『ハイキュー!!』にて登場する白鳥沢学園の1年生である五色工は1年生ながらレギュラー入りし、スパイカーとして大活躍しています。「王者白鳥沢」と異名を持つほど県内で絶対的な強豪である白鳥沢に1年生から活躍するのは優秀すぎるといえます。
そんな五色ですがプレー面ではかっこいいスパイクなど決めていますが性格はすこし癖があります。普段とプレーのギャップに女性ファンも多いのだとか。
今回はそんなギャップの塊である五色の名シーンや性格など彼の魅力をたっぷり紹介していきます!
五色工の基本情報
名前 | 五色工(ごしきつとむ) |
性別 | 男 |
所属/役職 | 白鳥沢学園高等学校バレーボール部 |
ポジション | WS(ウィングスパイカー) |
年齢/誕生日 | 16歳->22歳/8月22日 |
身長/体重 | 181.5㎝/69.5㎏(高校1年当時) |
背番号 | 8 |
初登場 | 第17巻150話(原作)/第3期1話(アニメ) |
声優 | 土屋神葉 |
五色工の特徴・性格
白鳥沢の選手は山形県の温泉や人物が名前の由来になっているようで、五色の場合ですと山形県にある「五色温泉」がモチーフになっているみたいです。
身長は高校1年にしては高く、ガタイも悪くはありません。髪型は少し可愛らしいぱっつん前髪で同じ白鳥沢の3年の天童覚にも「相変わらず言う事と前髪がかっこいいね工は」と褒められてるシーンがあります。
白鳥沢の絶対的エースであり主将の牛島若利をライバル視している発言が多数あり、牛島を尊敬してやまない2年セッターの白布賢二郎にはよく怒られています。しかし牛島には頑張れや期待しているなどちゃんと向き合ってくれている言葉をかけてもらっているようです。
性格は単純すぎるといっても過言ではないほどの単純な性格をしていて、先輩に未来のエースなどと声をかけれらようもんなら「期待に応えて見せます!うおおおおおおお!」と闘志を燃やすなど単純に滑車がかかります。すぐ付け上がってしまう五色をおだてないでほしいと白鳥沢の2年の白布と川西太一が先輩に促すシーンもあります。
日本三大エースである牛島をライバル視するなどプレーでは誰にも負けないといったような負けず嫌いな性格が白鳥沢の勝利に貢献しているようです。しかしまだ1年ということもあってか凡ミスが少なからずあり先輩にカバーしてもらったり白鳥沢の監督の鷲匠鍛治にも唯一どやされるなどまだまだ発展途上な選手のようです。
五色工の能力
烏野の影山に「ストレートキレキレ野郎」と心の名中であだ名をつけられるほど相手チームにストレートを警戒される技術の持ち主です。五色は相手ブロックがストレート側を締めてもそのわずかな隙間を狙ってライン際キレキレに打つストレートを武器としているようです。
かといってクロスが打てないわけではなく、相手ブロックを見て臨機応変にスパイクを打つことができます。クロスよりストレートの方が得意なようです。
またデュースという土壇場な場面でもスパイクを決められる技術とメンタルを持ち合わせています。しかしすごいのはそんな土壇場な場面でも1年生であるにも関わらずトスが上がるということです。それだけセッターからここできっと決めてくれるという信頼を勝ち得ているということですね。
またWSは攻守ともに万能な選手が起用されることが多いポジションですが、五色はそのポジションに相応しい選手だと言えます。ハイキューの主要学校である烏野高校との試合中、烏野の強烈サーブを打つ一人である東峰旭のジャンプサーブをしっかりセッターに上げるなどレシーブ面でもチームに貢献しています。
五色工の弱点
ブロック面でも活躍はしていますが天童にストレートを締めてと指示されたり、烏野のセッターの影山にフェイクにまんまと引っかかったりと単純ゆえにブロック面では苦戦しているようにも思えます。
ブロックスタイルは天童のゲスブロックとは対照的なリードブロックを駆使しているようでトスが上がってからブロックに飛んではいますが何度もブロックを抜かれる描写があることから、ブロックもまだまだこれからといったように思えます。
五色工と日向翔陽
高校に入るまでは周りに比べて技術があり、すごいね!などというほめたたえる言葉を頻繁にかけられていた五色ですが、強豪白鳥沢学園に進学したことによって当然のように自分と同等やそれ以上の技術を持っている選手がいたので中学までのちやほやされていた環境がなくなりました。
しかし宮城県1年生選抜強化合宿で久しくなかったちやほや感を味わえる瞬間があったのです。それは合宿に招集されていないからと乗り込んできた主人公である日向翔陽は天然おだて上手で無意識のうちに五色にキレキレストレート教えてくれと目をキラキラさせながらお願いをしてきました。
居残り練習(自主練習)をする合宿メンバーをよそに帰ろうとする五色を「お前はやんねえの!?」と引き留められ何で俺がと言いかけたその時「お前のキレッキレストレート見せてくれ…!」と言われ、その後にも五色のストレートは警戒してても止められないなど目を輝かせて自分のストレートについて熱く語る日向にストレートだけでいいのかとクロスまでも披露しようと自主練習に参加する気満々になっていました。
同じ合宿メンバーの青葉城西高校バレーボール部1年の金田一勇太郎に「アイツ意外とチョロいな…?」と一緒に過ごして間もない人にでさえ単純な性格だと見破られていました。
五色工の現在
五色は現在大学に通いながら上級リーグである「Azuma Phaemacyグリーンロケッツ」というチームに属していて、チームではOH(アウトサイドヒッター)と務めています。同じチームに高校時代の先輩である牛島と同じ日本三大エースの一人である桐生八と同じチームでプレーしているようです。
現在でも牛島をライバル視しているのは相変わらずのようですね。そして可愛らしいぱっつん前髪も健在のようです。
五色工の声優
五色工の声優を務めるのは今作が声優初挑戦の土屋神葉さんです。神の葉っぱの葉で「しんば」と読むそうです。土屋さんは声優はもちろんですが俳優としても活躍されているそうです。
そして驚くことに土屋神葉さんはなんとあの人気女優の土屋太鳳さんの弟さんだそうです!お姉さんの太鳳さんとは「バンブルビー」という映画の吹き替えで共演されていました。
五色工の名シーン・名セリフ
ここからは五色の名シーンや名セリフ、面白シーンなどをご紹介していきます!
『誰が来たって力でねじ伏せればいいだけです』
こちらは宮城県代表決定戦の決勝で試合開始前に五色が発した言葉です。白鳥沢は決勝戦常連の強豪校に対し、対戦相手の烏野高校は「落ちた強豪 飛べない烏」という不名誉な異名が付けられていました。
つまり白鳥沢含め多くのチームがまさか決勝に烏野が上がってくるとは予想もしていませんでした。警戒しているチームであれば作戦を立てるために情報をある程度集められますが烏野の情報はないに等しいものでした。
それに白鳥沢的には烏野が準決勝で倒した青葉城西がインターハイ同様に決勝戦に勝ち上がってくると予想していたみたいです。白鳥沢の3年のリベロである山形隼人が「今回も青城が来ると思ってたけどな~」と本音をこぼした後に五色がこの言葉を放っています。
しかしこのかっこいい五色の名言の後白布に「大口はもっと実力つけてからたたけよ」と一刀両断されてしまっています。白布は試合中は五色がスパイクを決めれば「ナイスキー」と褒めていますが普段は褒めればすぐ調子に乗ってしまう五色をなるべく褒めないようにしているみたいですね。
“ここでトスが上がるのは俺じゃない ——悔しい でもこの人のスパイクを見てたいとも思うから それも悔しい”
こちらのシーンは大接戦の中迎えた運命の第5セット目の終盤での五色の心の声です。高校のバレーボールのルールは1セット25点の5セット制ですが、この試合はデュースが続き烏野20-白鳥沢19という局面を迎えていました。
この一本を奪われれば白鳥沢は負けるというなんともプレッシャーが重くでもどうしても決めてもらいたいボールでした。両チーム体力やメンタル面でも限界を迎えていました。
そんな運命の一本ともいえる場面でトスが上がるのはやはり絶対的エースの牛島でした。ライバル視している五色からすれば自分にトスが上がらないのは悔しいけど実力を認め尊敬し憧れている牛島にトスが上がることに納得しすかさずブロックフォローに入っている五色を応援したくなったファンも多いそうです。
『——はいっ!!!』
こちらのシーンは烏野に惜敗し3年生は引退するときのシーンです。3年生から在校生に引き継ぎをした後に牛島から在校生一人一人にここはもっとこうしたほうがいいなどアドバイスの言葉が送られていきます。
最後牛島は五色の名前を呼び返事をする五色。そして牛島は一言だけ「頼むぞ」と五色に言葉をかけます。ライバル視しながらも尊敬し憧れずっとその背中を追っていた五色はいろんな感情とともに涙が溢れだします。
牛島からの期待の言葉に五色は涙を流しながら「はいっ!!!」と精一杯の返事を返しました。原作には第21巻の190話で描かれていますが、アニメでは第3期には登場しないシーンです。
しかし2017年9月29日から2週間限定で公開された「劇場版総集編 白鳥沢高校戦 ハイキュー!!”コンセプトの戦い”」の作中終盤にこちらのシーンが映像化されて収録されていました。
『ハイッ!!』
同じ「はい」でもこの返事は180度温度が違う返事です。こちらは面白シーンになります。2セット目中盤、相手攻撃で打ち込まれてきたスパイクをリベロの山形と譲り合いをしてしまいます。
バレーの指導者の多くはこの見合って譲る凡ミスプレーを「お見合い」と言い換える方が多いです。白鳥沢の監督である鷲匠監督もその一人であり、見合って落としたボールに対し「今のは工だべや馬鹿がアアア!!!見合いなら女とやれやアアア!!!」と東北訛り全開で五色に怒鳴り散らしています。
きっと意味を理解していないごしきですがとにかく怒られて何か言われたから返事をしなければと返事をした結果面白い言葉のラリーになってしまっていますね。
強豪白鳥沢の次世代エース五色工の成長
県予選で敗北を味わい負けることの悔しさを知った白鳥沢高校バレーボール部、そして五色工。全国大会に出場しても絶対ベスト8に入るそんな強豪チームが県予選で負けることは誰にも予測がつきませんでした。
しかしその悔しさを知った白鳥沢、五色はきっとこれからもっと勝利に貪欲になり強くなっていくと思います。絶対的エースにチームを頼むと任された五色の成長は楽しみですね。
現在はプロ入りししかも牛島と同じ上級リーグで頑張っていますから、次はネットを挟んだ敵として牛島と戦い日が来るかもしれませんね。
ここまで五色工の魅力をお伝えてしてきましたがいかがだったでしょうか。この記事を読んで五色の魅力を知ったうえでアニメや漫画を見直せば五色の魅力にはまること間違いなしです!