鋼の錬金術師に登場するランファンはシン国の皇子ヤオ・リンの護衛を担う女の子です。
見た目の可愛らしさとは違い、生身でありながらもホムンクルスを追い込むほどの力を持ちます。
またリンに対して一緒に護衛するフー同様、忠誠心が素晴らしい人物です。
この記事ではランファンの活躍、名言、名シーンについて解説していきます。
ランファンの基本情報
名前 | ランファン |
国籍 | シン国 |
職業 | 護衛 |
年齢 | ? |
家族 | フー |
初登場 | 原作8巻 |
声優 | 水樹奈々 |
東方の国、シン国から賢者の石を求めアメストリスにやって来たリンと共に来たランファンは、祖父のフーと共にリンを守る護衛です。
代々ヤオ家を守る家系に生まれ、幼い頃からシンの武術を学び、錬金術は使わなくてもホムンクルスと対等に戦います。
また、ホムンクルスの気を感じ居場所を把握することができます。
ランファンの見た目と性格
普段はお面を付けリンの護衛や戦闘を行います。格好は忍者服のような装束をまとっています。髪型は通常お団子ヘアです。
武器はクナイを使い武術で敵と戦いますが、追い詰められたりした場合は手榴弾を使ったりします。
性格は大人しく、物静かで、恥ずかがりやではあります。お面をエドワードに取られた際は赤面するなど、内気な性格が出て戦闘態勢では見られない女の子の面を見せます。
またキング・ブラッドレイに追い詰められた際、自らの腕を使って出し抜くなど機転が効く性格でもあり、リンと任務に対して責任を持っています。
護衛として頼れるランファン
ランファンはいつもリンを影ながら守る護衛です。命だけでなく、リンに対する暴言にも反応します。
エドワードと戦った際、ランファンはリンを中傷するとキレて攻撃が大振りになる点を知り、ランファンを捕まえることができました。
リンへの忠誠心と任務に対する責任感の強さでリンからも厚い信頼を得ています。
ブラッドレイとの戦いで腕を失い、一時戦線離脱します。
リンがホムンクルスに追い詰められていた時、リンは待っていたぞとランファンが帰って来ることを信じていたということが分かります。
ランファンの強さ
最初エドワードと会った際は敵として戦います。その時も武術と手榴弾、クナイを使ってエドワードと対等にやりあったり、ホムンクルスに対しても気を感じて居場所をつかみ、生身でもありながらホムンクルスを追い詰めます。
また、ブラッドレイにより腕を失くし機械鎧にした後も、より一層強くなって帰って来ます。
左腕を失ったランファンの覚悟
ブラッドレイと戦っている最中、ランファンは左腕を切られ重傷を負われ、ブラッドレイとグラトニーから逃げるも滴り落ちる血と匂いで追われます。
重傷を負っているランファンは逃げるのに荷物になると思い、リンに置いていくよう言いますが、リンは臣下を置いていくことができません。
ランファンは臣下を守る次期皇子となるリンを見て、傷ついた左腕を自ら切り落とします。
その腕を犬に縛りつけ、見事ブラッドレイとグラトニーを出し抜き、逃げ切ります。ブラッドレイはその意気に見事と褒めるほどです。
忠誠心と驚異の精神力
左腕を失ったランファンがノックスの元で治療を受けている際、落ち着いたから再度本当に自分の腕がなくなったことに涙します。
しかし、気持ちを切り替え左腕に武器が内蔵された機械鎧を取り付けることを決め、半年のリハビリで再度リン達と合流し戦闘を始めます。
エドワードが1年で終えたリハビリをランファンは半年でやってしまうとは、大変な努力家でもあります。
また約束の日、最後の決戦となった際グリードとなったリンは女子供は引くよう言いますが、危険ながらも最後までお供するという忠誠もすごいものです。
ランファンの声優は水樹奈々さん
ランファン役を担当した水樹奈々さんはナルトの日向ヒナタ役や青空レストラン、ミュージックジャパンのナレーション、そしてアニソン大賞を受賞するなど、声優行だけでなく、音楽活動、タレントも行っている大ベテランさんですね!
ランファンの名言・名シーン
ここではランファンの作中での名言・名シーンを紹介していきます。
名シーン①:「もウ……間に合わなイ…..」
約束の日、ブラッドレイにより祖父であるフーが殺されてしまいます。
精神がグリードになっているリンとブラッドレイが下に落ちそうになった時、ランファンはフーではなく、リンの元にやってきます。
リンを守ることが任務として真っ先にリンのところへ来たということもありますが、目の前でフーとバッカニアがブラッドレイに決死の攻撃をした場面を見て、もう間に合わないということがわかってしまいます。
涙を流しながらも、悲しみに浸ることなく、リンを助けに行くランファンの忠誠と任務に対してのフーの想いも引き受けるというのが分かる場面ですね。
名シーン②:「貴様には愛するものはいなかったのカ?」
スカーとの戦いで倒れたブラッドレイ。
意識はまだあるものの動けない状態の時にランファンはやって来ます。
とどめを打ちに来たかということで、左腕、そしてフーを殺した人が目の前に横たわっている状態でランファンは言い残すことはないかと問います。
それに対しブラッドレイは無いと言い、妻に対しても自分が選んだという力強い言葉に圧倒されます。
ランファンはそのままとどめを刺さずにブラッドレイが息を引き取るのを見ます。
ランファンとブラッドレイの因縁はここで終わりを告げます。
リンに忠誠を置く強き女護衛
ランファンは初登場から最後の約束の日まで登場し、リンを支えながらもホムンクルスに太刀打ちする強き女の子でもあります。
左腕を失ってから機械鎧着用まで半年という年齢など関係なく武術のみならず、精神力の強さも見せつけます。
仮面をとった時の恥ずかしがり屋な一面とのギャップが可愛らしいキャラクターですね!