国の極北の国境沿いにそびえるブリッグズ要塞に配属されているアメストリス軍のマイルズ。
オリヴィエ・ミラ・アームストロングの副官としてブリッグズ要塞の影を支えています。
褐色した肌に赤い目で白い髪をしており、イシュヴァール人かと思われがちですが、祖父がイシュヴァール人であり、マイルズはイシュヴァール人のクオーターです。
イシュヴァール人と悟られるのを嫌い、作中ではサングラスを着用しています。
厳しい性格に思われがちですが、優しく人思いな一面も作中で見せていますね。
この記事ではマイルズの作中の活躍と名シーン、名言について解説していきます。
マイルズの基本情報
| 性別 | 男 |
| 年齢 | 不明 |
| 階級 | 少佐 |
| 見た目 | 褐色肌に赤い目 |
| 性格 | 無愛想だが、優しい一面も |
| 家族構成 | 妻帯者 |
| 声優 | 中井和哉 |
階級
マイルズは極北のブリッグズ要塞に所属するアメストリス軍の軍人で、階級は少佐です。
ブリッグズ要塞の統括者のオリヴィエ・ミラ・アームストロングの側近的ポジションでブリッグズ要塞では補佐官の役割を担っています。
見た目
マイルズの見た目は褐色した肌に赤い目と白い髪が特徴的で、イシュヴァール人に間違えられることが多いですが、祖父がイシュヴァール人であり、親はまた違った民族であるため。多種多様な民族を受け継ぐ混血人種です。
また作中ではイシュヴァール人と悟られぬようにサングラスを着用しています。
性格
マイルズの性格は冷静沈着の無愛想な雰囲気ですが、信頼する仲間などには優しい一面もあり、仲間思いな人物です。
イシュヴァール人の血を引き継いでいるので、イシュヴァールの内乱で罪のないイシュヴァール人を大量虐殺した「紅蓮の錬金術師」ことキンブリーには、同じアメストリス軍ですが、高圧的に接するシーンがあります。
またイシュヴァールを嫌う国を変えたいという理想を持っており、様々な血を引くマイルズらしい考えを持っています。
声優
マイルズの声優は中井和哉さんで「ワンピース」のロロノア・ゾロ役でも有名ですね。
オリヴィエ・ミラ・アームストロングとの関係性
マイルズがブリッグズ要塞の統率者であるオリヴィエ・ミラ・アームストロングに仕えているのには明確な理由があります。
マイルズはイシュヴァール人の血を引く存在の自分がオリヴィエ・ミラ・アームストロングの副官という立場に疑問を持っていましたが、
「マイルズ、貴様の中にはイシュヴァールだけでなく多様な民族の血が流れているな」
「それは多様な価値観を持ち様々な覚悟からこの国を見ることができる血だ」
「生れも育ちも血もアメストリス人である私は上に立つには貴様のような者が必要だ。四の五の言わず付いてこいマイルズ」
というオリヴィエ・ミラ・アームストロングの発言に感銘を受け、マイルズはオリヴィエ・ミラ・アームストロングの副官として仕えることになります。
傷の男との関係性
傷の男こと「スカー」は国家錬金術師を次々と殺害する指名手配犯であり、アメストリス軍の敵でしたが、マイルズは同じ血を継ぐ同胞と知り、スカーの国家錬金術師の考え方を変えさせました。
これはアメストリス軍でありながらイシュヴァール人の血を継ぐマイルズにしかできない行為です。
そして約束の日の終結後はマイルズとオリヴィエ・ミラ・アームストロングの協力のもと、スカーを裁判にかけることを回避させました。
そして、マイルズとスカーはイシュヴァールの再建に助力することを誓いました。
マイルズの名シーン
マイルズの名シーンを紹介していきます。
名シーン①：「そういう切り返し方をしてきたのは初めてだ！」
マイルズはイシュヴァール人の血を引くアメストリス軍人ですが、イシュヴァール人の特徴が色濃く出ており、イシュヴァール人だと憐れみのような目で見られることにうんざりしていました。
しかしエドワード・エルリックはイシュヴァール人をあくまで対等に見る発言をしたためマイルズは笑みを浮かべエドワード・エルリックを仲間だと認めました。
それまでは無愛想なキャラクターでしたが、このシーンで親近感を持った読者も多いことでしょう。
名シーン②：「だが混血の私だからこそできることがあるだろう」
マイルズとスカーのワンシーン。
イシュヴァール人は内乱により国民から差別を受けたり、哀れみの目で見られていました。
様々な血を引くマイルズは国民のイシュヴァール人に対する意識を変えたいと願い、スカーに語りかけます。
混血であるマイルズにしかできない考えで、人種差別を無くそうという強い意思が見えますね。
マイルズは差別や偏見をなくす思想家！
マイルズはブリッグズ要塞に配属される軍人ですが、様々な血を引く混血人種である自身の存在を生かし人々の差別や偏見をなくすように尽力します。
世界では人種差別がまだ存在しており、その実情を知ってもらいたいという作者の考えのもと描かれた可能性もあると思います。
作中での登場は少ないほうですが、マイルズはストーリーの鍵を握る重要な人物です。
