『ハイキュー!!』にて登場する日向翔陽は今作の主人公です。日向は烏野高校の男子バレーボール部に入部し、宿敵のはずだったもう一人の主人公である影山飛雄とぶつかり合いながらも共に勝利に向かって切磋琢磨しています。
日向翔陽は主人公という事もありますが、性格や容姿や言動などから多くの方の記憶に残りやすい人物だと言えます。日向のことを知っている方も多くいらっしゃると思いますが、改めてご紹介していこうと思います!
日向翔陽の基本情報
名前 | 日向翔陽(ひなたしょうよう) |
性別 | 男 |
所属/役職 | 烏野高校->MSBYブラックジャッカル |
ポジション | MB(ミドルブロッカー)ー>OP(オポジット) |
年齢/誕生日 | 15ー>22/6月21日 |
身長/体重 | 162.8㎝/51.9㎏(高校1年当時)ー>172.2㎝/70.1㎏(現在) |
背番号 | 10ー>5(高校)/21(MSBY) |
初登場 | 第1巻1話(原作)/第1期1話(アニメ) |
声優 | 村瀬歩 |
日向翔陽の特徴
高校男子の平均身長に満たない低身長ですが圧倒的な身体能力の持ち主です。目は大きく髪はオレンジのような髪色でくせ毛です。容姿に見合う少年的な性格や言動が多くみられます。
毎朝自転車通学で一山越えているとお言う事もあるのか、メンバー達やほかのチームの人たちからも日向の体力に驚く人物も多いようです。同じ烏野の3年生の東根旭には「運動体力オバケ」と言われている描写もあります。
日向翔陽の性格
性格はとにかく負けず嫌いで、努力を惜しむことがないストイックな性格の持ち主です。しかし少し幼稚な一面もあり、影山とはほぼ毎日言い争ったり月島蛍に嫌味を言われればその都度揉めたりしています。敵チームに挑発されればネットを挟んで口論などはよくあるみたいですね。
しかしどの選手からも一目置かれるほど恐れられる何かを持っている日向は、良くも悪くも多くの選手からライバル視されたり「あの10番には気をつけろ」と警戒されています。日向の低身長と持ち味であるスタミナとジャンプ力・瞬発力を生かした「最強の囮」は今まで多くの敵チームのブロックや守備の意識を自分に向けて烏野の攻撃決定率を上げています。
日向のあきらめない心は敵チームには究極の脅威となっているようで、今作の主人公として、烏野の最強の囮として莫大な存在感を発揮しています。
日向翔陽の能力
当初のひなたの最高の武器は瞬発力やジャンプ力もそうですが、なによりセッターである影山を完全に信じ切るという心でした。影山に俺のトスは見なくていいといわれれば目を閉じて飛ぶなど普通なら絶対できない事をやってのける日向はいつも意表をついてきます。
試合中、体力の限界などで集中力が切れてしまう場面でも一人だけ怖いくらいの集中力を発揮したりなど、いつもいい意味で期待を破ってくれる人物です。
また日向のコミュニケーション能力はかなり高く、彼の辞書に人見知りの言葉なんてないのでは?と思わせる程です。烏野の一番のライバル校ともいえる音駒高校のセッターである弧爪研磨とはロードワーク中に出会い、日向とは対照的のかなりの人見知りである弧爪とも仲良くなっていました。
そして日向の猪突猛進な行動力にも毎回驚かされます。影山はユースジャパンという18歳以下の全日本の強化選手に選ばれ、月島は宮城県1年生選抜強化合宿に招集されました。影山に「先に行くぜ」と言われた日向は心の中で影山の招集先に乗り込もうと考えますが警備員に捕まるのは嫌だからと月島の招集先に乗り込みました。
高校卒業後は自分の実力やその他諸々の向上のためにビーチバレーで修業したいと言い出し、白鳥沢学園高校バレーボール部の鷲匠鍛治監督のつてで日本の反対側にあるブラジルのリオデジャネイロに単身で修業に行きました。
日向翔陽と影山飛雄
2人は中学3年の時に日向は雪ヶ丘、影山は強豪校である北川第一で敵チームとして出会いました。日向の「俺は飛べる!」という言葉に期待をしていなかった影山を蹴散らすようなジャンプ力を見せつけた日向は徐々に影山に警戒されていきます。
結果は雪ヶ丘の惨敗でしたが、その時から日向は影山に勝つという目標を掲げ、ずっと憧れだった「小さな巨人」がいた烏野高校に進学します。しかしまさかの影山も烏野に進学していて同じチームメイトになった二人は最初は喧嘩などぶつかってばかりいましたが徐々に「相棒」として「ライバル」として意識し合うようになっていきます。
日向は影山に技術面で鍛えられたとするならば、影山にとって日向はスタミナや精神面で唯一同等に張り合える相手だと言えます。中学時代に勝つために周りが見えなくなり自己中心的になってしまっていた影山ですが、日向とチームメイトになったことで見違えるほどの凄いセッターになっていきます。
相棒としてライバルとしてぶつかり合うことが多い2人ですが、お互いにしかわからない気持ちや雰囲気があるようです。日向が普段と違うようであればその変化に気が付くのは影山で、影山が普段と違えばその違いに真っ先に気が付くのが影山のようです。2人は友達ではない、それより大きな存在である「相棒」という形に行きついたことにも納得がいきます。
日向翔陽の現在
日向はリオでの修業を終了し日本に帰国しています。帰国し現在は「MSBYブラックジャッカル」という実業団に所属し、高校時代は敵チームとして対決していた梟谷の木兎光太郎・稲荷崎の宮侑・井闥山の佐久早聖臣などと共にプレーしています。
日向がMSBYを選んだ理由はトライアウトを行っているチームでMSBYが一番強かったからだそうです。確かに高校No.1セッターの宮や全国三大エースの佐久早、全国五大エースの木兎などがいるチームですから日向がMSBYを選んだことにも納得がいきますね。
現在最終章に突入しているハイキューは、日向が所属するMSBYびらっくジャッカルvs影山が所属するシュヴァイデンアドラーズの大接戦で盛り上がっています。
日向翔陽の声優
日向翔陽の声を担当しているのは大人気声優の村瀬歩さんです。ハイキューのほかにも「あんさんぶるスターズ!」の姫宮桃李や「魔入りました!入間くん」の鈴木入間などの声も担当されています。アメリカ生まれの帰国子女ということもあり英語を話すキャラクターも多く担当しているようです。そして2016年には声優アワードで新人男優賞も受賞されていて、人気と実力を兼ね備えている日本を代表する声優さんです。
日向翔陽の名シーン・名セリフ
ここからは日向翔陽の名シーンや名セリフなどをほんの一部ではありますが紹介していきます!
時間 無い 止まってる暇 無い
こちらはインターハイ予選で青葉城西に惜敗した次の日の出来事です。メンバーそれぞれが悔しさの中から抜けられずにいました。
特に日向と影山人一倍勝利に貪欲なのに青城戦で最後に変人速攻という自分たちの最大の武器で勝負したのにそれを止められてしまって試合が終了してしまったことからより一層悔しさが大きかったようです。
その日は練習が休みにもかかわらず影山は一人練習を始めていて、日向も制服のままではありますが2人でパスを始めました。しかしボールを触れば触るほどあの時の悔しさが蘇ってしまい感情を抑えきれなくなってしまった2人は大声で叫びながら体育館中を全力疾走し始めました。
やっと暴走が落ち着いたときに日向は「勝ちてぇ…」と心の声を漏らします。そして「時間 無い 立ち止まってる暇 無い」と、もう負けないぞという決心をあらわにしました。この言葉が出た瞬間に、悔しさはなくなりはしないけど、もう一度挑戦するという心の切り替えができたように思えます。
コンクリート出身 日向翔陽です あなたをブッ倒して全国へ行きます
こちらは春高予選でリベンジするために練習に励む中、ロードワーク中に日向と影山が2人で張り合って走り続けてみんなとはぐれてしまった時のシーンです。
この時無我夢中で走り続けた二人は気付けば県内の絶対的王者と呼ばれる白鳥沢学園付近にいました。
ここが白鳥沢の近くだと気づき「ウシワカの!?」と大声で驚いたときに偶然そこに白鳥沢の絶対的エースである牛島若利が同じくロードワーク中だったようで居合わせていたのでした。何も用事がないのならもう行くと牛島が走り出そうとした時に影山が偵察させてくれと無茶を言い出したのです。
牛島についてこれるならついてくればいいと言われ影山と日向は自慢のスタミナで見事についていくことができました。しかし学園内が広すぎて牛島を見失ってしまいましたがなんとかバレーをしている体育館を見つけこっそり偵察を始めました。
そして再び牛島と対面した時に牛島からなぜ影山には白鳥沢から推薦が来なかったのかという話が出ました。さらには影山の中学時代の先輩でありライバル校の主将でもある及川こそが白鳥沢に来るべきだったと言い放ったのです。
牛島は青葉城西は及川以外は弱いと言ってきたことに、日向は「青城が”ヤセた土地”なら おれ達はコンクリートか何かですかね??」といつも強そうな相手に初対面の時はビビるのにこの時ばかりは決してひるまず恐ろしいくらいの無表情で牛島に食いついていたのです。
そしてそんなコンクリート出身であってもあなたを倒して全国大会に進むと豪語して帰っていくのでした。
誰かがおれに名前をつけてくれるなら おれは最強の囮がいい
こちらは全国大会で今一番小さな巨人に相応しいと言われている星海光来が所属する鴎台高校との試合での事、ずっと「最強の囮」という異名にパッとしないと腑に落ちていなかった日向がとうとうその異名を心から気に入ることができたシーンです。
同じチームには「コート上の王様」の異名を持つ影山や、「烏野の守護神」の異名を持つ2年生リベロの西谷夕がずっと羨ましいと思っていた日向は、心のどこかでもっとかっこいい異名が欲しかったようでした。しかしずっとあこがれていた「小さな巨人」という異名より「最強の囮」が自分にとっては最高の異名だと気づけたのです。
星海と出会い星海のプレーを目の当たりにし、星海の「小さい事はバレーボールに不利な要因であっても 不能の要因では無い!!」という自分にも当てはまる言葉を聞くことができた日向は「春高(ここ)に来れてよかった」と日向の中で何か変化があったように思えます。
これからも強くなり続ける日向翔陽
中学時代にチームメイトに恵まれなかった日向ですが高校で最高の仲間や刺激し合えるライバルと出会えたことで大きく成長しました。特に相棒である影山との出会いは本当に大きかったと思います。また影山にとっても日向という存在は大きかったでしょう。
そんな二人が現在はまたライバルとして敵チームとして戦っている最終章はこれからどんどん面白くなっていくこと間違いなしですね!これからの日向の活躍も楽しみにしていきましょう!
ここまでハイキュー!!の主人公である日向翔陽についてたくさんご紹介させいただきましたがいかがだったでしょうか。この記事を読んでもっと日向のことが好きになったりもう一度ハイキュー!!を見返してみようと思った方は是非原作もアニメも見返してみてはいかがでしょうか。