はたけカカシとは漫画【NARUTO】に登場するキャラクターの一人です。主人公ナルトの第二の恩師であり、その過去は【NARUTO】のストーリー上かなり重要なものになります。
そんな物語上かなり重要な人物であるはたけカカシですが、実は結婚説・死亡説が浮上しています。読者が気になっているであろうカカシの素顔と併せて徹底的に解説していきたいと思います。
はたけカカシの基本情報
名前 | はたけ カカシ |
性別 | 男性 |
所属 | 木の葉隠れの里 |
階級 | 上忍→六代目火影 |
使用する技・術 | 口寄せの術、写輪眼、火・風・土・水遁など写輪眼により多数使用可能 |
年齢/誕生日 | 27歳→30歳 |
身長/体重 | 181cm/67.5kg |
声優 | 井上和彦、田村睦心 |
初登場 | 1巻3話「うちはサスケ!!」 |
その他 | 血縁者:はたけサクモ |
はたけカカシの特徴
カカシは常に顔の半分を布で覆っているため、どのような顔貌をしているのか、その全体像を見ることはできません。
戦闘時以外は木ノ葉の額当ては斜めに着用しており、左目の写輪眼を隠すようにつけています。戦闘に写輪眼が必要な場面になると、額当てを挙げて左目の写輪眼を使用します。
主人公ナルトの所属する第七班・カカシ班の担当上忍であり、イルカの後にナルトの師となった人物で、ナルト・サスケ・サクラには多大なる影響を与えた人物と言えます。
そして、大きく道を踏み外そうとしていたサスケを優しく諭すこともしており、そのやり取りの中で大事な人間は「もう…みんな殺されてる」と発言しており、暗い過去を背負っていることが分かります。
基本的にはけだるそうな雰囲気を出しているカカシですが、もともとの性格は真面目な性格であり、真面目過ぎて仲間の命よりも任務遂行を優先するような非情な一面も見せています。
コピー忍者カカシの誕生
はたけカカシは過去に里の暗部だったことから、相当な実力者であることは容易に想像がつきますが、実は幼い頃からかなり優秀だったようです。
カカシはアカデミーを卒業した後、後の四代目火影でありナルトの父親である波風ミナトが担当する班に所属していました。
そこには、うちは一族のうちはオビトと医療忍者であるのはらリンがチームメイトで所属していました。性格がナルトと似ているオビトは、お年寄りを助けたりしていつも遅刻をしていました。
カカシは父・はたけサクモの自害によって仲間の命よりも任務を優先するという性格になっており、オビトの陽気な性格とは違い生真面目な性格であったため、よく二人は衝突していました。
それをリンがいつも仲裁していました。リンはカカシに思いを寄せており、異例の速さで上忍となったカカシにお祝いとしてプチ医療道具をプレゼントしています。
そんなリンに思いを寄せていたオビトは、上忍祝いにプレゼントを何にしようか決めかねていたようですが、そんな矢先に事件が起きてしまいます。
当時、戦乱の世の中であったため、ミナト不在の中、三人は任務を任されます。任務内容は、岩隠れの物資補給を絶つというものでしたが、任務中にリンが拉致されてしまいます。
カカシはリンの救出よりも任務遂行を優先しようとしますが、オビトの「仲間を見捨てるやつはクズ」という発言に考えを改め、リン救出に向かいます。
この任務中に写輪眼を開眼していたオビトと左目を負傷して失明していたカカシは何とかリンを救出することに成功しますが、リンを拉致していた洞窟を岩隠れの忍が爆破してしまいます。
三人は急ぎ脱出しようとしますが、左目が見えないカカシは死角からの落石をよけることが出来ず、カカシは脱出不可能と思われました。
しかし、カカシを庇ったオビトが岩の下敷きとなり、オビトは右半身が岩に押しつぶされて救出不可能となってしまい、左目の写輪眼をカカシへ移植することで上忍昇給祝いとしました。
このオビトの写輪眼によって、カカシは対象となる忍の術をコピーして使用することが可能となりました。そのため、本来の性質変化の雷・水・土以外の術も使用可能となっています。
第四次忍界大戦では、万華鏡写輪眼も使用できるようになっており、サスケなどが使用する須佐能乎に近似したスサノオも使用しています。
こうして、ミナト班はカカシとリンの二名になってしまいますが、その後リンはまたもや誘拐され、霧隠れの忍によって三尾の人柱力にされてしまいます。
カカシがリンを救出して里へ帰還することになりますが、リンに封じられている三尾は木の葉隠れの里にリンが到着したと同時に暴走させて里を壊滅されるという計画のために入れられたものでした。
里へ帰る道中、追手のふりをして近づいてきた霧隠れの忍に対してカカシが雷切を放ち、敵を倒そうとしました。そこにリンが飛び込み、カカシがリンを殺害するという悲しい結果となってしまいました。
リンは霧隠れの忍達の計画を知っており、里に到着する前に自ら死を選んだのです。それを、実は生きていたオビトが目撃してしまい、オビトは「月の眼計画」という過ちを犯す結果となってしまいます。
はたけカカシの死亡説
結果から言うと、カカシは漫画【NARUTO】の最終話まで生存しています。しかし、カカシが死亡したのは事実です。
暁の人柱力捕獲により、暁と各里の戦闘が激化していた際にカカシは死亡しています。ペインによる木ノ葉襲撃で甚大な被害を受けた木ノ葉の里は、カカシ以外にもヒナタやシズネも死亡しています。
ペインは本体の長門以外の6体が木ノ葉襲撃に参加しており、それぞれのペインに木ノ葉の忍達が協力して防衛についています。
カカシはチョウジとチョウジの父とともにペイン・修羅道、天童との戦闘に加わっており、一度は修羅道を戦闘不能に追い込んでいますが、修羅道は復活してしまい形勢は逆転されてしまいます。
チョウジをペインから逃すために戦闘の矢面に立ちますが、ペインにより腹部を貫かれてしまい死亡してしまいます。死亡した際に、故人である父・はたけサクモに再会し、対話をしてます。
サクモは「まだやるべきことがあるはず」とカカシに言って、カカシの死がまだ先であることを示唆しています。そして、対話が終わると死亡したはずのカカシが目を覚まし、起き上がります。
実はカカシが死亡していた間、ナルトはペインの本体である長門と対峙しており、憎しみの連鎖や平和について語り合っています。長門はナルトと話したことで改心し、外道・輪廻転生を使用します。
外道・輪廻転生とは、自らの命と引き換えに死亡した人を生き返らせるという術であり、木の葉襲撃で死亡した木ノ葉の忍達が生き返り、この復活した中にカカシも含まれていたのです。
カカシ結婚説
カカシの結婚説がネット上に浮上していますが、これは事実ではありません。ナルト中には恋人的な存在はおらず、【NARUTO】最終話でもカカシが結婚している描写はありません。
ネット上では綱手の付き人であったシズネと結婚しているという情報がありますが、恐らく年齢的にもちょうどいいことなどからうわさが浮上したのではないでしょうか。
カカシの素顔
カカシは顔の半分を覆っていますが、最終話までその素顔は晒していません。しかし、非売品である【新伝・風の書】にカカシの素顔が登場しています。
この中で、カカシはスケアという人物に変装しており、ナルト達にばれないように行動を共にし、カカシの素顔を確認するという極秘任務を共に行います。
結果、ナルト達は素顔を見ることはかないませんが、この手を使えば「もう二、三回は遊んでやれるかな」と発言しており、変装無しのカカシの素顔も登場しています。
漫画本編では素顔を見ることが出来ませんが、アニメの疾風伝469話でカカシの素顔を見ることが可能です。
はたけカカシの声優は井上和彦さんと田村睦心さん(子供時代)
はたけカカシの通常の声優は井上和彦さんです。はたけカカシ以外にもジョジョの奇妙な冒険のカーズや、夏目友人帳のニャンコ先生などを担当しています。
はたけカカシの子供時代の声優は田村睦心さんです。ヨルムンガンドのヨナや妖怪ウォッチの有星アキノリなどを担当しています。
はたけカカシの名言・名シーン
主人公ナルトの師であり、うちはオビトの友であるため、【NARUTO】のスートリー上かなり重要人物であるカカシの名言・名シーンをまとめてみました。
オレの仲間は絶対殺させやしなーいよ!
ナルト達の本格的なものとしては初となる任務でのカカシのセリフです。波の国での任務中に元忍刀七人衆である桃地再不斬が現れ、そのただならぬ殺気にナルト達カカシ班は怯えてしまいます。
しかし、担当上忍であるカカシがこのセリフを言うことでナルト達を安心させ、戦闘に挑んでいます。この時、カカシはすでに分身しており、このセリフを言ったのも分身体の方でした。
仲間を大切にしない奴は それ以上のクズだ
カカシが忍者のルールや掟を守ることの重要さを教えている場面でのセリフになります。いかに掟やルールを守ることは大事ですが、それ以上に仲間を大切にすることが大事であると言っています。
これは、かつてリンの救出の際にオビトがカカシに言った言葉です。カカシはずっとオビトの言葉が心に残っており、胸に刻んでいたに違いありません。
お前達がナルトの最初の敵でよかった…
『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社
第四次忍界大戦で、薬師カブトにより名だたる忍達が穢土転生によって復活しています。この中にかつて敵として戦闘した桃地再不斬と白がいました。
この二人との戦闘によってナルトは大きく成長し、現在では忍としても人としても立派な人物へと成長しています。カカシはこのことを戦いながら述べ、感謝の意を示しています。
六代目火影・はたけカカシ!!
オビトに「六代目火影になれ」と言われたように、カカシは本当に六代目火影になります。第四次忍界大戦が終了し、平和になった最終話では既に火影引退後のカカシの姿があります。
ナルトが現火影として活躍しているシーンは描写がありますが、カカシの火影時代の描写は漫画の本編にはありません。
しかし、第四次忍界大戦では地図が変わってしまうほどの甚大な被害があったほどですから、その後に綱手の後任として火影になったカカシの苦労は相当なものであったことは容易に想像できます。
カカシの火影時代は【NARUTO~カカシ列伝~】という番外編で読むことが可能です。また、【BORUTO】でもカカシは現役で仕事をしているため、まだまだ活躍が期待されます。