【鬼滅の刃】上弦の陸 獪岳(かいがく)の声優や名言を紹介！悲鳴嶼や善逸との関係は？

鬼滅の刃で善逸の兄弟子として登場するのが獪岳です。彼は呼吸の使い手にも関わらず、鬼になってしまいます。何故彼は鬼になってしまったのでしょうか。彼の心には何が隠されていたのでしょうか。

登場回数が少なく、弟弟子である善逸によって倒されてしまった獪岳。彼の生き様について迫っていきたいと思います。

獪岳(かいがく)の基本情報

獪岳の特徴

人間の頃の容姿と鬼になった後の容姿にあまり差はありません。黒い髪で眉毛が太いのが特徴です。人間の頃は肌色でしたが、鬼になってからは肌色が白くなっています。また顔にも触手のような黒い文様が浮かび上がっています。首には水色の勾玉をつけており、人間の頃は首元に1つでしたが、鬼になってからは首元、隊服の襟元、手首に勾玉をしています。

獪岳の性格

自分さえ助かれば、自分さえ良ければいいという性格です。元々柱であった桑島慈悟郎氏に弟子入りしますが、自分より後に弟子入りした善逸の出来が悪く、イライラしている様子が描かれています。彼は善逸の事が大嫌いだったようです。

その理由としては、出来の悪い善逸にも、自分に対しても平等にしようとする師匠が許せなかったようです。その気持ちがあってか、師匠から善逸と同じ文様の着物をプレゼントされますが、彼は袖を通すことはありませんでした。しかし、彼は相当な努力家だったようで、善逸もそれを知っていました。彼の性格上、自分が一番に認められなければ気が済まなかったようです。

獪岳の技

獪岳は鬼ですが、鬼になる以前は鬼殺隊の雷の呼吸の使い手であったため、戦いの際は呼吸を使います。その呼吸は獪岳自身の血鬼術で強化されており、普通の呼吸ではありません。また、獪岳は修行をしていた時から雷の呼吸の壱ノ型だけ使用することが出来ず、それ以外の弐から陸ノ型のみ使用できます。それは鬼になってからも変わりません。反対に弟弟子である善逸は壱の型しか使うことが出来ません。

雷の呼吸弐ノ型『稲魂』・・・ひと振りで瞬きの間に五連撃を繰り出します。

雷の呼吸参ノ型『聚蚊成雷(しゅうぶんせいらい)』・・・回転しながら繰り出す波紋攻撃です。

雷の呼吸肆ノ型『遠雷』・・・本物の遠雷のように放射線状に雷の斬撃を繰り出します。

雷の呼吸伍の型『熱界雷』・・・皮膚や肉を罅割って焼く斬撃です。

雷の呼吸陸ノ型『電轟雷轟』・・・この斬撃は当たった敵の体で罅割れ続けます。

善逸の雷の呼吸は純粋に雷の色を反映していますが、鬼になり血鬼術と混合されている獪岳の雷の呼吸は黒く染まっています。

獪岳の過去

獪岳は桑島に弟子入りする前には、孤児として現岩柱である悲鳴嶼に育てられていました。しかしずる賢い性格の獪岳は寺のお金を盗み、それを同じ寺に住んでいる子供たちに咎められ、寺を追い出されてしまいます。日も暮れて鬼に遭遇してしまった獪岳は自分の命と引き換えに寺に居る子どもたちと悲鳴嶼の命を差し出す約束を鬼と交わします。寺には鬼の侵入を防ぐための藤の花の香が焚かれていましたが、鬼を招き入れるために獪岳はそれを消し、自分の身代わりとして他人を鬼に差し出したのです。

雷の呼吸の使い手として鬼殺隊へ入隊した獪岳ですが、戦いの最中で上弦の壱に遭遇してしまいます。戦うよりも自分の命の方が惜しかった獪岳は地面に頭をこすりつけて上弦の壱へ命乞いをするのです。その結果彼は無残の血を分け与えられ、鬼となってしまうのです。

獪岳の声優

アニメで正式に名前は出ていませんが、善逸の回想に出てくる姿から獪岳の声優は既に決まっています。

獪岳の声を担当しているのは人気声優の細谷佳正さんです。1982年2月10日生まれ、広島県出身です。以前は事務所に所属していましたが、現在はフリーで活動されています。ジャンプ作品に多く出演されている方で、代表作は『テニスの王子様』の白石蔵ノ介役、『黒子のバスケ』の日向順平役、『ハイキュー！！』の東峰旭役、『斉木楠生のψ難』の窪谷須亜連役など、正統派イケメンから熱血、ヤンキー役まで幅広い役柄をこなす声優さんです。

獪岳の名台詞・名シーン

獪岳の名台詞・名シーンを紹介していきます。

「俺は俺を評価しない奴なんて相手にしない」

自分自身が1番だと考えている彼は、自分を対して評価しなかった師匠である桑島を良く思っていませんでした。その思いが鬼になってからも肥大し、恨みを晴らすように善逸に攻撃を繰り出します。

「死んで当然なんだよオオ！！爺もテメェもォオ！！」

獪岳は自分1人が桑島の後継に選ばれるべきだと思っていました。カスで泣き虫でなんの矜持も根性も何もない善逸と2人一緒に後継とされたことに腹を立てていました。彼自身が努力をしている分、たいして努力の形跡が見えず、身にもなっていない善逸と、それを自分と同列に扱い後継と呼ぶ桑島が許せなかったのでしょう。

「畜生！！畜生！！やっぱりあの爺贔屓してやがったな！！」

獪岳は雷の呼吸の型で弐～陸ノ型しか使えず、善逸は壱ノ型しか使えないはずでした。しかし善逸は自らの力で生み出した漆ノ型を獪岳へ繰り出します。獪岳はあの善逸が壱ノ型以外の型を使ったことに激怒し、桑島はやはり自分よりも善逸の方が可愛く贔屓していたんだと叫びながら落下していきます。しかしこの型は善逸の努力で生み出された新しい型でした。

誰よりも強くあり、自分を認めて欲しかった獪岳

獪岳の師匠である桑島も、善逸も努力家でひたむきな獪岳を尊敬していましたし、認めていました。しかし、その思いを言葉にして獪岳に伝えていたわけではなかったため、獪岳の心には自分は認められていないという気持ちがどんどん膨らんでいってしまったのかもしれません。

鬼になってもなお、強い自分を証明するために善逸と対峙した獪岳。彼も心のどこかでは弟弟子である善逸を羨ましく思っていたのかもしれません。