芝山優生は東京都立音駒高校の1年生のリベロの選手です。絶大なリベロとして夜久がスタメンとして守護神として君臨しているため、普段は控えのリベロとしてベンチにいます。しかし、「守備の音駒」と言われるほどの守備力の高い音駒高校でリベロの選手としていることでその守備力の高さは予想できますが、その実力は実際どの程度でしょうか?
かつて、過去に強豪校と言われた宮城県立烏野高校が強い繋がりで切磋琢磨していたのが東京都立音駒高校です。しかし、体調不良の為に指導者不在になってしまい、強豪校という名は地に落ちてしまいました。それまで、様々なつながりがあり、そうして、強くなっていった烏野高校ですが相手にもされなくなってしまいました。そこで、新しく新顧問として配属された武田先生が粘って再びつないでくれた音駒高校とのつながりでした。
その音駒高校との練習試合で、控えのリベロとしてベンチにいたのが芝山勇気でした。
芝山優生の基本情報
名前 | 芝山 優生(しばやま ゆうき) |
性別 | |
高校/学年 | 東京都立音駒高校/1年4組 |
ポジション | リベロ(Li) |
誕生日 | 12月16日 |
身長/体重 | 162.5cm/53.3kg |
背番号 | 12 |
初登場 | 第27話 |
声優 | 渡辺拓海 |
芝山優生の特徴
芝山優生はバレーボールプレイヤーとしては低身長な162.5cmで、その守備力を生かしてリベロをしています。黒髪で真ん中わけの髪型で真面目そう素直そうな外見です。
初登場時の役割としては、音駒高校vs烏野高校の練習試合において音駒高校の解説役として、猫又監督の話し相手をしています。幼い顔立ちで先生の話し相手をしつつ、チームメイトの評価を行い、性格の良さがうかがえます。
音駒高校には絶対的守護神である夜久がリベロとして君臨しているため、チームに戦力として貢献できていませんが、梟谷グループとの合同合宿の時は、記録員的な役割でサポートを行いました。
芝山優生の性格
芝山優生は、癖のある猫又先生とベンチでよく話しており、それも素直に明るく受け答えとてもまじめな性格です。また、東京都春高予選の準決勝で活躍できなくて落ち込むリエーフを励ますために声をかけようとしたりととても優しい性格です。
烏野高校との練習試合後の片づけで、烏野高校の東峰に声をかけられた際にはそのオーラからビビってしまうなど気弱なところもあります。
芝山優生の声優
芝山優生の声優は、渡辺拓海さんです。渡辺拓海さんは、スマートフォン向けゲームの『あんさんぶるスターズ!』や『銀の匙 Silver Spoon』、『魔法科高校の劣等生』などで声優を務めています。
落ち着いた声をしているため、やはり普段は穏やかというキャラを演じることが多いようです。
芝山優生の名シーン
普段はベンチで控えている芝山優生の名シーンを紹介します。
控えリベロとしてのプレッシャーを乗り越える
全国大会の切符を勝ち取るための大事な春高予選。最後のチャンスである3位決定戦で絶対的守護神だったリベロの夜久がケガの為に戦線離脱することになります。
そして、芝山は夜久と交代することとなります。普段は入らないコートで緊張が高まります。そして、コートに入ったとたんに、相手チームから守備の穴だと言わんばかりに狙われるプレッシャーを受けることになります。
そして、相手チームから狙われてしまいアタックをはじいてしまいます。リベロとして狙われるという屈辱をうけることになります。
これまで、夜久という存在がいることで安心しきっており、自分には出番はないのだと安心しきっていた自分に気が付きました。自分の意識の低さに落ち込んでいるときに、キャプテンである黒尾が声をかけてくれます。音駒のコンセプトである、「俺達は血液だ滞りなく流れろ酸素を回せ脳が正常に働くために」を思い出させ、芝山自身も立派なチームの一員であることを意識させてくれます。
音駒のリベロは、ミドルブロッカーが後衛に回った際に守備の補填として交代しますが、芝山がリベロでいる間は、守備力も高い黒尾はリベロとは交代せずレシーブ要因に入ることになりました。それは、リベロの芝山にとっては悔しいことだが、自分の実力が低いものにはチャンスも少ないと自覚し、自分の実力を証明するために気合が入ります。そして、しっかりと呼吸を始めます。
そして、狙われたサーブはしっかりときれいに上げることが出来ました。
夜久からも交代の際に芝山は問題ないと言われており、試合経験が少ないだけで十分実力はあり、それをしっかりと発揮することが出来ました。そして、音駒の穴ではなくなり、音駒のコートの中の1人として流れに入ることが出来ました。チームメイトや監督、そして、ベンチで治療を受けている夜久もそれを確信してくれました。
成長し続ける芝山とリエーフ
春高予選3位決定戦、終盤の時点で後衛にいた黒尾はリエーフのブロックの不安定さから、レシーブに苦戦していました。そして、リエーフがとったワンタッチのボールをオーバーで処理しようとしたときに爪をひっかけてしまい出血、リベロの芝山と交代をすることになりました。
それまで、リエーフが前衛の時の後衛としてのレシーブ役は黒尾だったのですが芝山に代わります。交代時に、芝山はリエーフに後衛には自分がいることを伝えます。
この時点ではリエーフはこの意味が分かっていません。そして、リエーフはブロックの際にボールをシャットアウトをすることに専念してしまい、腕を振り回してしまいます。それによって、ボールのコースが広がってしまい後衛にいる芝山は相手アタックをはじいてしまいます。今まではそんなリエーフの荒いブロックでも夜久はしっかりとカバーしていました。そして、芝山はチームへはじいてしまってしまったことを謝罪します。
芝山が謝ったことをリエーフは不思議に思います。「誰か一人のせいじゃない」そして、その芝山の行動でリエーフは気づくことができます。バレーのチームワークは繋がっていて、誰かのせいといえないのは「プレーは全部つながっているから」と。
そして、それまで自分が活躍することを考えていたリエーフですが、自分はチームの一員であり、そして、後衛で守ってくれているのは夜久ではなく、芝山だという事を、後ろには芝山が守ってくれているということを意識できるようになります。
音駒高校のマッチポイントになった時、相手の優秀なエースがアタックを打ちに来た際に、普段はボールを止めようと腕を振り回すリエーフがコースを絞るためにビタッとしっかり腕を止め、相手エースはそれを避けコースを変えクロス打ちへ。
しかし、そこには芝山が待ち構えており、きれいに上げることができます。
そのレシーブから音駒のきれいな攻撃につながり、見事音駒高校は全国大会の切符を手に入れることが出来ました。
そして、芝山とリエーフはお互いがチームとして相手を信頼しプレイが出来たことを確信します。
これまで、音駒のチームとしては一部になり損ねていたその二人が音駒の真骨頂であるチームワークにはまる瞬間でした。
芝山優生は、かわいい顔でも実力は音駒の次世代リベロとして十分!
試合経験がない芝山にとっては、夜久ケガでの出場は不本意ながらとても貴重な経験だったでしょう。
そして、リエーフとの同じ1年生同士でつかんだチームワークの快感。今後、音駒が更なる飛躍を魅せることが期待されます!