「ハイキュー!!」にてIH(インターハイ)で準優勝という成績を収めるほどの強豪校の稲荷崎高校男子バレーボール部。そんな強豪校のMB(ミドルブロッカー)を務める一人が角名倫太郎です。
烏養コーチが「センスの塊って感じの奴。」と称賛するほどの実力の持ち主で相手チームを翻弄する選手です。MBの多くは高身長の選手が多いですが角名は特別高くもない身長みたいですね。
そんな強豪稲荷崎で一目置かれる角名倫太郎の魅力をできる限りお伝えしていこうと思います!
角名倫太郎の基本情報
名前 | 角名倫太郎(すなりんたろう) |
性別 | 男 |
所属/役職 | 稲荷崎高校男子バレー部 |
ポジション | MB(ミドルブロッカー) |
年齢/誕生日 | 15->22/ 1月25日 |
身長/体重 | 185.7㎝/73.2㎏(高校2年の時) |
背番号 | 10 |
初登場 | 第247話(原作)/第4期13話(アニメ) |
声優 | 島﨑信長 |
角名倫太郎の特徴
稲荷崎高校の特徴としてそれぞれの名前に様々な狐の名前が使われています。若干見た目もそれぞれの名前の狐に寄せているようです。
角名の場合は『チベットスナギツネ』だと思われます。見た目も無表情で少し切れ長な目をしています。髪型も少し髪が長く毛先だけ外ハネです。
身長は同学年の男子に比べて高いですがMBとしては特別高いわけでもないようです。稲荷崎は兵庫県の学校で方言では関西弁を話す県ですが、稲荷崎で唯一標準語を話します。関西人だけどあえて関西弁を話さないのか、それとも県外出身なのか何も情報は出ていません。
角名倫太郎の性格
プレー中の角名の描写を見ていると相手チームにたたみかけるタイミングや相手を挑発するタイミングが絶妙ですし、観察眼が長けたプレーが目立ちます。しかし作中、試合中点差が離されたり勝利目前に差し掛かった時すこしさぼりがちになってしまう性格を主将の北信介にはお見通しみたいです。
そんな無気力なイメージが強く同じ年の宮兄弟にはズバズバ切り込む角名。しかし主将をはじめ先輩方には頭が上がらないといった印象を受けます。
角名倫太郎の能力
角名のプレー中の印象は体幹の強さと体を操るセンス、そして相手ブロッカー・スパイカーを操ってしまうようなまさにセンスの塊のようなプレースタイルです。体幹の強さを生かした打点の幅が広いアタックと武器としていています。
MBですのでブロックも侮れません。角名はスロースターター(エンジンが遅れてかかってくること)らしく、対烏野戦でも1セットの後半からブロックがバンバン決まりだしているように見受けられます。
ブロックにはリードブロックとゲスブロックがあります。リードブロックはトスが上がってから飛び、ゲスブロックはトスがどこに上がるか予想して飛ぶものです。角名はかなり反応の早いリードブロックを得意としているようです。
対烏野戦ではブロックで烏野の2年生エースでチームメーカーでもある田中龍之介を潰すために畳みかけるようなブロックの数々が凄く印象的でしたね。またスパイカーが多くブロックに捕まることはトスを上げるセッターにとってもプレッシャーとストレスでしかありません。
烏野の影山飛雄も少し顔をしかめたり、早いな…!とストレスを感じさせている描写があります。チームにとっては最高の味方、相手チームにとってはかなり厄介な選手ですね。
烏野vs稲荷崎戦での角名倫太郎の
角名の助走も体の向きもフェイクでブロッカーをクロス側へ誘い空中で体幹の強さを生かしてストレートに打ち込むという逆を突くプレースタイルですが烏野には段々攻略されていきます。
最終的に烏野の烏養コーチの教えでもあるアタッカーvsブロッカーの1対1ではなくアタッカーvs6人の考えを忘れず1~2セットと時間をかけてクロス側は自分が締め続けるから角名のターン打ち(クロス側の反対方向で右利きの選手にとって左側に打つスパイクのこと)を後ろの5人で捌いてくださいと伝えていたのです。
角名のターン打ちは打てば打つほど月島に、そして烏野の有利になっていきました。相手ブロッカーを操るスパイクを武器にしていた角名ですがいつの間にかその攻撃に烏野が「慣れ」て「攻略」されていたという事になります。
角名倫太郎の弱点
角名にとっての本当の弱点は稲荷崎高校バレー部主将の北信介だといえるでしょう。角名のさぼりがちな性格を見抜いていますし、角名が部活の外周で近道がないか探していても近くに北がいたり、「怒鳴るも殴るもしないのに圧が強すぎる」「あらゆる面で隙が無さすぎる」と角名含め宮兄弟や3年の銀島も北の正論パンチに弱いみたいです。
角名倫太郎の現在
22歳になった角名倫太郎は現在長野県のVリーグチーム「EJP(東日本製紙)RAIJIN」というチームでMBとして活躍しています。Division1(最上位リーグ)のチームに所属していることからやはり技術が高い選手だという事が分かります。
同じチームに元梟谷学園高校バレー部出身の鷲尾辰生と元井闥山学院高校バレー部の古森元也も所属しています。
角名倫太郎の声優
角名倫太郎の声を担当しているのは大人気声優の島﨑信長さんです。他にも島崎さんはあのロングラン上映されるほどの社会現象を巻き起こし多くの国で上映されていた「君の名は。」にも出演されていました。またその他にも「Free!」七瀬遙や「ダイヤのA」降谷暁、「斉木楠雄のΨ難」海藤瞬など無気力キャラから中二病キャラまでもをこなす実力派声優さんです。
角名倫太郎の名シーン
———大丈夫 あんたブロック上手だよ———
こちらのシーンは烏野の月島が乱れたボールでもきっと角名はセンターから速攻を打ってくると想定し、案の定打ってきたときにブロックに飛びますがターン打ちで得点をもぎ取った角名が月島にはなった一言です。
プレーで相手ブロックを操る角名ですが、対烏野戦で
月島や田中に言葉で仕掛けにいってるようなシーンも見受けられます。このセリフはブロック凄く上手だけどやっぱり今までのアタッカーへの対応力では自分(角名)を攻略できないよと挑発しているように聞こえます。
きっとこのセリフを吐いたときはまだ月島が自分を攻略してくるとは夢にも思っていなかったのでしょう。こういった静かな挑発も角名の武器の一つなのかもしれませんね。
角名倫太郎は稲荷崎に不可欠な脅威のひとつだった
稲荷崎は高校No.1セッターと言われている宮侑、たとえその侑を崩しても補完できる双子の治「宮兄弟」や梟谷学園高校バレー部の木兎光太郎と同じく全国三大エースに最も近いとされている「尾白アラン」の印象が強いという方も多くいらっしゃいます。
そんな粒揃いの稲荷崎ですが一際異彩を放つ角名倫太郎は強豪稲荷崎の脅威の一つだといえるでしょう。角名の相手を操るスパイクや高性能なリードブロッは稲荷崎の勝利に不可欠なものです。
烏野vs稲荷崎が始まったところで第4期の1クールが終了してしまいましたがまた7月から第4期の2クールが始まります!7月までにもっと稲荷崎をはじめ角名倫太郎の魅力を知ることによってもっとアニメも原作も楽しめること間違いなしです!