『鬼滅の刃』のヒロインで、主人公・炭治郎の妹です。禰豆子は第1話で鬼に襲われ鬼となってしまいます。鬼になってしまった禰豆子の優しさや強さに惹かれた人も多いのではないでしょうか。
禰豆子のことを全然知らないという人はいないと思いますが、この記事では改めて禰豆子の事、禰豆子の魅力を知っていってください。
竈門禰豆子の基本情報
名前 | 竈門禰豆子(かまど ねずこ) |
性別 | 女 |
肩書き | 炭治郎の妹 |
血鬼術 | 爆血 |
年齢/誕生日 | 14歳/12月28日 |
身長/体重 | 第1話150cm/39kg
選別後、目覚めた後153cm/45㎏ |
声優 | 鬼頭明里 |
初登場 | 第1話「残酷」 |
その他 | 主人公・炭治郎の妹。父は炭十郎、母は葵枝(きえ)、兄妹は炭治郎以外に竹雄、茂、花子、六太 |
竈門禰豆子の特徴
人間だった頃は、黒く長い髪をひとつに束ねており、額を出すような髪型をしていました。鬼になってからも額を出している姿は変わりませんが、髪を束ねてはおらず、長い髪のところどころで髪を結っています。着物は麻の葉文様で、市松柄の帯をしています。こちらは人間の頃と変わっていません。
また、鬼化した後は身体の大きさを変えることができるようで、鬼になってしまった直後に兄である炭治郎を襲った際は身体が大きくなっていました。逆に、炭治郎が持ってきた籠に入るために小さい少女のように身体を小さくして入っていました。現在炭治郎が背負っている箱の中にもそのようにして入っているようです。
炭治郎の鬼殺隊としての任務が進んで行き、音柱と共に上弦の陸と対峙した際には堕姫に苦戦を強いられた炭治郎のために、鬼の象徴でもあるような角を額に生やし、身体中に葉の文様のような痣を発現させていました。この非常に興奮状態の禰豆子は炭治郎でも抑えるのが大変でした。音柱の言葉から炭治郎が母が歌っていた子守歌を禰豆子に聞かせると禰豆子は落ち着いたようで興奮状態から解放されていました。
竈門禰豆子の性格
兄である炭治郎と同じく、心の優しい性格で家族想いの少女です。しかし、こちらも炭治郎と似ていますが自分を顧みない性格のようで、自分よりも他人を守るという意志が強いようです。その性格を象徴するような弟・竹雄とのエピソードがあります。
原作10巻の過去回想のシーンで、竹雄は姉である禰豆子に対し「人のために怒る人は自分を顧みない所があるから。いつかそのせいで大切なものを失くしてしまいそうで怖いよ」と発言しています。この発言は過去に禰豆子が小さい子にぶつかって怪我をさせたガラの悪い大人に対し「謝ってください」と怒ったというエピソードからきています。その時は周りに大勢の大人がいたため大事にはならなかったものの、竹雄はその時恐怖を感じていたようでした。
鬼になってからもその性格は変わっていないようで、炭治郎が危険な目に遭うと自分の身を挺して炭治郎を守ろうとしています。鬼化してしまった直後に、冨岡に傷つけられている炭治郎を見て、炭治郎を庇うように冨岡に対して敵意をむき出しにしていました。この時の禰豆子の状態は血を流し疲労しており、極度の飢餓状態でした。
しかし、それでも兄を守るという強い意志が禰豆子には働いていました。禰豆子の額に角が発現した時も、上弦との陸との戦闘で押され気味であった炭治郎を守るためでした。炭治郎は上弦との戦闘前に禰豆子に対し「自分の命が危うくなった時だけ箱から出ろ」と言っていました。しかし禰豆子は自分の命ではなく兄の命が危うくなった時に箱から出て、兄を守ったのです。
上弦の伍、肆との戦闘の際もあと少しで上弦の肆の頸を切れるという所で陽が昇ってきてしまい、陰になるような場所がなかったため禰豆子の身体は陽の光により焼かれ始めてしまっていました。炭治郎は妹を優先するか、鬼を先に倒すのか決断をすることができませんでしたが、禰豆子は陽の光に焼かれながらも”人を守る”ということを優先し、炭治郎の背中を押すように炭治郎を蹴り飛ばし、笑いました。このようなところも”自分を顧みない性格”から起因している行動です。
竈門禰豆子の能力
人間の頃の禰豆子は商品として販売できるほどの裁縫の腕前だったようです。炭治郎の回想シーンでも自分の着物を縫い直しているシーンがありました。
鬼化した禰豆子は初期段階では主に蹴りを武器に鬼と闘っています。禰豆子の血鬼術が発現したのは那田蜘蛛山での下弦の伍であった累との戦闘の時です。累の頸は硬く、日輪刀だけで切ることはできないようでした。戦闘中に累に蜘蛛の糸で捕らえられ眠りってしまっていた禰豆子でしたが、炭治郎のピンチであると夢の中で母が禰豆子に呼びかけます。
そこで、禰豆子の血鬼術が目覚めました。禰豆子は目覚めると自分の血を蜘蛛の糸に染み込ませ爆発させます。炭治郎は禰豆子の援護により累の頸を切断することができたのです。この禰豆子の血鬼術「爆血」は禰豆子自身の血を爆発させる能力。爆発による炎は人間には無害で鬼本体と鬼の生み出したものを燃やします。
また上弦の陸との戦闘の際に、鬼の毒にやられてしまった炭治郎たちに「爆血」を使うことで鬼の毒が消え、皮膚が治癒しました。禰豆子の能力は敵を倒すだけでなく、人間を守り、救うという力もあるようです。
竈門禰豆子の声優
そんな禰豆子の声を担当しているのは愛知県出身でプロ・フィット所属の鬼頭明里さんです。代表作は「地縛少年花子くん」のヒロインである八尋寧々。「虚構推理」のヒロインである岩永琴子などがあります。
2018年以降、ヒロインを務めることが多く、2019年にはソロで歌手デビューも果たしている今大注目の声優さんです。時期は未定ですが「ラブライブ!」シリーズのスクールアイドルの声も担当すると発表されています。また、2020年に公開予定の「劇場版鬼滅の刃『無限列車編』」でもヒロインである竈門禰豆子を続投します。
竈門禰豆子の名シーン
ここからは竈門禰豆子の名シーンを紹介していきます。禰豆子の名シーンは現在までに数多くありますが、その中でも特に”竈門禰豆子”の性格や特徴が出ているシーンを厳選しました。
兄である炭治郎を庇うシーン
鬼化した直後、炭治郎を襲おうとしていた禰豆子でしたが、そこに鬼殺隊である冨岡が現れます。炭治郎へ攻撃を続ける冨岡に対して、兄を守ろうという意志が働き、禰豆子は炭治郎を庇うように冨岡に敵意を露わにしています。
炭治郎のピンチに鬼化が加速する禰豆子
上弦の陸との戦いで炭治郎が苦戦している時に、炭治郎を援護するように現れる禰豆子。炭治郎と助けようという意志が働いたのか、鬼化がさらに進み、角が生え葉の文様のような痣も発現しています。
太陽を克服した禰豆子
上弦の伍との死闘の末、太陽が昇ってきてしまい、炭治郎が禰豆子も消えてしまったと諦めかけていた時、禰豆子は太陽の下で立ち、炭治郎に「おはよう」と言葉をかけました。鬼が初めて太陽を克服した瞬間です。
自我を取り戻した禰豆子
鱗滝の所へいた禰豆子でしたが、炭治郎が危険だと悟り1人戦いの場へ向かいます。そこで珠世の薬が効いてきたのか、禰豆子は段々と牙がなくなり、目も人間のように戻り、爪も短くなり、元の”竈門禰豆子”へ戻りました。
「どうして一生懸命生きてる優しい人たちが、いつもいつも踏みつけにされるのかなあ」
無残の血により鬼化してしまった炭治郎。第1話を彷彿とさせるような印象的なシーンです。第1話では鬼化した禰豆子に対し炭治郎が「禰豆子頑張れ」と声を掛けていました。このシーンでは禰豆子が炭治郎に「家に帰ろう」と優しく言葉をかけています。
竈門禰豆子のまとめ
禰豆子は鬼になってしまった後も、心のどこかで自分を保ち続けていました。そんな禰豆子だったからこそ、人を守り、兄を守ることができたのではないでしょうか。太陽を克服し、そして人間に戻ることができたのも、竈門禰豆子という1人の人間の強さです。
数々の困難を兄妹2人、仲間と一緒に乗り越えてきました。この兄妹を最後に待ち受けているのは一体どんな運命なのでしょうか。