「僕のヒーローアカデミア」にて、ヒーロー殺しとして登場するステインとは、一体どんな人物なのでしょうか?
ステインのことが大好き、よく知っているという方も多いと思いますが、改めてステインの性格や個性、名台詞や名シーンまでご紹介したいと思います。
ステインの基本情報
名前 | 赤黒血染(あかぐろちぞめ) |
性別 | 男 |
ヒーロー名 | ステイン |
個性 | 凝血 |
学校・学年(所属) | なし |
年齢/誕生日 | 31歳 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 井上剛 |
初登場 | 漫画第42話、アニメ第11話 |
ステインの特徴
外見の特徴はシュッとした顎とブツブツの細くて長い舌、そして包帯のマスクを身に着けています。赤いマフラーとバンダナをしており、刃こぼれをした日本刀とサバイバルナイフを持ち歩いています。身に着けている包帯の下は削がれた鼻や剥がされたような傷跡のある皮膚が隠れています。
独自の思想に基づき贋物のヒーローに粛清を与えることを目的にしています。その信念に反するプロヒーローを各地で襲撃し、これまでに17人のヒーローを殺害、23人を再起不能に追い込んでいます。その凶悪さから通称ヒーロー殺しと呼ばれ恐れられるようになりました。
ステインの性格
各地のプロヒーローを襲う凶悪犯でありながらも、オールマイトに心酔しているような素振りを見せています。自身を殺していいのはオールマイトだけだと口にしていることから、オールマイトこそが本物のヒーローとして考えているようです。
兄を襲われ怒りに身を任せて戦闘した飯田天哉に対して、近くにいる襲われて動けないヒーローをまず救えと言い、憎しみにのまれ私欲を満たすなどヒーローから最も遠い行いと言い放つなど、敵でありながらも本物のヒーローとはどんなものなのかを教えてくれる場面もあります。
ステインの個性
ステインの個性は凝血です。相手の血液を摂取することで、相手の体の自由を奪うことができます。相手の血液型によって、効果時間は異なります。O型、A型、AB型、B型の順に拘束できる時間が長く、最大で8分間自由を奪うことができます。ステインの血液型はB型なので、B型に近い血液型ほど効きやすいのでしょう。
どうにかして血液を摂取しないと効果が発動しなかったり、効果時間も血液型によっては長くないため個性だけで言えばそこまで強い個性ではありません。しかし、ステインは桁外れの身体能力と戦闘技術があるため、ステインの強さはステイン自身にあります。
ステインのかっこよさ
ステインが敵でありながらかっこいいと言われているのには、ステインの戦闘においての強さはもちろんのこと、自身の信念を曲げずに最後まで貫き通している姿が好印象なのではないでしょうか。読者からもかっこいいと人気ですが、その姿は作中のキャラクターである敵連合のスピナーやトガヒミコ、荼毘に強い影響を与え、ステインの意思を継ぐという名目で死柄木弔の元へ集結しているほどです。
オールマイトのようなヒーローだけがいる世の中を夢見ていたステインですが、ヒーロー達と考えややり方は違いますが、ステインも正しい社会のためにと体を張って世の中を正そうとしていた人物なのです。
ステインの声優
ステインの声は、井上剛さんです。シグマ・セブンに所属し、佐賀県出身の声優さんです。
代表作はアニメでは、2011年「TIGER&BUNNY」のスカイハイやキース・グッドマン、2013年「ビーストサーガ」のビッグセロウ、2016年「D.Gray-man HALLOW」のコムイ・リーがあります。他にも吹き替えやナレーションなど様々な場面で活躍しています。
ステインの名言・名セリフ
ここでは、ステインの名セリフや名言について解説させていただきます。
「何を成し遂げるにも信念…想いが要る。ない者弱い者が淘汰される。当然だ。」
ステインが贋物だと思うヒーローを粛清し、正しいヒーローだけの世の中にするといった信念にも、ステインの強い意志が原動力になっています。ステインの信念は相当なものでした。ヒーロー殺しとしての台詞ですが、現実に置き換えてみたときこの台詞が心に刺さるという読者も多かったのではないでしょうか。
「自らを顧みず他を救い出せ、己の為に力を振るうな、目先の憎しみに捉われ私欲を満たそうなど…ヒーローから最も遠い行いだ」
兄の仇を取ろうとステインに挑んだ飯田天哉にステインが放った言葉です。オールマイトこそが本物のヒーローという強い思いを持っていることもあり、ステインが思うヒーロー像はまさにオールマイトのようなヒーローなのでしょう。この台詞のような行動をオールマイトは常にしていました。敵でありながらもヒーローのあるべき姿を誰よりも強く思い描いています。
「贋物…正さねば誰かが血に染まらねば、英雄を取り戻さねば!来い、来てみろ贋物ども。俺を殺していいのはオールマイトだけだ」
折れた肋骨が肺に刺さっている状態でありながらも、エンデヴァーに向かっていこうとしたステインでした。気絶する最後の最後まで信念を貫き通し、その気迫はその場にいた誰もが縛り付けられるほどの威圧感でした。
ステインは敵でありながらも誰より本物のヒーローだけの世界を望んだ、ダークヒーロー!
本当に敵なのかと疑ってしまうほど、ヒーローに対しての想いが強いステインです。ステインと緑谷出久らの戦闘シーンは、見所が沢山ありステインの強さがよく分かるので好きという読者も多いのではないでしょうか。