【ジョジョ】スクアーロの名前の意味とは？ティッツァーノとの友情が半端ない！

スクアーロは、「ジョジョの奇妙な冒険　第5部～黄金の風～」に登場するスタンド使いで、ボスの親衛隊の１人です。
特殊部隊として、裏切り者のブチャラティらを抹殺する任務を課せられており、相棒であるティッツァーノと見事な連携プレイを見せます。

スクアーロとトーキング・ヘッドの基本情報

スクアーロの特徴

白い肌に紺色のノースリーブシャツ、明るい色の髪は花びらのように開いて垂れ下がり、頭に黒いバンダナをしています。バンダナは相棒のティッツァーノとお揃いのようで、白い肌のスクアーロと褐色の肌のティッツァーノのコントラストは、さまざまな面で映えます。

2人の間には並々ならぬ友情が確立されており、対照的であるお互いのスタンドを絡めながら戦うことで、最大限の力を発揮します。冷静で頭脳派のティッツァーノとは対照的に、スクアーロはたびたび激昂するので、そんなスクアーロを、ティッツァーノは尊敬を持って柔らかく誘導しているように見えます。
連携しながら、少しずつナランチャを追い詰めていきますが、最後は…。
敵でありながら、2人の強い信頼関係には揺さぶられるものがありました。

スクアーロの性格

スクアーロは、いかにもギャングらしく、戦いの最中で熱くなったり、勝ち急いだりするところがありますが、そこを相棒のティッツァーノがカバーし、コンビとして能力を発揮します。
ティッツァーノのスクアーロに対する信頼は絶対で、どんな劣勢な局面でもスクアーロに助言し、スクアーロもそれに懸命に応えます。まさに2人で1人のようなコンビです。

最期はティッツァーノが自らを犠牲にし、スクアーロに勝利を託しますが、その死に動揺し激昂してしまったスクアーロは、相棒の後を追うように死んでいきます。

クラッシュの特徴

スクアーロとは、イタリア語で「サメ」を意味します。名前のとおり、スクアーロのスタンド、クラッシュは金属製のサメのような形をしたスタンドです。水から水へ瞬間移動でき、喰らいついたものを水の中に引きずり込むことができます。しかも、転移した水の体積によりスタンド自体の大きさも変化するため、川や海などになると想像を絶する大きさになる可能性も。

なお、遠隔操作のため破壊力はあまり高くなく、敵に致命傷を与えるには、急所を的確に狙う必要があります。水がないと移動できないのが弱点。結果的にはこの弱点のために、覚悟を持ったナランチャにやられてしまいます。

スクアーロとナランチャの戦い

2人はナランチャから攻撃していくことに決めました。お昼時のランチで、自分のスープの中に小さなサメが泳いでいたら、誰でも驚きますね。クラッシュの先制攻撃でナランチャの舌を切り取り、そこにティッツァーノのスタンドであるトーキング・ヘッドを仕込む2人。トーキング・ヘッドは、本当のことが言えなくなる能力を持っているので、ナランチャはウソを連発し、ブチャラティらはとことん攪乱されて右往左往してしまいます。

勘のいいジョルノは、言葉を発する度に口を押えるナランチャを不審に思い、彼に近づきますが、これこそがスクアーロとティッツァーノの作戦。彼らの狙いは、傷を治す能力を持つ新入りジョルノをまず始末することでした。クラッシュは、どんな少量の水にも引きずり込むことがでるので、ジョルノを海まで連れて海底に葬ろうとしたのです。

引きずり込まれそうなジョルノを助けようとしたナランチャは、エアロスミスでクラッシュを撃ちますが、その弾丸はジョルノを貫通…そのまま下水に逃げられてしまいます。しかし、ジョルノが撃たれたのは作戦でした。硝煙を発生させ、それを探知したエアロスミスがクラッシュに次から次へと弾丸を打ち込みます。

しかしここで、意外にもスクアーロは冷静でした。エアロスミスによりかなりのダメージをくらいながらも、とっさにキッチンへジャンプし、ガスを部屋に充満させ、銃撃を封じたのです。スクアーロは、「撃てるものなら撃ってみろ」と挑発しますが、今度はナランチャがエアロスミス本体でクラッシュに斬りこみ、形勢が逆転したかのように見えました。

しかし、再びジョルノの連れ去りに成功し、優勢に立ったのはスクアーロらでした。が、スタンドを追うのではなく、本体を見つけようとしているナランチャに気付き、広場に逃走。人込みに紛れて探知から何とか逃げ切ろうとした2人でしたが、ナランチャの覚悟の前に激しく動揺してしまいます。ここで、またまた形勢は逆転。水のないところではクラッシュは移動さえもできないという弱点が決定的でした。その水になろうと、ティッツァーノはわざとエアロスミスに撃たれ、大量に返り血を流しながら死んでいきます。なんという覚悟！なんという友情！

復讐に燃えたスクアーロは、ティッツァーノの返り血にクラッシュを泳がせ、ナランチャの喉を掻っ切った…はずでした。が、さらにナランチャは覚悟を決めていました。喉を喰い破られてもエアロスミスの攻撃を止めず、最後はスクアーロの腹に本体を突っ込ませ、勝利したのでした。スクアーロの最期については、名言の章で記述します。

スクアーロの声優について

アニメ版でのスクアーロの声優は、前野智昭さんです。2010年に「第4回声優アワード」にて新人男優賞を受賞、その後、電撃Girl’s Styleの「乙女ゲームアワード2014」「ガールズゲームアワード2017」の声優部門にて第1位を獲得されており、実力派の男性声優さんです。茨城県下妻市出身で、特技は茨城弁だそう。アーツビジョンに所属されています。

スクアーロの名シーン・名言

ここでは、スクアーロの名シーン・名言の紹介をしていきます。

「こんな………圧倒的な　『精神力』………　「裏切り者のくせに」………　ボスに始末される運命の………　未来に絶望しかない者のくせに………　なんなのだ？　こいつらをつき動かす………　まるで希望があるかのような精神力は　い…一体？」

ナランチャのエアロスミスに撃たれながら、最期につぶやく台詞です。自分を守るために死んでいったティッツァーノの期待に応えることはできませんでした。しかし、ティッツァーノの後を追うように死んでいくスクアーロには後悔があるように見えませんでした。

ナランチャたちとスクアーロは敵同士ですが、敵には敵の強い思いがあるのだと気付き感銘を受けるスクアーロ。最期は、覚悟を出し合った戦いの上での死を受け入れたのかもしれません。

2人でひとつ！スクアーロとティッツァーノは、誇り高き最強コンビ！

敵スタンドの中では理想のコンビに間違いないスクアーロとティッツァーノ。ボスへの忠誠心だけでなく、お互いへのリスペクトが感じられる2人のコンビの戦いは、最後の最期まで目が離せませんでした。死にゆく表情に悲壮感はなく、仲間を思う気持ちは敵も味方も同じだなと思わせてくれるような、誇り高い死闘の１つでした。