大筒木ハゴロモとは漫画【NARUTO】に登場するキャラクターの一人です。日本で言う弥生時代に近い時代を生きた人物と考えられ、尾獣たちの生みの親でもあります。
【NARUTO】の物語の始まりに関わる人物であり、ナルトやサスケの遠い祖先であることが判明していますが、その強さはどれほどなのか。そして、その能力や家族構成についても徹底解説します。
大筒木ハゴロモの基本情報
名前 | 大筒木 ハゴロモ |
性別 | 男性 |
所属 | 不明 |
階級 | 忍宗の祖、六道仙人 |
使用する技・術 | 仙術、万華鏡写輪眼や輪廻眼による瞳術 |
年齢/誕生日 | 不明/8月6日 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 立川三貴(幼少時代は加藤将之) |
初登場 | 70巻670話「始まりのもの…!!」 |
血縁者 | 母:大筒木カグヤ、弟:大筒木ハムラ、息子:インドラ・アシュラ |
大筒木ハゴロモの特徴
大筒木ハゴロモは額に角のようなものが二本あり、肌は灰色で人間とは違う容姿をしています。母である大筒木カグヤと弟ハムラも同じような容姿をしています。
ハゴロモは、大筒木カグヤについてナルトに説明をするときに、宇宙人に近い存在であると説明しているため、そもそもハゴロモの母は地球外生命体であることが判明しています。
そして、大筒木カグヤの夫、つまりハゴロモの父親は地球人であり、ソという国の君主でした。そのため、ハゴロモは地球人と宇宙人のハーフであるということです。
大筒木ハゴロモの家族たち
大筒木ハゴロモは、神樹の実を得るために地球にやってきた母・大筒木カグヤが地球で出会った男性・テンジとの間に授かった子でした。
カグヤはもともとは天女のような性格で人々に信仰されていましたが、いつしか「鬼」と称されるまでに変貌し、人々から恐れられるようになってしまいました。
ハゴロモは、カグヤが神樹の実を口にした時から何かが始まっていたと語っており、神樹の実によって絶大な力を得たことがカグヤの心を変えてしまったと考えられます。
カグヤが出産して二人の子供を産んだ時に、神樹の実によるチャクラも子供二人へと分けられました。そのため、ハゴロモ兄弟は生まれながらにチャクラを有しています。
人々を恐怖で支配していた母・カグヤに対してハゴロモと弟・ハムラは反発し、カグヤは神樹と同化することで十尾になり、子どもたち二人に分けられたチャクラを奪いかえそうとします。
しかし、兄弟で力を合わせて、六道・地爆転生によりカグヤを封印し、封印によって月が誕生しました。こうして母親であるカグヤを封印したハゴロモ兄弟は二人別々の道を歩みました。
弟・ハムラはカグヤを見守るため封印した月へ行くことになりましたが、大筒木ハゴロモは十尾の人柱力となり、地球で忍宗を開き、忍の祖として六道仙人となりました。
六道仙人となったハゴロモは、各地を旅しながら忍宗を広め、チャクラを分け与えました。そして、弟子たちに忍宗を任せた後に尾獣たちの安住の地を見つけ、自分の里に戻っています。
里に戻ってから二人の子をもうけ、兄は大筒木インドラ、弟は大筒木アシュラと名付け育てました。この二人の子供が後世にまで続く因縁の始まりでした。
インドラの子孫はうちは一族であり、サスケはインドラの転生体です。アシュラは後の千手一族・うずまき一族となり、ナルトはアシュラの転生体です。
要は、大筒木ハゴロモはナルトとサスケの遠い祖先にあたる人物ということになります。
大筒木ハゴロモの強さ
大筒木ハゴロモの強さは、あのうちはマダラや千手柱間以上であることは想像できます。神樹と同化したカグヤを弟・ハムラとたった二人で封印しています。
三大瞳術である写輪眼(万華鏡写輪眼)と輪廻眼を持っており、六道仙人の力を分け与えられたナルトがとてつもない力を手に入れていることから、その強さが想像できます。
また、カグヤとの戦いに備えて仙術を習得しますが、そのスピードも驚異的なものであり、また初めて仙術を習得した人物であることから、師と呼べる人物がいない中での仙術習得はかなりの高難度と考えられます。
六道仙人は初めての人柱力となった人物ですが、ナルトや他の人柱力の話から分かるように、たった一匹の尾獣に歴代の人柱力はかなり苦戦しています。
それをたった一人でうちに収めた六道仙人は、人柱力としてかなりの力を有していたこと、精神力や人間性が優れていたこともわかります。
六道仙人の戦闘シーンは原作では描かれていませんが、アニメでは六道仙人の生い立ちからカグヤとの闘いまでの話がありますので、興味のある方は是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。
大筒木ハゴロモの名言・名シーン
忍の祖として忍宗を各地に広め、六道仙人としてその名を世に轟かせた大筒木ハゴロモの貴重な登場シーンの中から厳選した名言・名シーンをご紹介します。
あ マジ?ならこんな感じでいくんで夜露死苦!っつって!
ナルトが九尾を引き抜かれたことで瀕死の状態となり、気を失ってしまいます。その間に、大筒木ハゴロモはナルトに精神世界で接触をはかりました。
最初にナルトに語りかけた時には、言っている言葉が難解過ぎて理解できなかったナルトは、もっとわかりやすい言葉で話すように言います。
そこで、ハゴロモはナルトが理解できるように現代風の軽い話し方にするのですが、ナルトはいきなりのシフトチェンジに戸惑ってしまいます。
だがこれこそワシが思い描いたモノ 尾獣達すら己から協力したくなる…そういう忍が現れたのだからな
大筒木カグヤを倒した後、マダラやオビト、そして歴代火影達との最後の時間を過ごしていたナルト。カグヤを倒したことで尾獣たちは解放され、そこには九尾・九喇嘛の姿がありました。
九喇嘛の存在に気付いたナルトは、手を振りながら呼びかけます。それに気づいた九喇嘛が恥ずかしがっている様子を見た六道仙人の言葉です。
世界の安泰を望んでいた六道仙人ですが、実は尾獣たちのこともずっと気がかりだったのでしょう。ナルトのような忍の存在が、六道仙人が望んだ世界を実現させると安心したようです。
過去は未来が変わらぬと気付かせるためにあるのではなく 過去は未来の為にあるはずだ
六道仙人・大筒木ハゴロモは弟・アシュラに忍宗を託しました。そのことにより、兄・インドラは憎しみを持ち、弟との長きにわたる因縁が始まりました。
このことから、未来はより良いものにしたいと思った六道仙人は息子たちの転生体であるナルトとサスケに平等に力を授けたのです。
そして、憎しみの塊になった九喇嘛の心をほぐし友になったナルトが、凍り付いたサスケの心も溶かすことが出来るのではないかと期待します。過去から学び、未来をより良いものにするために。
平和を誰よりも臨んだ六道仙人・大筒木ハゴロモ
全ての元凶と言える大筒木カグヤの子として生を受けた大筒木ハゴロモは、だれよりも世界の平和を願っている人物だったのではないでしょうか。
第四次忍界大戦では、ナルトの精神世界に現れたり、大筒木カグヤ復活の際に助言をするなど、死して尚二人の子どものことや世の中を心配してやまなかったと考えられます。
それだけ愛情の深い人物であったからこそ、それは子供達へ受け継がれ、アシュラは愛で人を束ねるという思想を持つ愛情深い性格となったのではないでしょうか。
そして、その兄インドラもハゴロモの性格を受け継いでいると考えられます。そのために、うちは一族は愛情が深いがゆえにそれを失ったとき暴走してしまう性質を持っているのではないでしょうか。
六道仙人は表情はポーカーフェイスであり、感情がはっきり分かりませんが、とても深い愛情を持つ人物であり、今後もナルト達を見守っていくことと思います。
ナルトの子供達の物語である【BORUTO】でも忍の祖として登場するかもしれません。また、大筒木一族も登場するようなので、今後も活躍が期待されます。