながらも逃げ延びます。

「今まで見たことのないほどの、綺麗な月だ」

【銀魂】地雷亜の過去からみる強さや素顔!名言や声優についてもまとめました!

アニメ「銀魂」紅蜘蛛篇(第177話~)で月詠を追い込んだ地雷亜ですが、地雷亜の事を調べ上げてきた服部全蔵が地雷亜の過去を語りだします。

地雷亜は月詠に自分を殺してほしかった、という事実を認め「怖かったのさ、また失うのが」と一番大事だったのは自分自身であると思い返し「すまなかった」と月詠に謝るシーンです。

地雷亜の歪んだ性格の裏に見えた、師の顔

生い立ちが悲惨で性格が歪んでしまった地雷亜。一時は月詠を助けるため戦っていた万事屋・坂田銀時に「師とは呼ばねぇ」と言われてしまいますが、月詠は地雷亜の事をずっと『師匠』と呼び最後は月詠に肩を借りて月を見ながら目を閉じます。

月詠が強くなれたのは「地雷亜のおかげ」といのは間違いではないです。