【鬼滅の刃】悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)の過去とは?声優や名言を紹介!

悲鳴嶼行冥は、「鬼滅の刃」ではかなり重要なキャラクターです。序盤や中盤では、ほとんど動くことはありませんが、その存在感は絶大となっています。

どうして、行冥には何かがあると思わされるのか?鬼舞辻無残と戦うために温存しているような強さや、技、過去を含めて詳しく紹介していきたいと思います。

悲鳴嶼行冥の基本情報

【鬼滅の刃】悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)の過去とは?声優や名言を紹介!

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

悲鳴嶼行冥の特徴

【鬼滅の刃】悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)の過去とは?声優や名言を紹介!

『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

見た目が怖いが元僧侶

行冥の容姿は、盲目のため黒目がなく白目で顔は傷だらけ、体格はまるで熊のように大きいです。これだけ見ると、威圧感でしかないのですが、元々このようなゴツゴツした体格ではありません。鬼殺隊に入ってから、修行を続けることで筋肉がついたようです。

南無阿弥陀仏と書かれた羽織をしているのは、元僧侶であった証のようなもので、戦いの中や普段の会話の中でも念仏を唱えています。僧侶だった時の経験からか、話す言葉はまるで説法のように人の心を掴むものが多いです。

柱の中での統括役

お館様である鬼殺隊の頂点、産屋敷耀哉が絶大な信頼を置いているのが行冥です。8年間の間耀哉の右腕のような存在で、耀哉が死ぬ前にも鬼殺隊のことを任せると言われていました。耀哉の意思を次ぐ覚悟を持っているので、他の柱に対しても、迷うこと無く的確な指示出しをしています。

その手腕は凄まじく、上弦の壱である黒死牟との戦いや鬼舞辻無残との戦いで、味方への心遣いと言葉掛けをその人物に合わせて瞬時に行っていました。

すぐに泣いてしまう

炭治郎と初めて会った時も不遇な少年と思い、涙を流していました。それは純粋に感動していて、偽りや嘘などで涙を流している訳ではありません。感受性が豊かで、人の成長する姿を純粋に喜んだり、人の繋がりが濃いものになると、ほっこりした気持ちになるのです。

誰もが認める実力者

柱は行冥以外にも8人いるのですが、それぞれの個性が強いので誰かに従うという感じではありません。しかし、行冥にだけは違います。行冥の話す言葉に耳を傾け、指示に従っているのです。そこには、行冥が耀哉に信頼されていること、柱の中でも一番の実力を持っていること、が関係していると思われます。

狂犬のような存在で、誰も相手にしたがらない風柱の不死川実弥ですら、行冥のことをさん付けにして、尊敬しているようです。

悲鳴嶼行冥の性格

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『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

真面目で努力を怠らない

行冥は元僧侶ということもあり、真面目な性格の持ち主です。話し方も人との接し方からもそれが現れています。年上だろうが、年下だろうが丁寧に対応する姿は、まさに僧侶と呼べるでしょう。そして、過酷な修行を黙々とこなしてしまうところも凄いです。

柱の修行の中でも最もきついとされているのが行冥なので、他の隊士の示しになるように自らが修行する姿を見せています。その姿は、善逸が恐ろしくなって逃げたくなるほどです。しかし、そんな努力が隊士をやる気にさせ、他の柱の尊敬にも繋がっていることも事実でしょう。

忠誠心が凄い

産屋敷耀哉に対しての忠誠心が強く、耀哉に一生ついていくことを、最初の出会いで決めたからでもあります。年齢では4つ上の行冥ですが、全ての人をやさしく包こんでしまうような耀哉の話し方や接し方を見て、この人を守る!という使命感を持ったようです。

そのため、耀哉に対して無礼な態度をする者は容赦はせず、人間と鬼関係なく殺す覚悟ができています。そして、忠誠の誓いを耀哉が死ぬまで貫き通しました。

誰にでもやさしい

行冥の出す雰囲気は、耀哉によく似ています。そのため、嫌いになる人がいません。修行にきた炭治郎たちに対しても、多くを語るのではなく気づかせるように仕向けています。そして、できないからといってそれを攻めることもしません。ただ温かく見守るというのが、行冥のスタイルなので、人相手では敵を作ることがないのでしょう。

悲鳴嶼行冥の技

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『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

行冥は柱の中でもトップクラスの実力者です。しかし、中盤までは鬼と戦っている描写は描かれず、終盤である上弦の壱の黒死牟や鬼舞辻無惨との戦いで明らかになってきました。そして、使っている日輪刀も変わっていて、棘のついた鉄球が鎖でつながれた手斧となっています。

・【壱ノ型 蛇紋岩・双極】・・・手斧を先に投げ、回転させながら鉄球も投げて左右から同時に攻撃する技。

・【弐ノ型 天面砕き】・・・鉄球を上に投げ、自分で鎖を踏むことで、勢いよく下に振り下ろす技。
・【参ノ型 岩軀の膚】・・・鉄球と斧を振り回し、自分の周りに無数の斬撃を作り相手からの攻撃を防御する技。
・【肆ノ型 流紋岩・速征】・・・両手で鎖を振り回し、手斧と鉄球をぶつからせて攻撃する技。
・【伍ノ型 瓦輪刑部】・・・高く跳んで、上から下に手斧と鉄球を振り下ろす4打撃広範囲攻撃をする技。

悲鳴嶼行冥の過去

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『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

行冥はお寺で身寄りのない子どもを育てて暮らしていました。9人いた子どもたちも獪岳の裏切りによって、鬼に7人も食べられてしまいます。そして、残りのひとりを守るために行冥は鬼と戦うのですが、素手で鬼を殴り殺す行冥の姿は鬼そのものでした。

助かった子どもは恐怖と混乱から、後日助けに入った人たちに「あの人は化け物」と話したことで、鬼の罪をかぶされてしまうことになります。そして投獄されることになり、失意のどん底へと叩き落されたのです。しかし、耀哉が助けに入り鬼殺隊に入隊することになりました。

悲鳴嶼行冥の声優は杉田智和さん

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『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

悲鳴嶼行冥の声優を担当しているのは、杉田智和さんです。行冥以外にも「銀魂」の坂田銀時、「涼宮ハルヒの憂鬱」のキョン、「SKET DANCE」の笛吹和義、「ジョジョの奇妙な冒険」のジョセフ・ジョースター、「暗殺教室」の烏間惟臣、「食戟のソーマ」の叡山枝津也、「アホガール」の阿久津明も担当しています。

悲鳴嶼行冥の名シーン・名セリフ

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『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

柱のトップであるからこその行冥の名台詞があるので、紹介していきたいと思います。

「疑いは晴れた 誰が何と言おうと私は君を認める」

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『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

炭治郎の禰豆子への思いや覚悟は、富岡以外の柱には伝わりませんでした。しかし、禰豆子との鬼の戦いや、炭治郎の貪欲なまでの修行の姿を見て、行冥はこの言葉を持って炭治郎を認めることにしました。

炭治郎が産屋敷耀哉と柱の前に初めて顔を出した時は、行冥は哀れな子どもとしか見ていません。そこから、ずっと炭治郎の行動を見守ってきたからこそ、認めるという言葉が出たのでしょう。

炭治郎は、禰豆子が人を襲ったら自分の命だけではなく、富岡と鱗滝の命まで差し出さなくてはならなかったので、他の柱に対して不安しかなかったはずです。そんな不安を打ち払ってくれるかのような、行冥の温かい言葉に助けられました。

「不死川 口の利き方というものがわからないようだな」

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『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

不死川実弥が、初めてお館様である産屋敷耀哉の前に現れた時、無礼な言葉を浴びせました。そのことに対して、行冥は怒りを露わにして、持っていた数珠を握り壊すほどです。

しかし、行冥にとって耀哉が絶大的な存在であり、尊敬するからこその言葉でもあります。普段は温厚で誰からも尊敬される行冥がここまで怒ったことも初めてと言えるでしょう。実力があるからこそ、実弥に対しても怯まず、叩き潰す覚悟があります。

「安心しろ…皆同じ思いだ」

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『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

産屋敷耀哉が自爆を図り、鬼舞辻無残を追い込む形となった時、柱の全員が一丸となりました。そして、耀哉の意思を受け継いだ行冥だからこそ、この言葉を口にして士気を高めていったのです。

実際に柱の結託力と決意は固まり、最後の戦いだからこそ命をかけてやるものという意思が感じられるようになりました。力強い言葉であり、行冥の全ての思いが伝わる局面でもあります。

悲鳴嶼行冥は産屋敷耀哉と同じぐらいカリスマ的存在!

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『鬼滅の刃』(C)吾峠呼世晴/集英社

鬼殺隊でもトップと呼ばれる柱を束ねているのが行冥です。柱は、飛び抜けた強さがありますが、それぞれの過去の傷から個性的な人物が多いので、耀哉でなければまとまらなかったでしょう。

しかし、そんな耀哉が亡き者となった後は、行冥がその役を引き継ぐことになりました。耀哉からも認められ、後を任されていたので、行冥はその役をしっかりと引き継ぐことに心血を注ぎます。

そして、柱をまとめるだけの実力と人望が行冥にはあったので、耀哉と変わらない手腕を発揮することもできました。それだけ行冥の能力が高いということです。