「ハイキュー!!」に登場する池尻隼人は常波高校3年生のバレー部員です。アニメにも登場し、声が良くて舞台でも注目を浴びており、ファンの間でも人気なキャラクターです。主人公の日向が所属する、烏丸高校バレー部のキャプテンである澤村大地と中学生の頃、同級生でした。
漫画だけでなくアニメ、舞台と活躍しているキャラクターである池尻隼人はどういったキャラクターなのか。特徴や性格にも加えて声優や舞台のことも紹介していこうと思います。
池尻隼人の基本情報
名前 | 池尻隼人 |
性別 | 男 |
所属/役職 | 常波高校 |
ポジション | ウィングスパイカー |
年齢/誕生日 | 17歳/2月19日 |
身長/体重 | 177.2cm/67.5kg |
背番号 | 4 |
初登場 | 5巻 |
声優 | 宮崎寛務 |
池尻隼人の特徴
改めて、池尻隼人の特徴を解説していきます。池尻隼人は常波高校のエースストライカーです。見た目の特徴としては、茶髪で前髪が短く、そばかすがチャームポイントです。好物じゃオムそばです。
烏野高校のキャプテン澤村大地とは泉館中学で同じバレー部に所属していました。中学時代も背番号は同じで、5番で澤村も1番でキャプテンでした。
池尻隼人の性格
池尻隼人は強豪校に所属しておらず、自分でも常波高校バレー部を弱小校と卑下していました。中学生の頃から、どうせ勝てないという発言をしたり弱気で逃げ越しな態度、性格をしていました。
しかし、そんな池尻を変えるエピソードが中学の頃にありました。中学最後の二回戦の試合で、みんながもう負けるだろうと思っていた時に、澤村だけが最後まで諦めずに戦いました。その後、澤村だけが悔しがっていました。そんな澤村に対して、試合が終わり部活からの開放感しか無かった池尻は、そうした気持ちが大事だと知ることができました。
実際に、高校最後の試合で烏丸高校と戦った時は圧倒的に負けている状況でも仲間を鼓舞するシーンなどがあり、勝つことに対してかなり貪欲になっていると言えます。
池尻隼人の声優
池尻隼人の声優は宮崎寛務さんです。宮崎寛務さんは北海道出身の声優さんで、代表作には「マギ」「聖闘士星矢Ω」があります。
舞台での池尻隼人
舞台で池尻隼人を演じたのは松田祐さんです。2015年から活動している広島県出身の俳優さんです。
元々舞台に出る予定ではなかった池尻でしたが、日向役である須賀健太さんが強く熱望し、登場することになりました。
舞台の中で烏野高校は1回戦で常波高校と戦い勝利しました。常波高校のメンバーは池尻のみで、他のメンバーは黒子で登場していました。続く2回戦で伊達工業高校と試合をし、烏野高校が勝利後、再び池尻が登場しました。負けた全国のチームの気持ちや、今まで頑張ってきた気持ち、そいういったものを代弁してファンの間では名シーンとして反響も大きかったです。舞台で注目されるキャラクターの1人であったと言えます。
池尻隼人の名言・名シーン
「多分こんな風にあっけなく”部活”を終わる奴が全国に何万人と居るんだろう
何試合もある予選を全部勝ち抜いて全国へ行ってこれが物語だとしたら全国へ行く奴らが主役で俺達は脇役みたいな感じだろうか それでも俺達はやったよ、バレーボールやってたよ」
これは1回戦で烏丸高校と試合をして、最後の試合として戦い終わった後に池尻が心の中で言った言葉です。勝者と敗者が存在するスポーツで、しかもこれが高校生活最後の大会でした。
1回戦で敗退するチームは約半分で、今までやってきたことがそこで終わってしまいます。強豪校と言われるチーム以外はほとんど勝ち進むことがありません。しかし弱小校と言われるチームでも今までしっかり練習をしてきました。足掻いてきたと言えます。
全国で負けてしまったチームのそんな気持ちを代弁したような名言でした。スポーツをしてきた人全てに刺さる言葉で涙する人も多く、反響があったシーンの1つです。
「なんかダサいし使い古された”台詞”みたいだし引かれるかもな•••でもそれでも言っておかなくちゃ 勝てよ•••!俺たちの分も!!!」
これは烏野高校と最後の試合をし、終了後に澤村に言った台詞です。
試合前に澤村と対峙した時点で、自分たちとの努力差を感じてしまった池尻でしたが試合は最後まで諦めませんでした。努力差を感じていましたが、自分たちも努力をしてきていたので悔いの残らないよう自分たちのプレーをしました。
自分たちの努力も分かっていたからこそ、言えた言葉だと思います。最後はしっかり澤村たちに自分たちの想いを託しました。
存在感を放った池尻隼人
池尻隼人の登場シーンは比較的多くはありませんが、記載した名言、名シーンから分かる通り非常に存在感が有り、欠かせない存在のキャラクターでした。
とても才能がある選手や強豪校だけではないスポーツの世界で、負けたチームに対して、チームの背景やその選手の気持ち、努力を考えさせられる作品にしたキャラクターであると言えます。漫画、アニメ、舞台それぞれの「ハイキュー!!」をギュッと引き締める役割をした池尻隼人は、ファンの間でも涙を誘う良いキャラクターとして人気を集めています。