里抜けを果たしたサスケと共に行動することとなった重吾。サスケに誘われて仲間となるような実力が備わっています。そんな重吾の強さの源である呪印とはどんなものなのでしょうか。重吾の特徴や劇中での活躍、名台詞なども含めてご紹介していきたいと思います。
重吾の基本情報
所属 | 蛇/鷹 |
年齢 | 19歳 |
身長 | 202cm |
体重 | 75kg |
声優 | 男性 |
誕生日 | 10月1日 |
声優 | 阪口周平 |
重吾の特徴
オレンジ色の髪で赤い瞳が特徴的で、やや大きめな鼻の大柄な体格な青年です。前髪はかき上げており、残りの髪も全体的に逆立っています。
好きな食べ物は小魚と牛乳で、趣味が鳥と戯れることと森林浴であることから、嫌いな食べ物は鶏肉になっているようです。ちなみに好きな言葉は無垢三昧です。
重吾の呪印
重吾に刻まれた呪印は、大蛇丸がサスケや音の五人衆に与えた呪印のオリジナルとなる存在です。元々重吾の一族は自然エネルギーを体内に吸収できる特異体質であり、一族ではこの力を仙人化と呼んでいました。
呪印の力は多岐に渡って活用することができ、単純に体の一部を戦闘特化形に強化させられます。キラービー戦においては、自身の血肉を与えて重症を負ったサスケを回復させる能力を発揮して子供サイズになっています。その後は他人の血肉を吸収して自身を回復させる能力で、敵から肉を奪って元の大きさに戻ります。
しかし、このような能力であっても実際の実力に関しては五影クラスと言えるキラービーに4人がかりで絶体絶命のピンチとなるなど、まだまだであることが分かります。
また、呪印を聴覚にのみ作用させることで小動物と意志の疎通を図れる為、動物が近くに寄ってくることが多いようです。
重吾の性格
普段の重吾は、とても大人しくどちらかというと臆病でマイペースな性格で、自然を愛し特に鳥に戯れて心を通わせています。しかし、実は二重人格であり、1度衝動が出てくると簡単に止めることはできず、極めて凶暴な性格へと変貌します。これを止めることができるのは、グループ内でもサスケのみになります。
蛇及び鷹のメンバーの中でも香燐と水月の喧嘩には加わらず、止めることもあれば面倒でスルーすることもあります。2人とは特に仲が良くははなく、自身の信念には沿っているのでサスケだけには忠実に従います。
重吾の過去
重吾の精神の一部に潜められた異常なまでの殺人衝動を自在にコントロールできずにいました。あまりに凄まじい衝動は周囲の人間を傷つけてしまう為、更生も兼ねて大蛇丸の持つ北アジトの人体実験場に囚われることを望みました。
以前は音の五人衆の1人であった君麻呂のみには心を開き、信頼を置いていました。それは重吾の殺人衝動を抑えることができる唯一の人物であったからでした。しかし、病気であった君麻呂が駆り出される程に重要な存在であるうちはサスケという人物について重吾は覚えていました。
裏の重吾
殺人衝動に駆られた重吾は、仲間となる前の水月からは、面白い能力を使い実力はかなり強いと認めてはいたものの、何を考えているか分からず好きになれなかったと評価されていました。香燐は重吾について詳しく知っていたので、あんな奴と呼んで当初は仲間にすることを拒まれていた程、恐れられていたようです。
重吾が更生施設として扱っているアジトの牢から出そうとするとそれに対して衝動が出てしまい、血祭りになるほどに凶暴になって人に害を与えたこともありました。
第2部の重吾
大蛇丸を倒したサスケに旅の仲間として選ばれた重吾は、サスケは君麻呂が命に代えてまで招き入れた人物であるので、本当にそれに値するのか見定めようと同行を決めました。
蛇のフォーマンセルに入った重吾は、サスケが暁に入ったことでキラービーの八尾を捕らえに向かいます。4人がかりでも人柱力であるキラービーの力は強大で、サスケが重症を負い、治療の為に自身の力を分け与えた結果、一時的に子供の大きさになってしまいました。
五影会談では雷影のエーと交戦となり、呪印の力を最大限に解放したものの見事に破れてしまい、水月と2人してサスケに置いていかれた挙句に、警備の侍に見つかって牢に閉じ込められてしまいます。
第4次忍界大戦
五影会談の際に捕らえらたまま水月と共に第4次忍界大戦開始まで経過しましたが、程なくして脱出に成功します。かつてのアジトを順に回ってサスケを探して合流しました。
その後は忍界大戦の戦地へと向かい、木の葉の里に捕まっていた香燐とも再会します。十尾の人柱力になったオビトにナルトとサスケが共闘して立ち向かった時には、サスケに呪印の力の源である仙術チャクラを提供したことで「仙術須佐能乎」をサスケが使えるになっていました。
「BORUTO」での重吾
大戦を生き延びた重吾は、再び大蛇丸の配下に戻ったようでしたが、水月や香燐とは違う場所にいたようです。火の国と川の国の国境付近で凶暴化した鳥に村人が襲われる事件が発生し、その調査にあたるボルト達は重吾と出会いました。
鳥の狂暴化の原因は、呪印の感染と判明したことから、当初は事件の犯人だと誤解されましたが、実は重吾は感染した呪印を吸収することで鳥達を救わんとしていました。重吾はボルト達と協力して凶暴化した鳥について調べましたが、川の国の調査団に重吾が捕らえらてしまいます。
実はこの事件は、川の国の忍が行った呪印の感染実験で、呪印のオリジナルである重吾の捕獲も目的となっていたのです。殺人衝動のよって暴走した重吾は、計画の首謀者のトサカを打ちのめし、呪印の効果を相殺する血清を入手したことで事件を納めました。
重吾の声優
重吾の声を務めたのは阪口周平さんです。代表作はアニメでは「イタズラなKiss」の池沢金之助、「イナズマイレブン」の綱海条介、吹き替え作品では「スタートレック」シリーズのジェームズ・T・カーク、「ターミネーター:新起動/ジェネシス」のTー1000などがあります。
重吾の名台詞・名シーン
「よし決めた。次にその扉から入ってきた奴が女だったら殺すことにしよう」
自ら閉じこもることを決めた大蛇丸のアジトの牢の中で、重吾は1人体育座りで独り言を言うシーンで、既に呪印化していた重吾は、自分の元を向かって来るサスケ達一行の存在に勘づいていました。結局、扉を開けたのはサスケでしたが、直前で男が入って来ると予想し直して正解した重吾は、サスケとの戦闘を行います。
「オレはもう人を殺したくないんだよ!オレは外になんか出たくないんだよ……放っといてくれ!」
サスケの本気の殺意を感じたことで重吾の殺人衝動は収まりましたが、正気に戻ったことで本来の重吾の真意が現れた名台詞です。自分で操ることのできない呪印の暴走で人を殺してしまった過去があるのでしょう。サスケ自らが重吾の檻になると宣言したことで、納得して同行を決めました。
「オレ達は水魚の交わりというべき仲間だ。そういがみ合うな」
八尾捕獲の為の戦いで、蛇の4人はかなり消耗しながらもキラービーを捕らえることに成功しました。しかし、水月の刀を置いてきてしまって揉める香燐と水月に対して、重吾が宥めました。サスケの一存で組まれたメンバーでも、協力しようとする姿はありました。
心穏やかな重吾
呪印の力による凶暴化は恐ろしく、止められる人物は数少ないので、重吾は苦労したことと思います。しかし、本来はとても穏やかで鳥と共に生きられるような優しい人物です。