【ジョジョ】空条ホリィとジョースター一族の血縁関係とは！？

第3部「スターダストクルセイダーズ」で主人公の承太郎が動き出すきっかけとなる空条ホリィ。歴代の「ジョジョ」シリーズの登場人物とも血の繋がりの多い空条ホリィにはどんな親戚がいるのか、どういった性格なのかなどについて解説していきます。

空条ホリィの基本情報

空条ホリィの特徴

ホリィは第2部「戦闘潮流」の主人公ジョセフ・ジョースターの娘にして第3部の「スターダストクルセイダース」の主人公の空条承太郎の母であり、第6部「ストーンオーシャン」の空条徐倫の祖母でもあります。夫はジャズミュージシャンの空条貞夫で、第4部「ダイヤモンドは砕けない」の主人公の東方仗助は異母の弟で、同じく第4部の静・ジョースターは両親の引き取った義理の妹という「ジョジョ」シリーズの中でも特に広い血縁関係を持つ人物です。

当然、旧姓はジョースターで、イタリアとイギリスのハーフであるアメリカ人で、結婚した後には日本に定住します。名前の由来は作中で語られており「聖なる」を意味する「holy」です。年は第3部で45歳で、長らく日本で暮らしていた為、流暢に日本語を話すことができます。

空条ホリィの性格

ホリィは母であるスージーQの面影を色濃く受け継いでぁ、性格と母と同じくとても明るく元気があります。また戦いを好まない穏やかな性格でもあり、相手の緊張感を解きつつ自然と周囲を和やかにしてしまう特殊なオーラを持っています。一方、ジョースター家の代々の女性特有の「気丈さ」も兼ね備えていて、床に伏せってしまった時にもジョセフ達に不安を与えないように、普段通りの姿であるように気丈に振る舞いました。

また、家族のことを愛する気持ちが人一倍強いです。息子の承太郎に対しては溺愛し、牢屋に入れられたことがあっても承太郎のことを最後まで信じて疑いませんでした。両親に対しても同じで、父のジョセフには和名に当たる意味の聖子と呼ぶことをねだります。そして、甘えたがりかつ抱きつき癖があるようで、承太郎やジョセフに抱きつきますが、どちらからもやや煙たがられています。

第2部での空条ホリィ

原作の漫画では実際の初登場は第3部ですが、テレビアニメ版では第2部の最終話で姿を少しだけ見せています。第1部から登場していたエリナ・ジョースターを看取る人々の中にいました。ジョセフとスージーQ、リサリサといった第2部の主要人物にしてジョースター一族と共に、まだ7歳のホリィと思われる少女エリナの曾孫としてその場にいるのが見受けられました。

第3部での空条ホリィ

日本で穏やかな日々を過ごしていたホリィでしたが、ジョースター一族の宿敵とも言えるディオが復活を果たします。それに伴って、ホリィもシダ植物状のスタンドが発現したことで、高熱で倒れます。理由は、闘争心のない優しい性格が災いし、スタンドの制御できなかった為であり、余命50日を宣告される程の生命の危機に陥ります。

ホリィの命を助けるには、この体調悪化の原因であるスタンド能力の暴走を止めねばならず、その為にはディオを倒すしかないと知った承太郎達はエジプトへ向かいます。結果的に、ディオが倒されたことにより、スタンドの呪縛から解放されて一命を取り留めることとなりました。

スタンド能力

他のジョースター一族と同じくディオの復活で現れたスタンド能力ですが、ホリィにはあまり精神力がなかったので、スタンドを操ることができず作中でもその能力は使用されませんでした。後に「ジョジョの奇妙な冒険 設定資料集」で原作者の荒木飛呂彦先生に明かされており、能力は「癒し」だそうです。もしかしたら治癒能力を持つスタンド、第4部の東方仗助の「クレイジーダイヤモンド」に似た能力だったかもしれません。形はジョセフの「ハーミットパープル」のような茨状であることは分かりましたが、明確な姿や形は分からず名前も不明です。

空条ホリィの声優

ドラマCD版は深見梨加さん、OVA版前半は佐久間レイさん、OVA版後半は安藤ありささん、テレビアニメ版は高木礼子さんです。

空条ホリィの名台詞・名シーン

「おまわりさん本当は優しい子なんですよ。そんな大それたことが出来る子じゃないんですよ」

留置所に入れられた息子の承太郎を保護者として迎えに来たホリィ。息子を溺愛するあまりに警察に捕まるような行動は起こさないと思っているようです。

「や、だってパパに抱きしめて貰うの久しぶりなんだモン」

40代になっても父親に甘えることを忘れないホリィは、ジョセフに向かって盛大に抱きつきます。流石のジョセフも45歳になってまでくっつきにくる娘に呆れています。

争いを好まない空条ホリィ

空条ホリィは良くも悪くも、優しく穏やかで戦闘を望まない性格から、ジョースター一族とディオの何代にも及ぶ争いに直接的には関わることは一切ありませんでした。