大筒木カグヤとは、漫画【NARUTO】に登場するキャラクターの一人です。【NARUTO】の物語の中ではラスボス的キャラクターとして登場します。
そんな【NARUTO】の世界では最強ともいえる大筒木カグヤが封印されるに至った経緯とその過去、そして強さについてご紹介したいと思います。
大筒木カグヤの基本情報
名前 | 大筒木 カグヤ |
性別 | 女性 |
所属 | 不明 |
階級 | 不明 |
使用する技・術 | 白眼、写輪眼、輪廻眼、血継限界、血継淘汰、血継網羅 |
年齢/誕生日 | 不明/8月15日 |
身長/体重 | 不明/不明 |
声優 | 小山茉美 |
初登場 | 70巻670話”始まりのもの…!!” |
その他 | 血縁者:大筒木ハゴロモ、大筒木ハムラ(息子) |
大筒木カグヤの特徴
大筒木カグヤは頭から二本の角のようなものが生え、両目が白眼で額には輪廻眼を開眼した長い長髪が特徴的な女性です。
おおよそ人間とは思えないような外見をしており、その生い立ちは不明ですが、もとは地球の外から降り立った地球外生命体です。
神樹のチャクラの実を食したことによりチャクラを得た最初の生命体と考えられます。そのため、すべての忍がチャクラを使っているのは、カグヤがチャクラを手にしたことが理由と考えられます。
大筒木カグヤの過去と封印されたワケ
大筒木カグヤは1000年に一度実るという神樹のチャクラの実を求めて地上に降り立ったということを実子である大筒木ハゴロモにより語られています。
カグヤが地上に降り立った時点では地球は乱世であり、それを平定したのがカグヤでした。その当時のカグヤは女神のような存在であり、人々に信仰されていたようです。
しかし、カグヤはチャクラの実により力を得たことがきっかけとなり、そのころからカグヤの中で何かが変わってしまっていたようです。
カグヤは二人の子を産みますが、カグヤのチャクラは二人へと分散されてしまします。その子供たちが大筒木ハゴロモと大筒木ハムラです。
力を得たカグヤは人々に鬼と言われる存在へと変貌してしまっていました。二人の息子はこれを良しとはしなかったようです。
カグヤは分散したチャクラを取り戻すために神樹と融合して十尾となります。息子二人はこの十尾が母・カグヤとは気づいていなかったようです。
カグヤから受け継いだ強大な力を持つ兄弟二人は、数か月かけて十尾(カグヤ)を六道・地爆天星によって月へと封印します。これによりカグヤの脅威は無くなったと思われました。
しかし、カグヤはそれ以前に黒ゼツを生み出しており、封印中に黒ゼツが暗躍しカグヤの復活を虎視眈々と狙っていたのでした。
その後、マダラを利用して第四次忍界大戦を勃発させ、マダラが十尾の人柱力になったことで無限月読を発現します。そこに黒ゼツがマダラに襲い掛かり、マダラの体に異変が生じます。
するとそこには大筒木カグヤが復活を果たしていました。ハゴロモの子孫であるナルトとサスケを見て涙を流していたのもつかの間。
マダラなど比ではない強さでナルト達に襲い掛かります。しかし、六道仙人に力を与えられた二人は同期のサクラやカカシ、オビトと連携しつつ死闘を繰り広げます。
そして遂に、六道・地爆天星にて黒ゼツとともに再び封印されました。
大筒木カグヤの強さ
カグヤは額に白眼、両目には写輪眼を開眼をしているため、その眼に関する瞳術を駆使して戦います。また、血継限界、血継淘汰、血継網羅と言ったチャクラの性質変化による術を使用します。
カグヤの術
天之御中(アメノミナカ)
自分を含めた周囲の対象を一瞬で別空間へ移動させる術で、カグヤが封印から復活して始めに使った術です。移動する空間は6つの種類があり、超重力・マグマ・氷・砂漠・酸の海があります。
ナルト達はこの別空間への急な移動にかなり苦戦を強いられました。
八十神空撃(ヤソガミクウゲキ)
拳にチャクラを溜めて強力な打撃を加える術です。体術の一種であり、サスケの完成体須佐能乎を破壊するほどの強力な攻撃になります。
兎毛針(トゲバリ)
髪の毛を針のように飛ばして相手を攻撃する技です。カグヤの白眼により、対象の点穴を正確につくことが可能です。
共殺の灰骨(ともごろしのはいこつ)
掌から骨(灰骨)を出して対象に飛ばす技で、灰骨が対象に刺さると灰骨とともに対象も刺さった部位から崩壊を始め、やがてそれが全体にわたり死亡してしまいます。
黄泉比良坂(ヨミヒラサカ)
死角から灰骨で攻撃する技で、印を結ばずに灰骨を飛ばすことが可能です。また、灰骨は異空間から突然出てくるため、回避がかなり困難な技になります。
無限月読(ムゲンツクヨミ)
月を利用して地上のすべての生物に幻術をかける術です。輪廻眼での幻術であり、他のものが使用する幻術とは比べ物にならないほどの強力な瞳術です。
そのため、自力での解除は不可能であり、自身にとっての幸福な夢を延々と見続けることとなります。
神・樹海降誕(シン・ジュカイコウタン)
無限月読にかかった対象を神樹で拘束し、繭の状態で保持する術です。繭から人々のチャクラを吸い上げることが可能で、一度拘束されると一生チャクラを吸い続けられることとなります。
チャクラを吸い続けられた人々は最終的に白ゼツとなってしまい、完全にカグヤの道具と化してしまいます。
膨張求道球
神・樹海降誕で集めたチャクラを利用して作り出した巨大な求道球。通常よりも強力であるため、跳ね返すなどはできず、六道仙人の力を与えられたナルトですら危うい術です。
大筒木カグヤの声優
大筒木カグヤの声を担当しているのは小山芙美さんというベテランの声優さんです。小山さんは『キテレツ大百科』の初代コロスケや『ドクタースランプ』の則巻アラレを演じています。
他にも『ドラゴンボール』や『シティーハンター』『名探偵コナン』『聖闘士星矢』など有名作品に数多く出演している実力派の声優さんです。
大筒木カグヤの名言・名シーン
【NARUTO】界きっての最強キャラである大筒木カグヤの戦闘シーンは、もちろんラストを飾るにふさわしいものとなっています。
また、漫画で少し触れられていた過去については、アニメでさらに詳しくなっており、壮絶な過去が明らかとなっています。そんなカグヤの名言や名シーンを厳選してご紹介したいと思います。
二人の息子に封印されたカグヤ
チャクラの実をカグヤが得たことで神樹十の化身である十尾が暴走したために、カグヤの息子であるハゴロモとハムラが十尾を封印したとハゴロモはナルトに伝えました。
しかし、その十尾こそカグヤ本人が神樹と同化した姿であり、息子に摂られてしまったチャクラを取り返そうと暴れていたのでした。
力におぼれたためか、十尾となって息子たちに襲い掛かるカグヤは、もはや親としての感情が無いようにも見えます。
空間異動で自身も身動きが取れないカグヤ
天之御中(アメノミナカ)でナルト達を超重力空間へ瞬間的に移動させたカグヤですが、まさかの自分も重力で身動きが取れないようになってしまいました。
多くの読者がこの光景に驚いたことでしょうが、そんな状況もカグヤはすぐに順応しナルト達に襲い掛かりました。
夫に裏切られてしまったカグヤ
アニメ版では、オリジナルストーリーではありますが、カグヤの過去が明らかとなっています。カグヤが地上に降りたった後、ソの国の君主であるテンジに出会い夫婦となります。
二人の間は子供に恵まれましたが、当時ソの国が敵対していた国にカグヤの首を差し出すよう言われたことにより、夫であるテンジはカグヤを追うよう命じます。
敵国と夫の両方から追われ、逃げるように神樹へとたどり着いたカグヤですが、その道中は付き人も犠牲になったほど大変な道のりだったようです。
女神から鬼へと変貌した大筒木カグヤ
もともとは愛にあふれる人物であったカグヤは人々を導き、進行された優れたリーダーであったようです。しかし、神樹の実を手にした時から何かがくるってしまいました。
優れた人物さえも狂わせてしまう神樹ですが、カグヤの一族である大筒木一族の謎は【NARUTO】では明らかになっていません。
ナルトの子どもたちの物語である【BORUTO】では大筒木一族が登場するので、なぜカグヤが地球に来たのかも明らかになるのではないでしょうか。