ミズキは漫画【NARUTO】に登場するキャラクターの1人です。実は漫画の第一ノ巻第一話に登場し、主人公ナルトの恩師イルカ先生に並ぶ最古参のキャラなのです。
ただ、漫画ではミズキは第一話のみの登場となっており、記憶に残っていない方も多いのではないでしょうか。実はミズキはアニメのオリジナルのストーリーで再登場を果たしています。
そんなミズキのアニメオリジナルストーリーにも触れながら、イルカ先生との関係性やその後についてご紹介したいと思います。
ミズキの基本情報
名前 | ミズキ(本名不明) |
所属 | 木の葉隠れの里 |
階級 | 中忍 |
性別 | 男性 |
年齢 | 26歳 |
誕生日 | 10月21日 |
声優 | 三木眞一郎、菅沼久義(幼少時代) |
ミズキの特徴
少し青みがかったグレーの髪色をしており、やや長めのストレートヘアの男性です。戦闘時は背中に大きな風魔手裏剣を背負っており、木の葉隠れの里の額当てを帽子のようにして着用しています。
表向きはとても優しく、人当たりの良い人物ですが、本当の性格は自分の目的のためなら他人を犠牲にすることは厭わない残忍な性格です。
実際に、ナルトが忍者学校の卒業試験をイルカに落とされた時も、三度目だから合格にしてあげても良いのではと言ったり、落第して落ち込んでいるナルトに助言をするなど、一見優しい印象を受けます、
しかし、実はナルトに助言することで、初代火影千手柱間の禁術が記された封印の書という巻物をナルトに盗ませるように仕向けることが目的だったのです。
その後、ナルトを始末し、自分は封印の書を手に入れ、ナルトは封印の書とともに姿をくらませたことにするという計画でしたが、最後には封印の書によって影分身の術を習得したナルトに倒されることで計画は失敗に終わりました。
漫画では、その後の登場はなく、どうなったかは分かりませんでした。
ミズキの戦闘スタイル
主にクナイや「変化の術」を使用して戦闘するスタイルのようですが、ここぞというときに風魔手裏剣を使用して相手にとどめを刺す戦法のようです。
イルカ、ナルトとの戦闘時でもクナイで不意打ちをしたり、変化の術でイルカに化けてだまし討ちをしようとするなど、姑息な手段を使ってナルトたちを倒そうとしており、目的のためなら手段を選ばない性格が表れています。
イルカとの関係性
ミズキは忍者学校の先生として教鞭をとっており、イルカの同僚と言える人物です。作中では、忍者学校卒業試験で分身の術に失敗したナルトに対して「失格!!!!」といったイルカに対して、「三度目ですし、良いのでは」と発言しています。
ミズキはイルカに対して敬語で話しかけていますが、意見はしっかり言える立場のようなので、先輩後輩の関係なのか同期なのかは不明です。
設定年齢としてはイルカの方が年下であり、通常ミズキが先輩と考えられますが、実際のところミズキは第一話をもって退場しているため、作中では詳細は語られていません。
再登場を果たしたミズキ
冒頭で触れましたが、漫画では語られなかったミズキのその後がアニメオリジナルストーリーで放送されています。ナルトに封印の書を盗ませ、ナルトを始末する計画が失敗に終わったその後、ミズキは木ノ葉厳重警戒施設に収容されています。
実は裏で大蛇丸とつながりを持っていたことが、綱手が偶然発見した資料から判明します。その時、ミズキの脱獄計画が遂行されており、一緒に収監されていた風神雷神コンビとともに脱獄を決行したのです。
その後、綱手の側近であるシズネがミズキの後を追います。ナルトたちもミズキと大蛇丸の関係を知り追いかけますが、第一話同様「変化の術」でシズネに化けたミズキからだまし討ちをされ、戦闘を開始することとなります。
戦闘では、同じ階級のイルカとともに忍として働いていたこともあり、ナルトに対して甘いと指摘したり、実はお互いのことを理解しているようにも取れます。
その後、大蛇丸の薬品により呪印に近い状態となり、格段にパワーアップしてナルトとイルカに襲い掛かりますが、薬の効果は長く続かず、急激に老化し戦闘不能となります。
実は大蛇丸にとって、厳重警戒施設に収監されていたミズキとの関係はかなり前の段階で切れていたようです。こうして、ミズキの計画はまたもやナルトとイルカによって阻止されることなりました。
ミズキの名シーン・名セリフ
「イルカも本当はな!お前が憎いんだよ!!」
ミズキが封印の書をナルトから奪おうと襲い掛かるときに、ナルトを精神的に追い詰めるために言ったセリフです。この時まで、ナルトは自身の内に九尾の妖狐が封じられていることは知りませんでした。
事実を知っている大人が情報を隠していましたが、実は妖狐によってイルカの両親は死亡しており、その事実をナルトに突きつけることでナルトは精神的に大きなダメージを受けることになりました。
哀れなミズキ
漫画では第一話目に登場し、最初のナルトの敵というキャラであり、ナルトが影分身の術を習得するきっかけとなったキャラといえます。
中忍でありながら、忍者学校に通うナルトに負けてしまうという役所であり、その後の生死すらも描かれていません。アニメでも計画が失敗した挙句、薬の副作用で老化してしまい、漫画でもアニメでも哀れなミズキでした。