「ハンター×ハンター」の通称幻影旅団編と呼ばれるストーリーの中で、クラピカの回想シーンで初登場するイズナビ。クラピカに念を教えた師匠になりますが初登場時は名前は明かされることがありませんでしたが、後に会長選挙編で再登場し、暗黒大陸編で名前が明らかになります。また、2011年に放送されたアニメでは名前がミズケンとされています。
イズナビの基本情報
名前 | イズナビ |
性別 | 男 |
所属 | ※暗黒大陸編ではカキン第6王子・タイソン護衛 |
念能力 | 不明 |
年齢/誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 矢尾一樹(第1作1999年~)/相沢まさき(第2作2011年~) |
初登場 | 9巻 |
ハンターランク | プロハンター |
その他 | アニメ第2作では名称はミズケンに変更されていました。 |
イズナビの特徴
イズナビの初登場はハンターハンター9巻、通称幻影旅団編と呼ばれるストーリーです。クラピカが幻影旅団の一人ウヴォーギンと闘う中自らの念能力について振り返る回想シーンで登場します。
クラピカとイズナビが何処で会ったのか明らかにはなっていませんが、初登場のイズナビは何故か森の中で柔道着という不思議な格好で描かれています。ハンター試験後、イズナビはクラピカに念を教える師匠として描かれていますがその後本編に会長選挙編で再登場します。
また、続く暗黒大陸編(カキン王子編)では王子の護衛役としてクラピカに協力しておりある意味メインキャラクターとして再登場を果たしています。
念能力の師匠としての腕は確か!
ハンター試験後、クラピカは仲間の緋の目を探すためマフィアに関わる仕事を探しに仲介所を訪れますが念を習得していないことから一度追い替えされてしまいます。ヨークシン開催に併せクラピカがイズナビの元で年の修業をした期間は半年。
その半年でクラピカは念を学び、基礎だけではなくその先の応用「発」まで習得しています。天空闘技場で同じくゴンとキルアも念修行を行っていましたが、二人が習得できたのはあくまで基礎のみ(それでも師匠であるウィングからは1000万人に1人の才能と言われています)。クラピカに元々念能力者としての資質があったとはいえ、半年で幻影旅団と同等に戦えるだけの力を身に着けさせるのは並大抵のことではありません。イズナビは教え手としてかなり優秀な師匠であると言えるでしょう。
クラピカとの師弟関係は?
ハンター試験後、裏ハンター試験として念能力の習得に向かったクラピカ。その師匠になったのがイズナビですが、二人の師弟関係は少し変わっています。元々あまり人の話を聞かない性格のクラピカではありましたが、イズナビの話の途中で席を立ってしまったりと完全に尊敬しているわけではなさそうです。
とはいえ、念能力者としては尊敬しているのか、イズナビが話す念能力の性質や制約と誓約についてなどは真摯に耳を傾けており実力は認めているようです。イズナビも自分の事をある程度軽くあしらっているクラピカを最後まで見放さなかったので、良い師弟関係と言えるでしょう。
イズナビの知識と洞察力
イズナビはクラピカとの修行の中で、クラピカが特殊な事情を抱えていることを察知し「制約と誓約」という念能力をさらに強化するための規約を教えます。クラピカの目的は仲間の緋の目を探すこと、そして対象は幻影旅団に特化しています。さらに念能力の使用に関して「自分の命を懸ける」という最大級の誓約をかけたことによりクラピカの念能力は格段に跳ね上がりました。
また、イズナビはクラピカが緋の目を発動した瞬間念能力が具現化系から特質系になったことも瞬時に見抜きました。
暗黒大陸編で再登場!
イズナビの初回登場はクラピカの師匠としての回想シーンでしたが、その後暗黒大陸編と呼ばれるストーリーでイズナビは再登場します。そこではクラピカに協力する形で王子の護衛を担当します。他に呼ばれたメンバーが一部ビスケ(キルアからの紹介)もありますが、かなりクラピカが信用を置いているメンバーなので、イズナビもクラピカから信用されているのが分かります。
実はイケメン!?
また暗黒大陸編でイズナビが護衛をつとめる第6王子タイソンはかなりの美形好き。他の護衛達も全員男性で見事の美形ばかりが揃えられています。おそらくある程度の顔面偏差値のチェックが護衛合格基準としてありそうなので、護衛に選ばれたイズナビは実はイケメンと言えるでしょう。
実はイズナビのモデルはB’sの稲葉浩志と言われています。イズナビの文字をばらけさせると確かにビズとイナが入っています。それならば美形なのも納得ですね……。
イズナビの声優
ハンターハンターのアニメは1999年から放送された第1作、2011年から放送された第2作の2回放送されています。
アニメ第1作では声優を「機動戦士ガンダムΖΖ」のジュドー・アーシタ役や「ONEPIECE」のフランキー役を務める矢尾一樹さんが担当しています。アニメ第2作では「おおきく振りかぶって」の桐青野球部監督、「十二国記」の尚隆役を務める相沢まさきさんが担当しています。
イザナビの名台詞・名シーン
ここではイザナビの名台詞や名シーンを紹介していきましょう。
制約と誓約だ
これはイザナビがクラピカに自分の念能力に制約と誓約という枷を与えることで、能力を飛躍的に向上させることを教えたシーンの名台詞です。クラピカには仲間の緋の目を取り戻し、幻影旅団を殺すという明確な目的がありました。逆に言えばそれ以外の目的はない友言えます。
イザナビのこの助言でクラピカは自らの念能力に制約をかけ、更に自分の命を懸けるという誓約を課しました。非常に重い枷をバネに、クラピカの念能力は飛躍的に向上します。一方で、幻影旅団への敵討ちなら命を懸けるという現在のクラピカの危うい均衡を確かなものにしてしまった言葉でもあります。
イザナビの今後に期待!
現在暗黒大陸編で第6王子タイソンの護衛に当たっているイザナビ。現在まだ単行本未収録のストーリーでもイザナビが活躍する話が本誌に掲載されています。今後カキン王子編ではどのようにストーリーで活躍していくのか、目が離せないキャラクターの一人です。