｢NARUTO｣には登場キャラクターが多いので、左近と聞いて｢NARUTO｣を知っていても誰だか分からない人もいると思います。今回は、敵のグループに属する左近について、プロフィールや名台詞・名シーンをまとめてお教えします。
左近の基本情報
左近の特徴
左近は｢NARUTO｣における最大のボスでもある大蛇丸の作った音隠れの里の忍びです。その中でも音の四人衆と呼ばれる内の1人で、4人の中のリーダー的存在でもあり、カブト曰く「四人衆で一番強い」ようで、通り名は「西門の左近」になります。
大蛇丸と同じく相撲の横綱の化粧回しのような紫色の帯を腰元に巻いており、右近のことを表すかのような陰陽道の陰陽のマークが服に描かれています。後ろで髪を束ねているようにも見えますが、それが右近の頭になります。
左近と右近
左近は普通の敵とは異なります。いかにも敵っぽそうな見た目をしている所までは普通かもしれませんが、左近の体は1人だけの物ではないのです。実は右近という左近の兄弟で合体することで1人の身体を形成しているという不思議な人物です。
普段は左近が主体となって人と会話したり戦闘を行ったりしますが、その時々の状況によっては臨機応変に対応することができ、2人が分離することや右近の方が主体となることもできます。正に2人で1人を表したような人物です。アニメではどちらも同じ声優の方が演じていますが、左近はやや高めの声、右近はやや低めの声となっています。
実は「双魔の攻」という血継限界による能力でこのような状態になっており、互いの肉体を分離や結合させられて、結合中に主体でない方の手足を出しています。
左近の性格
大蛇丸からは「キレると1番厄介なのは左近でしょう」と言われています。4人衆でも1番強いく見栄を張る性格なので、敵を殺すまで我慢できないようです。
また、残忍な性格の持ち主でもあり、相手をじわじわと追い詰めることが好きなようです。それはキバと戦った時にもそうで、弱ったキバを一気に倒してしまうのではなく、少しずつ追い込みました。
左近の戦闘スタイル
基本的には左近がメインとなって戦い、ここぞと言う時に後ろの右近が現れて、1度は相手の意表のつくことができます。あまりに予想外過ぎる右近の攻撃に対し、木ノ葉でサスケの力試しをした時は、サスケが完全に動きを見破れずにあっさりとサスケを打ち負かしました。右近の方は実体を持つことができるが、右近の能力である肉体の共有を活用した暗殺を得意とします。左近による攻撃などで相手の注意を逸らして、相手の身体に入り込むことで敵の動きを封じます。
左近の弱点
左近は音の4人衆でサスケと戦った後には、サスケをら追いかけてきた木の葉の里の勢力の中の1人の犬塚キバと戦います。キバと赤丸のコンビの新技「牙狼牙」も凌いで寸前まで追い詰めます。右近と左近に分かれて、人の体と融合することのできる左近がキバと同化します。そこでキバは自身にナイフを刺すことで、左近にダメージを与えます。
増援にやって来た砂隠れの忍びのカンクロウも弱点となりました。非生物である傀儡人形で戦うカンクロウは、生物への融合能力を主力にする左近らには相性が悪かったのです。そして、戦闘用ではなく捕獲用だと見抜けなかった傀儡のクロアリに捕獲されてしまいます。左近はカンクロウと傀儡人形のことを舐めてかかり、そのまま惨殺されてしまいました。
左近の声優
左近と右近の声を担当したのは咲野俊介という声優及び俳優の方です。宮崎県の出身で、短期大学に進学して演劇専攻で学び、卒業しました。その後は青年座研究所に入所し、多くの声優の方とは異なりほとんど独学の状態で、アニメでの声の出演や洋画作品の吹き替えなどを行われています。
代表作はアニメでは、2015年の｢攻殻機動隊 ARISE｣のイシカワやアニメ オブ ザ イヤー部門テレビ部門グランプリ受賞した2014年の｢ピンポン THE ANIMATION｣のドラゴンこと風間竜一があります。吹き替え作品は、｢マイティ・ソー｣シリーズのヴォルスタッグなどがあります。パトリック・ウィルソン、マーク・ウォールバーグといった俳優の声を務めることが多いです。
左近の名台詞・名シーン
「ほら、来いよ！あばらボッキボキでドレミファソラシド奏でてやっから！！」
音の4人衆で揃ってこの葉の里へ行き、大蛇丸の名に従いサスケを大蛇丸の元へ来ることを誘いに来ました。それに抵抗するサスケを4人で圧倒します。そんなサスケはまだ小さく甘く見て言った台詞です。音隠れの忍びであることから肖ったのか、音階の名称を使ってサスケのことを挑発するというユーモアのセンスが見えました。
2人揃って1人
左近と右近は普段は一心同体のなって左近が表立っていることが多いものの、個別にも完全に活動ができます。しかし、それは最初から2人で別々にいるのではなく、2人で1人でいることから有効に働く戦術がありました。それ故に驕り高ぶってしまい、相手を下に見て油断してしまうこともありました。
