「ハンター×ハンター」の始まりの章でもあるハンター試験編。その中で第3次試験となるトリックタワーに登場するジョネス。ゴン達の前に現れた減刑を条件に試験官となった超長期刑囚の一人としてジョネスは登場します。
キルアとジョネスの戦いのシーンを覚えて居る方も多いと思いますが、今回はジョネスのキャラクターや名台詞・名シーンについて詳しく紹介していきましょう。
ジョネスの基本情報
名前 | ジョネス |
性別 | 男 |
所属 | 超長期刑囚 |
念能力 | なし |
年齢/誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 小山剛志 (第1作1999~放送)/ 松山鷹志(第2作品2011年~放送) |
初登場 | 3巻 |
ハンターランク | なし |
その他 | 超長期刑囚としての懲役968年 |
大量殺人犯ジョネス
ジョネスはゴン達の参加するハンター試験の第3次試験トリックタワーに登場する試験官の一人です。通常の試験監と異なり、ゴン達と一対一で対決する彼らは超長期刑囚であり試験官として戦うことで減刑されるシステムになっていました。
ジョネスはゴン達と闘う最後の一人として登場しますが、レオリオはジョネスの姿を見た瞬間対戦相手であるキルアに「俺達の負けで良い、あいつとは戦うな」と忠告をします。レオリオが一目その姿を見ただけで思い出せるほどジョネスは有名な殺人鬼だったのです。
ジョネスはザハン市犯罪史上最悪の大量殺人犯であり、通称「解体屋(バラシや)ジョネス」の異名を持っています。ジョネスによって殺害された人間は老若男女含146人。その被害者の遺体には死体は幹らず最低でも50以上の部品に分解されているという共通点がありました。
ジョネスの能力
ジョネスにより殺害された遺体は必ず50以上の部品(パーツ)に分解されており、多い時では数千もの肉片に分けられ、生きながらに内臓をえぐりだされた被害者も存在します。
ジョネスはその作業をナイフなど道具を一切使わず全て素手で行っていました。ジョネスを逮捕した警察官も、逮捕時自らの腕をジョネスによって引きちぎられています。ジョネスの能力の最大の特徴は異常なまでの指の力で素手で人の肉を掴み取るというものです。その指の力は素手で石の壁を砕くほどに匹敵します。
こうして146人もの人間を殺害した大量殺人犯のジョネスは囚人としても異例の長さである懲役968年という刑を課せられています。
キルアとの戦い
ゴン達との戦いで、ジョネスの対戦相手になったのはキルアでした。ジョネスはキルアを前に、久々に生の肉がつかめると蹂躙を始めようとします。ところが、キルアの「死んだ方が負けで良いね?」という台詞の直後、一瞬で心臓を抜き取られ握り潰された後に命を落としてしまいます。
ジョネスは殺人鬼としては圧倒的な能力を持っていますが、暗殺一家のエリートとして育てられたプロの暗殺者キルアにしてみればアマチュア当然の弱さだったのです。
ジョネスの声優
「ハンター×ハンター」は現在2回アニメが放送されています。1999年より放送された第1作では「うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。」(ケニス役)・「うたわれるもの」(クロウ役)などを担当した小山剛志さんが担当しています。2011年より放送された第2作では第1作で幻影旅団役のノブナガ・ハザマ役やゾルディック家執事ゴトー役を担当した松山鷹志さんが声優を担当しています。
ジョネスの名台詞・名シーン
ここではジョネスの名台詞や名シーンについて紹介させて頂きます。
久々にシャバの肉をつかめる…
対戦相手のキルアを前にジョネスは素手で壁を粉砕してこの言葉をつぶやきます。その姿を前に、レオリオはキルアに棄権するように思わず忠告します。他の超長期刑囚とは異なるジョネスの殺人犯としての異常さが現れているシーンです。
試験も恩赦もオレには興味がない
ジョネスの他の超長期刑囚として試験官になったメンバーは皆恩赦を目当てにしてのものでした。ところが、ジョネスは一人だけ試験官になった目的が異なりました。試験官になれば合法的に生の肉を掴み取ることができると考えたのです。
本来の勝負とは異なり、キルアを前に一方的な惨殺をしかけようとした名シーンになります。
か…返…
キルアとの勝負が始まり、勝敗が付くのは僅か一瞬の出来事でした。勝負の勝敗は相手が死ぬまででよいか?と確認するキルアの言葉にジョネスが応える前に、ジョネスは異変に気が付きます。目の前にいるキルアの手の中に自分の心臓が握られていたのです。
本来の自分の能力である「素手で人の肉を掴み取る」のより素早く正確な方法でキルアに心臓を抜かれてしまったジョネス。返せ、という言葉を言いきる前に目の前でキルアに心臓を握りつぶされてしまいます。
キルアとの戦いに敗れた殺人犯ジョネス
ハンター試験第3次試験でキルアとの戦いに敗れた殺人犯ジョネス。ただ、この戦いに彼が破れたのは相手が暗殺者としてエリートであるキルア・ゾルディックだったことが最大の敗因と言えるでしょう。実際ジョネスの対戦相手がレオリオや他のメンバーだった場合負けていた可能性も高いのです。
ジョネスとキルアの戦いは、キルアの暗殺者としての能力が明るみになる名シーンとなっています。