スケアとは【NARUTO】に登場する人物の一人です。漫画【NARUTO】しか見ていない方はご存じない方もいるのではないでしょうか。
実は、スケアは漫画【NARUTO】の本編では登場しておらず、「新伝・風の書」にのみ登場しているキャラクターとなっています。アニメでは疾風伝469話に登場しています。
そんな謎の多いスケアについて、アニメでの内容も含めご紹介していきたいと思います。
スケアの基本情報
名前 | スケア |
所属 | 木の葉隠れの里 |
性別 | 男 |
職業 | 元忍者、写真家兼フリージャーナリスト |
年齢 | 不明 |
身長、体重 | 不明 |
声優 | 鈴村健一 |
スケアの特徴
スケアは茶髪にウェーブのかかった髪型をしており、左の口元にあるほくろと目の周りに紫色の化粧をしているのが特徴的なキャラクターです。
ヒロインの春野サクラからはイケメンと絶賛されており、かなり整った顔立ちをしているようです。普段は首元にマフラーを巻いており、緑色のコートを着用しています。
スケアは木の葉隠れの里の元忍であり、実は元暗部で火影直轄の情報収集班に所属していたという経歴を持つ元エリートです。現在は、忍を辞めて、フリーの写真家兼ジャーナリストとして活動しています。
元暗部の情報収集班という経歴から、鍵を開けるピッキングなどを得意としています。現在はジャーナリストとして様々な土地をめぐっているようです。
スケアとカカシの関係性
スケアは原作の本編では登場していませんが、2015年に「NARUTO展」に来場した方への特典として配られた『新伝・風の書』で登場しています。
スケアは下忍となったカカシ班のナルト、サクラ、サスケの前に現れ、「はたけカカシの素顔を暴く」という特別任務に協力すると申し出てきたのです。
ジャーナリストということもあって、カカシの素顔をスクープすることに特に違和感はありませんが、実は秘密があって協力しているにすぎませんでした。
カカシの素顔を暴くため、カカシ班と協力しますが任務は失敗に終わります。しかし、実はカカシの素顔を暴こうとナルトたちと協力していたスケアこそ、素顔をさらしたカカシの姿だったのです。
スケアの声優
はたけカカシと同一人物ではありますが、実は別人になりきるために声色を変えており、のどに負担がかかったことを語っています。
そのため、スケアを演じている間は声優もカカシの声優を演じている井上和彦さんではなく、六尾の人柱力の声を演じた鈴村健一さんがスケアの声を演じています。
スケアの特別任務の名シーン
はたけカカシの素顔を暴くという任務では、いくつか作戦を練ってカカシの素顔を見ようとします。その内容について詳しくご紹介します。
忍者登録書
ナルトたちの最初の計画として考えたのが、過去の写真を見るというものでした。写真をすべて見ることが出来れば、一枚くらいは素顔のものがあるだろうとナルトが考えました。
しかし、以前にサクラが写真は確認済みであり、その計画は使えないという話になります。そこにスケアが登場し、「忍者登録書ならば素顔である」というアドバイスをします。
しかし、忍者登録書は里の最高機密書類であるため、厳重な防犯システムを突破しなければならず、ピッキングの能力が必要になってきます。そこで、元暗部であるスケアがピッキングを成功させ、資料を入手するのでした。
しかし、あと一歩というところで暗部に見つかってしまいますが、その時カカシ班三人がカカシの素顔を見たいというので助力したと罪をかぶせたのでした。
食事の時に写真を撮る
忍者登録書を見るという計画の失敗直後に、スケア本人から写真家らしくカカシの素顔の写真を撮る計画を提案します。まずは、食事をさせてマスクを外したところを撮影するというもの。
ナルトがカカシを誘い出し、団子を食べるように勧め、マスクを外したところをカメラで押さえるというものでしたが、これは犬塚キバと赤丸に妨害されて失敗します。
偶然通りすがりのキバに声を掛けられてナルトはマスクを外したところを見ることはかないませんでした。更にはキバが連れていた赤丸が、餌を食べていた鳩にじゃれてカカシの前に出てきたことで、カカシの素顔を摂ることはできませんでした。
この偶然にはサスケも「神の力を感じる」と言ったほどでした。『新伝・風の書』ではここでナルトたちの特別任務は終了します。
プランA
カカシ班のナルトたちに加え、アスマ班と紅班が加わりカカシの素顔を暴こうと協力します。川でおぼれた女性を救出するためにマスクを外して人工呼吸をするように誘導しようという作戦で、ヒナタがカカシに声を掛けます。
川で溺れた女性は実はナルトが変化の術で化けた姿で、サクラの薬により溺れて意識がないように装っていたのでした。その場所へヒナタがカカシを誘導します。
カカシが女性を助けに川へ行くと、川岸に全身ずぶ濡れの女性が倒れており、カカシは人工呼吸をしようとしたのか、口元に手を掛けますが、病院に連れていくと言って女性を抱えて走り去っていきます。
ヒナタはすぐに作戦が失敗したことをシカマルに伝え、仲間はプランBの実行に移ることとしました。
プランB
ナルトが変化した女性を抱えて病院に急ぐカカシに心転の術、影真似の術でカカシのマスクを外す作戦です。病院への道中で待ち伏せし、秋道チョウジの奇襲と油目シノの寄壊蟲で拘束。
そこに山中イノが心転の術を使ってカカシの体を操作することにより、マスクをはずそうとしますが偶然出てきたカエルに邪魔され、カエルに心転の術を使用し失敗します。
しかし、シカマルが背後に控えており、心転の術の失敗の直後に影真似の術を発動。カカシを捉えることに成功し、マスクをはずそうとしたところに、ガイ班が乱入し、影真似の術が解除されてしまいます。
その直後にカカシが消えてしまい、今までのカカシは影分身であり、ナルトたちの計画を知っていたことが発覚しました。こうしてナルトたちの特別任務は失敗に終わりました。
最後まで抜け目のなかったスケア
結局最後までカカシの素顔を暴くことが出来なかったナルト達。しかし、実はずっとマスク外して横にいたので、みんな素顔を知っていることを知らないという不思議な状態でした。
カカシ先生はさすがで、カカシ本人の方を影分身にして、本人はスケアとして横にいるという抜け目のなさです。これにより、万が一マスクを外される事態になっても影分身を消せば問題ありません。
スケアは最後に、「あと2、3回は遊んであげられるかな」と言っているので、今後も出てくる可能性を予感させます。実際に、「BORUTO」の35話目と115話目に再登場しており、今後の活躍を引く続き見ることが出来ます。