漫画、アニメ、映画と大人気作品「銀魂」に登場する『辰巳』。江戸の町を守る「め組」の一員である彼女。
幼くして両親を亡くし、め組の頭に拾ってもらい育てられた『辰巳』の数少ない登場回から、火消しとしての活躍、声優、名場面など解説します。
辰巳のプロフィール
名前 | 辰巳(たつみ) |
年齢/誕生日 | 不明/5月6日 |
身長/体重 | 165cm/54kg |
性格 | 男勝り |
家族構成 | 無し |
声優 | 日比愛子 |
初登場 | アニメ「銀魂」第53話 |
辰巳の特徴
辰巳は江戸で消火活動をしている「め組」の一員です。「火消になった時から性別は捨てた」と辰巳自身が言っており男勝りな性格で、一人称は「俺」です。
金色で短めの髪をアレンジした独特な髪形で、ねじり鉢巻きをしています。スタイルがよく顔立ちは綺麗です。服装は赤のぴったりしたタンクトップに、着物を着崩した格好をしています。
スタイルはいいですが、華奢ではなく適度に筋肉のついた身体つきをしています。幼い頃「め組の頭」に拾われてから努力をしていたのがわかります。
辰巳の生い立ち
辰巳は幼少期に両親を火事で亡くしています。それを見ていた村の人々は哀れに思いながらも、残された辰巳を引き取る人はいませんでした。
そんな時に声をかけてきたのが「め組の頭」です。め組の頭は「助けてやったんだから嬉しそうな顔をしろ」「そうでなきゃ両親を助けられなかった俺に殴り掛かってこい」と言いますが、辰巳は泣き出してしまいます。
め組の頭はそのまま辰巳を『め組』の本部に連れて帰ります。それを見た他の組員達は「孤児が出る度に連れて帰ってくる気か」と反対しますが、め組の頭が押し切り辰巳はめ組の一員となります。
大きくなった辰巳はその恩を返すために、力になりたいと立派な火消として活躍するために一所懸命努力をします。
辰巳のめ組としての活躍
「め組」とは、アニメ「銀魂」の舞台江戸で発生する火災現場で活躍する、現代で言う消防士のような仕事をしています。
最近、江戸で放火魔が出没していました。「め組」の火消である『辰巳』は放火魔を捕まえようと一人で探していたところ、万事屋(よろずや)のリーダー坂田銀時(さかたぎんとき)が読み終わったジャンプを万事屋のごみ置き場に捨てた際、火が付くのを目撃します。辰巳はそのまま放火魔の疑惑がある坂田銀時を捕まえますが、犯人ではありませんでした。
その後も一人で放火魔を探し続ける『辰巳』。また別のゴミ捨て場で張り込んでいた際にうっかり眠ってしまい、独自に調査をしていた坂田銀時に起こされます。そこにいかがわしい雑誌をこっそり捨てに来た「め組の頭」も合流して、話していたところに探していた放火魔が現れます。
放火魔によって燃やされた雑誌から建物に火が移ってしまい、消火作業にあたっていた『辰巳』と「め組の頭」。建物の中にいる人を救出しようとしていましたが『辰巳』の方に家具が倒れてきます。それを庇い「め組の頭」は家具の下敷きになってしまいます。ですが万事屋・坂田銀時が「め組の頭」を救出し、火も無事に消えて騒動は収まりました。
辰巳のその後
万事屋・坂田銀時が自分の部屋でジャンプを読んでいた時に、同じく万事屋の志村新八(しむらしんぱち)が山積みになった新聞を片付けようとします。
坂田銀時は「その辺触んじゃねぇよ、そこに置いとけ」と捨てられそうになるのを止めます。その新聞には『火消し小町!め組の辰巳!!大活躍』の見出しと共に「辰巳」と「め組の頭」が一緒に消火活動をしている写真が掲載されています。
辰巳の声優
アニメ「銀魂」で辰巳の声を担当したのは『日比愛子(ひびあいこ)』です。代表作はモズ・ネルネ(ONE PIECE)、エストヴァン(ふしぎの星の☆ふたご姫)等です。
他にも「ドラえもん」にて少年役や「ボボボーボ・ボーボボ」飼育員役など主役ではないものの、メインをしっかり引き立ててくれています。
辰巳の名言・名シーン
火消しの『辰巳』の感動の名セリフ・名シーンなどをご紹介します。
「母ちゃんたちと一緒に、死なせてくれりゃあ良かったのに」
辰巳が幼い頃、火事で両親を失い呆然としていた時に声をかけてきた「め組の頭」に言ったセリフです。
大人になってからこそ男勝りな性格をしている辰巳ですが、幼い頃に大切な両親を失って悲しみの感情から涙を流す感傷的なシーンです。
「だから待ってろ、すぐ戻る…親父」
放火魔が火をつけたせいで燃えていた建物の中で、め組の頭が「辰巳」をかばって家財道具の下敷きになってしまったシーンです。
め組の頭を助けようとしていた辰巳。め組の頭が「娘の灰なんざ被りたくねぇ」と残された救助者を優先し、辰巳も早く逃げるように促します。すると辰巳が初めて「親父」と呼ぶ感動的なシーンです。
立派な火消しとして活躍する辰巳
登場回こそ少ないですが、女性でありながらも火災現場に臆することなく果敢に立ち向かう辰巳。
立派な「め組」の火消しとして江戸を守る姿はかっこよく、辰巳はなくてはならない存在であると言えます。