【ジョジョ】モハメドアブドゥルは死亡した?声優や名言を紹介!

ジョジョの第3部の冒頭から登場し、承太郎一行にメンバーとして旅をしたモハメドアブドゥル。「マジシャンズレッド」を巧みに扱って、承太郎らと共にディオの配下の敵と戦うことになります。そんなモハメドアブドゥルとはどんな人物であるのか、スタンド「マジシャンズレッド」の能力とはどんなものなのかまとめていきます。

モハメドアブドゥルの基本情報

モハメドアブドゥルの特徴

エジプトの首都カイロ出身の占い師で、先天的なスタンド能力の使い手です。ジョセフ・ジョースターの友人であり、承太郎にスタンド能力を理解させて檻から出す為の助っ人として日本を訪れました。第3部のメインキャラクターであり、好きな色はオレンジ、好きな映画はロバート・デ・ニーロの「ミッドナイト・ラン」といった細かな設定がされています。

更に寿司が好物という設定もあります。アニメオリジナルのストーリーでは、空条宅にて茶道を嗜み、船の上では学生服のままで行動する花京院と承太郎を見て関心する場面があります。母国は日本でないながらも日本文化や風習に関して興味を持っているようです。

モハメドアブドゥルの性格

仲間内の中では真面目な部類であり、敵のスタンド能力についても詳しい頭脳派です。周囲から得た情報などを駆使して、臨機応変に対応できます。マライアとの戦いで窮地を脱した際には自身のイメージを気にかける点も見受けれます。

一方で、復帰後にはコメディチックなキャラクターとしての一面が強調されるようになりました。非常に下品な姿も見せており、地中に潜むスタンド使いに対してポルナレフに小便をかけないかと誘いました。また、ダニエルjダービーとの賭けの際には、熱しやすいので勝負に向いていないという自己評価を下しています。

モハメドアブドゥルの容姿

褐色の肌で頬には傷跡のような線があり、黒髪を頭頂部で短くドレッドのように束ね襟足を下で纏めた髪型をしています。耳につなぐ首飾りと腕輪の装飾品を身につけ、ゆとりの持たせた幅のコートを着ています。

連載初期は、どちらかと言うといかつく悪人に見えるような顔立ちをしていました。その為か承太郎にもブ男と言われるなどの扱いを受け、年齢も不明でした。後に発売された函装版JoJonium13巻の「荒木飛呂彦が語るキャラクター誕生秘話」で、20代後輩だと明かされました。また、作者の荒木飛呂彦が「経験を積んだ人間は精悍な顔つきになる」として実年齢よりも上に見られる理由を答えています。

モハメドアブドゥルの活躍

承太郎を留置所から出させる為にジョセフに呼ばれて日本を訪れ、ホリィを救う為にそのままジョセフら共にエジプトへ向かう旅を始めました。途中、ホルホースjガイルのコンビと遭遇して1度離脱しました。「エンペラー」に脳を撃たれたように見えたものの、「ハングドマン」に背中を刺されて後ろに仰け反った体勢だった為、死んだかと思われたが実際は頭蓋骨を掠める程の怪我で済みました。

傷の治療が必要なので承太郎達が別行動をとりましたが、「ジャッジメント」戦で戦列に復帰し、紅海の小島にて合流しました。そこまでは読者と同様にポルナレフはアブドゥルが死んだものと思われ悼まれていました。その直後、負傷によって一時的に離脱してしまった花京院の穴を埋めるような活躍を見せ、スタンド「マジシャンズレッド」を駆使してチームに貢献しました。

モハメドアブドゥルの死

メインキャラクターの1人であるアブドゥルの死はとても衝撃的なものでした。ディオの館に敵のスタンド使いによって2手に別れてしまったアブドゥルはジャン=ピエール・ポルナレフとイギーと共にヴァニラアイスと戦いました。敵のスタンド「クリーム」の攻撃の軌道からポルナレフを逸らす為に押し出して身代わりになりました。

結果的に、アブドゥルは二の腕から先だけを残して「クリーム」の暗黒空間に飲まれで死亡し、残された腕も食われてしまいました。その後、ヴァニラアイスはポルナレフの手によって仇をとられて死亡し、その死んだ時には同じくやられたイギーと共にアブドゥルが天に上っていく様子が描かれました。

スタンド「マジシャンズレッド」

鳥の頭に筋骨隆々の男体、両手首と下半身に炎を纏った姿のスタンドにして、ジョジョで顔と名前が初めて登場したスタンドでもあります。バンドデシネ作家のエンキ・ビラルの作品「ニコポル三部作」に登場するホルスをモチーフにしたそうです。

炎と熱を操る能力があり、鉄柵なら空中で溶かすことも容易にでき、1500℃くらいは出ます。「マジシャンズレッド」の放つ炎自体もスタンドであり、熱気は感じられないが通常の炎と異なってスタンド使いにしか見えません。また、コントロールも自在で、物体の下半分だけを燃やすなどの芸当も可能です。ただし、承太郎との初対面では水道水で炎が消えてる場面があり、意外な弱点であるかもしれません。

「マジシャンズレッド」の必殺技

十字架状に炎を放つ「クロスファイヤーハリケーン(C・F・H)」、それを分裂させて大量に放射する「クロスファイヤーハリケーンスペシャル(C・F・H・S)」があります。攻撃以外にも炎のバリエーションがあり、縄状の炎で相手を束縛する「赤い荒縄(レッド・バインド)」があり、一定範囲内に存在する生物の生命エネルギーを探知するができ、敵のスタンド使いを探す時にとても重宝します。

このような必殺技のようなある「マジシャンズレッド」は単純にスタンドそのものの力も強く、「ジャッジメント」にも負けませんでした。シンプルな能力かつ純粋に強いスタンドであり、性能や利便性の高さ故に、仲間内の中でも真っ先に攻略対象とされることがありました。

モハメドアブドゥルの声優

第3部格闘ゲームでは江川央夫さん、OVAでは小林清志さん、CDドラマでは大塚明夫さん、オールスターバトルでは江原正士さん、テレビアニメ版では三宅健太さんです。

モハメドアブドゥルの名台詞・名シーン

「占い師のわたしに予言で闘おうなどとは、10年は早いんじゃあないかな」

ディオの肉の芽に支配されていたポルナレフとの対決の場面です。アブドゥルに向かって「貴様自身のスタンド能力で滅びるだろう」という予言をポルナレフは告げましたが、占い師であるアブドゥルに予言は通じませんでした。

「「審判」のカードのカメオとかいったな!地獄を!貴様に!HELL 2U!(ヘル トゥーユー)」

死んだと思われていたアブドゥルは怪我を治して無事に再登場しました。その時の敵であったカメオに対してのトドメの台詞です。

「私はもしこの館の中でお前が行方不明になったり負傷しても、助けないつもりでいる……」

ディオの館へ潜入する前にポルナレフに言い放った言葉です。そして、重ねてアブドゥルは自身がそうなっても助けるなとポルナレフに言います。敵は強大であり、そこまでしなければ倒すことができないというアブドゥルの覚悟を現れた名台詞です。

モハメドアブドゥルは仲間の為に生きた男

モハメドアブドゥルは、最終的にはラスボスであるディオの元に辿り着く前に死亡してしまいました。

それはとても残念なことではありますが、アブドゥルとしては最後にポルナレフを救うことができたので悔いは残らなかったと思います。