鬼滅の刀に登場する、強く明るく優しい炎柱・煉獄杏寿郎。彼は主人公・炭治郎に大きな影響を与えた人物の1人です。無限列車編では、戦闘の中炭治郎に全集中の応用を教えるなど、重要な役となっています。杏寿郎を好きな方も多いのではないでしょうか。
今回は杏寿郎を語る上で欠かすことのできない、杏寿郎の父・煉獄槇寿郎について迫っていきたいと思います。作中ではあまり登場せず、ご存じではない方も多いかと思います。しかし彼を調べてみると、今後の鬼滅の刀に重要になる情報を知ってるなど、おもしろいことが分かってきました。
煉獄槇寿郎の基本情報
名前 | 煉獄槇寿郎(れんごくしんじゅろう) |
性別 | 男性 |
肩書き | 煉獄家当主/元炎柱 |
呼吸法(※鬼の場合は血鬼術) | 炎の呼吸 |
年齢/誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 不明 |
初登場 | 8巻第66話 |
その他 | 妻:瑠火・息子:杏寿郎(炎柱)・千寿郎 |
煉獄槇寿郎の特徴
炎柱・煉獄杏寿郎が生まれた煉獄家は歴代炎柱を務めています。今回紹介する杏寿郎の父・煉獄槇寿郎も鬼殺隊で炎柱を務めていました。しかしながら槇寿郎が炎柱を務めていたのは、杏寿郎が幼い頃まででした。杏寿郎が幼少の頃は稽古をつけるなどしていましたが、槇寿郎が自分の無能さに打ちのめされていたと同時期に、妻・瑠火が病気で亡くなったことが原因で、自暴自棄になったのか、酒に溺れ、常にイライラしていて、家族にも暴力的な言動を取っていきます。彼がなぜ自分の無能さに打ちのめされたのかは、作中では描かれていません。
また、炭治郎にヒノカミカグラの呼吸名である「日の呼吸」の名前を教えた人物でもあります。「日の呼吸」に対し劣等感を感じている部分が当初あり、炭治郎と初対面の時には炭治郎に対し掴みかかっていきました。“日の呼吸”について歴代の炎柱を描いた書物を、ズタズタに破いてしまったのも槇寿郎です。書物に記載されていた内容はまだ分かっていません。
槇寿郎は、才能がある人=”日の呼吸”の持ち主と考えている為、初めて会った際は炭治郎には辛く当たってしまいますが、杏寿郎の弟・千寿郎から、炭治郎が伝えた杏寿郎からの遺言を聞いたことにより本来の自分を取り戻します。し、第81話には炭治郎に対し謝罪文を送っています。その中には杏寿郎に対する気持ちも記載されています。改心したことにより、産屋敷の護衛任務をするようになります。
煉獄槇寿郎の声優
アニメではまだ登場していないため、声優はまた判明していません。
煉獄槇寿郎の名シーン・名言
「たいした才能もないのに剣士などになるからだ。だから死ぬんだ。くだらない・・・愚かな息子だ杏寿郎は!」
槇寿郎の初回登場シーンでの台詞です。片手に酒を持ちながら、自身の息子・杏寿郎を否定する衝撃的なシーンです。次々に大事なものがなくなっていくのを恨みながらも、当たり所が見つからず自暴自棄になっている気持ちがくみ取れますね。
「”日の呼吸”の使い手だからといって調子に乗るなよ。小僧!」
炭治郎な耳飾りを見て、炭治郎に暴言を吐き、掴みかかった後に言った台詞です。この発言から、いかに槇寿郎が”日の呼吸”に対しての劣等感と怒りがあったのか感じ取れるのではないでしょうか。
「くだらん!どうせ俺への恨みごとだろう。」
炭治郎が煉獄家を出た後で、千寿郎が槇寿郎に話かけた時に酒を飲みながら放った一言です。いかに自分が息子に嫌われているのか勘違いし、発したこの言葉ですが、背中がとても寂しく見えるのが印象的でした。
「・・・杏寿郎!」
炭治郎が煉獄家を出た後で、千寿郎から杏寿郎の遺言を聞いた後に言った言葉です。初めて槇寿郎が本心を見せた瞬間ともいえると思います。この言葉を発言後、槇寿郎は酒を飲むのを止め、1人部屋で号泣します。杏寿郎に恨まれていると思っていた槇寿郎にとって、心に響いた一言だったと思います。この瞬間が槇寿郎にとって改心の瞬間になったのではないでしょうか。
「杏寿郎は私などとは違い素晴らしい息子だった。」
炭治郎に槇寿郎が謝罪の手紙にあった一言です。本心ではいつも息子思いで自慢に思っていた槇寿郎の気持ちが分かるシーンです。槇寿郎が立ち直っても、自分のことをぞんざいに扱う姿は少し悲しいなとも思いますが、息子愛に溢れているのではないでしょうか。この発言は息子・杏寿郎の優しさを思い出すような感じがしますね。
良き父に戻った煉獄槇寿郎
自信と妻を同時に無くし、自暴自棄になっていた槇寿郎。セリフを見ても分かるように、初回登場シーンの頃は自暴自棄だったことがうかがえます。しかし、杏寿郎の遺言を聞いたことにより、本来の自分を取り戻していった姿はとても感動しました。
槇寿郎がズタズタにしてしまった書物にはどのようなこと書かれているのでしょうか。気になりますね。また、現在産屋敷の護衛もしている為、今まで以上に登場シーンが増える。なんてこともあるかもしれませんね。槇寿郎はこれからどんな活躍を見せてくれるのでしょうか。楽しみですね。