第1回・キャラクター人気投票では30位に入っており、可愛いという声も多い朱紗丸(すさまる)。
そこまで登場が多いキャラクターではないものの、笑い方や容姿に特徴があり、印象に残りやすく人気もある人物です。
そんな朱紗丸はどんな人物なのか紹介します。
朱紗丸の基本情報
容姿
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おかっぱ頭 髪は黒色に毛先にかけてオレンジ色 橙色の着物 黒の羽織
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性格
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無邪気 破壊や殺戮を楽しむ残忍な性格
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血鬼術
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毬召喚
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武器
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毬
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初登場回
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アニメ 8話 / 2巻 14話
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声優
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小松未可子
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朱紗丸の性格と容姿
性格
「キャハハ」と笑い、無邪気そうに見えますが、毬を投げて破壊や殺戮を楽しむ残忍な性格です。
古風な口調で話し、童女のような振る舞いをします。
容姿
おかっぱ頭で、黒色の髪は毛先がオレンジ色をしています。
橙色の着物に黒色の羽織を着ており、血鬼術を使う前の姿は可愛い。
朱紗丸の血鬼術と戦闘スタイル
血鬼術
朱紗丸の血鬼術は毬召喚。腕を2本から6本に増やし、それと同時に毬も6個に増やします。
戦闘スタイル
毬を投げ、対象の物や人に当てて攻撃をします。その威力は診療所の壁を易々と破壊し、愈史郎の頭を潰し、蹴り返そうとした禰豆子の足を吹き飛ばすほどです。
矢琶羽の血鬼術によって軌道を変えられた毬は、予測することが難しく、2つの血鬼術を掛け合わせた威力は絶大です。
朱紗丸の登場回
アニメ 8話 『幻惑の血の香り』
漫画 2巻 14~15話にあたるエピソード。
任務の舞台となるのは、東京・浅草。大正の華やかな街並みに戸惑い、たじろぐ炭治郎。
そこで覚えのある鬼の匂いを嗅ぎつけます。
匂いを追った先には、女の子を抱き女性と隣りだって歩く、無惨の姿がありました。
無惨を斬ろうとする炭治郎ですが、無惨が行き交う人間を鬼に変えたことで、周囲は混乱に陥ります。
事態の収拾をしようとする炭治郎。そんな炭治郎を助けるふたりの人物が現れます。
背中に炭治郎の言葉を聞いた無惨の表情は、険しくなります。
「耳に花札のような飾りをつけた鬼狩りの首を持ってこい。いいな」
配下を呼び、命令をする無惨。その命令を受けたのが矢印鬼の矢琶羽と、手毬鬼の朱紗丸です。
顔を伏せてのこの登場が朱紗丸の初登場です。
アニメ 9話 『手毬鬼と矢印鬼』
漫画 2巻 16話~3巻 17話にあたるエピソード。
愈史郎の案内で、目隠しの術を施した珠世の診療所へと向かった炭治郎と禰豆子。
そこで炭治郎は、珠世との会話の中で、鬼を人に戻す方法についての活路を見出します。
その時――突如壁を破り部屋を破壊する毬。
「キャハハハ。矢琶羽の言う通りじゃ。何もなかった場所に建物が現れたぞ」
そう言って朱紗丸が投げる毬の威力は、愈史郎の頭部を破壊し、禰豆子の足が切断されるほどです。
朱紗丸と矢琶羽の血鬼術の連携により、増した毬の威力は絶大で、炭治郎たちを苦しめます。
アニメ 10話 『ずっと一緒にいる』
漫画 3巻 18~19話にあたるエピソード。
矢琶羽が最後に繰り出した血鬼術、紅潔の矢に苦しめられる炭治郎ですが、水の呼吸の型を駆使し、なんとかその場をしのぎます。
一方、毬を蹴って足が切断されてしまった禰豆子は、珠世の薬によって回復し、愈史郎たちを守るために再び朱紗丸の前に立ちます。
毬によって切断された足は珠世の薬で回復し、朱紗丸が投げた毬を蹴り返します。そこから朱紗丸と禰豆子の激しい毬の蹴り合いが繰り広げられます。
「あなたは鬼舞辻無惨の正体をご存じなのですか?」
状況を危惧した珠世が血鬼術「白日の魔香」を使い、朱紗丸に問いかけます。
珠世の問いに激しく動揺する朱紗丸はパニックになり、無惨の名前を口に出してしまいます。
朱紗丸の最期
『ずっと一緒にいる』作中で、無惨の名前を口にしてしまった朱紗丸。
必死に慈悲を願いますが、無惨の「呪い」が朱紗丸を襲います。
内部から突き破るように朱紗丸の口と腹から伸びる巨大な腕。頭を包み込むほどの手は、容赦なく朱紗丸を潰してしまいます。
「ま…り ま…り」
小さな子供のか細い声。ひたすら毬を求める朱紗丸。
「あそ…ぼ あそ…ぼ」
炭治郎が朱紗丸の傍に置いた毬の音が静かに鳴り、同時に上り始めた朝日の光を浴びて塵になってしまいます。
朱紗丸が鬼になった経緯は不明ですが、只々毬で遊びたいだけの少女であることがわかります。
とても切なく、可哀想だと感じる場面なのではないでしょうか?
朱紗丸と矢琶羽の関係は?
朱紗丸と矢琶羽は無惨の命令を受け、珠世の診療所を襲撃した時が初対面。
襲撃前に色々お喋りしているので、ある程度お互いのことがわかっています。
アニメ9話の「大正コソコソ噂話」と「公式ファンブック」から判明しています。
群れることがない特徴を持つ鬼ですが、血鬼術や性格の相性の良さから、初の共闘だったことに驚いた人も多かったのではないでしょうか?
朱紗丸が使う毬
朱紗丸が使う毬は、人間の頃にお父さんから買ってもらったものだということが分かっています。
朱紗丸の最期の様子から、人間の頃から毬で遊ぶことが好きな少女だったのではないかと考えると、本当に切なくなると同時にどういう経緯で鬼になってしまったのか、気になるところです。
朱紗丸は十二鬼月ではなかった
朱紗丸は炭治郎と対峙した時、自らを十二鬼月と言っており、そうであることを信じていました。
しかし、それは無惨が吹き込んだ嘘であり、朱紗丸は最期まで自分が十二鬼月であることを信じながら塵になっていきます。
朱紗丸の担当声優
朱紗丸の声優を担当されているのは、小松 未可子(こまつ みかこ)さん。
ヒラタオフィスに所属し、声優、女優、歌手として活躍されています。
子供の頃に見た『名探偵コナン』に大きな影響を受けたことをきかっけに、アニメが好きになりよく見ていたそう。
同作の主題歌を歌っていた倉木麻衣に憧れ、芸能界入りしています。
声優を仕事として意識するようになったのは、よく知っている齋藤彩夏がアニメ『桜蘭高校ホスト部』に出演しているのを見てから。
2010年に『HEROMAN』ジョセフ・カーター・ジョーンズ役で声優デビューしています。
2014年には『アオハライド』村尾修子役、2017年に『エロマンガ先生』神楽坂あやめ役など、数多くの作品に携わっておられます。
朱紗丸の名シーン・名台詞
朱紗丸の登場回で印象に残ったシーンは他にどのようなものがあるのでしょうか?
まずはなんと言ってもこの姿。
血鬼術によって腕も毬も増えています。
毬を投げるためか、腕はムキムキです。
禰豆子に毬を蹴り返された際の朱紗丸の表情。
作中、楽しんでいる表情が多い朱紗丸ですが、うろたえる表情や
無惨の名前を口にしてしまった時の恐怖の表情など、色々な表情が見れたのではないでしょうか?
朱紗丸のまとめ
『鬼滅の刃』作中、アニメ8話から10話に登場した朱紗丸は、笑い方や性格に特徴があり、同時に血鬼術の威力など印象に残る人物でした。
どういった経緯で鬼になったのかが判明していないため、その経緯が気になると同時に、人間の頃はどんな少女だったのかも気になる人物でした。
最期、塵になって消えてしまっているため、その詳細を知ることは難しいですが、判明してもやっぱり切なくなるのは同じなのかもしれませんね。
お父さんから買ってもらったという毬で、楽しく遊べていることを願うばかりです。