無惨配下の精鋭である十二鬼月のひとりで、上弦の肆である半天狗。
一見、年老いていて常に怯えびくびくしていることから、非常に頼りない鬼に見えます。
「普通 たまにうざく感じるが許容範囲内」と無惨から評価される半天狗はどんな鬼なのか、特徴や血鬼術を含めて紹介します。
半天狗の基本情報
名前
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半天狗(はんてんぐ)
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性別
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男
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肩書き
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十二鬼月・上弦の肆
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血鬼術
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分裂
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年齢 / 誕生日
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不明
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身長 / 体重
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不明
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声優
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アニメ未登場
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初登場
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漫画 12巻 98話
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半天狗の性格の容姿
性格
常に何かに怯え、か細い悲鳴をあげて周囲には無害な老人という印象を植え付けています。
人間だった頃は、盲目を偽り盗みを働いていた小悪党で、自身が働いた悪事を他人に責任転嫁して正当化する卑劣な人物だったようです。
容姿
額には大きなコブと2本の角がある老人の姿をした鬼。
本体は鼠程度の大きさしかなく、舌には「怯」の文字が刻まれています。小さい上にすばしこく逃げ回り、とどめを刺すまでに隊士を手こずらせます。
半天狗の血鬼術
危機に瀕した際、血鬼術によって分裂体を具現化します。追い詰められるほど強い分裂体を生み出すことができるようです。
本体
舌に「怯」の文字が刻印された、半天狗の本体。鼠程度の大きさしかありませんが、その頚は鍛え上げられた日輪刀をへし折るほど硬い。
積怒(せきど)
分裂体の中でリーダー格となる鬼。他の分裂体に対しての司令塔的役割を担っています。
舌に「怒」の文字が刻まれており、雷撃を放つ錫杖を使います。
可楽(からく)
相手との戦闘の愉悦を優先する性格で、そのことで積怒にいつも呆れられています。
舌に「楽」の文字が刻まれており、突風を放つ団扇を使います。
空喜(ろうぎ)
背中に翼を生やし、手足の先が鳥の鉤爪となっている半鳥人。
舌に「喜」の文字が刻まれており、口から超音波を発します。
哀絶(あいぜつ)
体術に優れる十文字槍の使い手で、近接戦闘で鬼殺隊と交戦します。
舌に「哀」の文字が刻まれており、どこか悲しげな表情をしています。
増珀天(ぞうはくてん)
「怒」の鬼が「喜」「哀」「楽」の鬼を吸収して誕生した小柄な鬼。
雷や超音波など、喜怒哀楽が持っていた力を使えるほか、樹木を操る能力を用いて木の竜を生み出し操る力を持っています。
石竜子(とかげ)
増珀天が使用する技で、樹木で出来た5本の竜を召喚することができます。射程は2mですが、伸ばした石竜子の口から別の石竜子を召喚することができるので、射程は無限に等しい。
無間業樹(むげんごうじゅ)
石竜子の応用技で、広範囲に石竜子を生み出し攻撃を繰り出します。
「恨」の鬼
本体を守るためにできた鬼で、大柄で筋肉質な半天狗。
血鬼術は使用せず、体内の心臓部に小さな本体が潜んでいます。
一見体が巨大化したようですが、それすらも偽りの姿であり直射日光への防御にもなっています。
半天狗の初登場
漫画 12巻 98話『上弦集結』
十二鬼月・上弦の陸である妓太郎が倒されたことで無惨によって、無限城に召集される上弦の鬼達。その中に半天狗の姿もあり、これが初登場になります。
「怖ろしい 怖ろしい」
常に怯え物陰に隠れており、他の鬼同士の喧嘩に「ヒッ」と悲鳴をあげ、ガクガクと体を震わせる姿が描かれています。
また、無惨が姿を現した際は「ヒィィィィ」と悲鳴をあげながら頭を床に付ける場面も描かれています。
厄介な逃げ足
小さい上にやたらと足が速いことから、厄介な鬼とされています。
本体は大した戦闘力を持っていないぶん、逃走に関しては徹底しているようです。
半天狗の過去
半天狗の過去は、見開き2ページと少ないページ数でしか明かされていませんが、それだけでもわかる程救い難い過去を持つ人物のようです。
元々の性格は気弱でしたが、仕返しはしっかりする性格のようで、自分がやったとバレないように手回しをしてから行う程だったよう。
強面の相手をぶつかった際、盲人の振りをしてやり過ごしたことをきっかけに味を占めるようになったことから、善意で世話をしてくれる人々を相手に盗みや殺人を繰り返し、非道な生き方をするようになります。
犯罪行為に関して悪びれる様子もなく、悪いのは自分ではなく手が悪いと言い逃れようとする半天狗の見下げた所業に、怒りを告発しようとした盲人を殺害したことで悪事が露見し、その罪状から打ち首になることが決まります。
しかし、無惨によって鬼となり報復とばかりに処罰を下した奉行までも惨殺しています。
鬼となっても半天狗の本質は驚くほど変わっていないことがわかります。
半天狗の名シーン・名台詞
半天狗の名シーン・名台詞にはどのようなものがあるのか紹介します。
「大丈夫じゃ 儂は見つからぬ 大丈夫じゃ
悪いやつらは喜怒哀楽が倒してくれる…」
倒されることに怯え、ガタガタ、ブルブルと震える半天狗。
「弱い者いじめをォするああああ!!」
「恨」の鬼となる半天狗のセリフ。どの口が言ってるんですか
と思わずツッコミを入れたくなる場面です。
増珀天となった姿。人型をしています。この姿はイケメンですね。
半天狗のまとめ
十二鬼月・上弦の肆である半天狗は、人間の頃から非道な人物であったことがわかりました。
ネット上ではたった2ページに収まる過去回想演出がコラ素材が優秀という評価を受けているようです。
今後、2期が放送されることと同時に、半天狗がアニメでどのように描かれるのかが楽しみです。