【NARUTO】うちはイタチは病気だった!?経歴や声優についても解説!!

うちはイタチとは漫画【NARUTO】に登場するキャラクターの一人です。【NARUTO】に登場する忍の中でもトップクラスの実力を有していた人物で、印象に残っている方も多いのではないでしょうか。

今回、そんなイタチの経歴や病気について解説するとともに声優さんもご紹介していきたいと思います。

うちはイタチの基本情報

【NARUTO】うちはイタチは病気だった!?経歴や声優についても解説!!

『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

うちはイタチの特徴

うちはイタチは第二の主人公であるうちはサスケの実の兄で、物語開始時点ではイタチとサスケがうちは一族の最後の生き残りでした。

イタチはうちは一族独特の黒髪ストレートヘアー後ろで一つに束ねており、目の下にある皺が特徴的な年です。

また、才能があると言われていたサスケですら劣等生と感じるほど幼い頃から優秀な忍だったようで、異例の早さでアカデミーを卒業し、暗部に所属していました。

当初、性格は目的のためなら自分の一族や両親であっても平気で殺害する冷酷な人間のように思われましたが、実は誰よりも平和を願う家族思いの青年です。

感情をあまり表に出さないため、その真意はサスケや両親ですら気付くことが出来なかったようです。

うちはイタチの経歴

イタチは木ノ葉隠れの里のうちは一族の出身で、一族の長を務めるうちはフガクの長子として生を受けます。そんなイタチの経歴をご紹介したいと思います。

九尾による木ノ葉隠れの里襲撃

うちは一族には里が創設されたとき(うちはマダラ千手柱間の時代)から続く里との確執が根深く残っていました。そこで起こったのが、九尾の木ノ葉襲撃です。

この襲撃はうちはマダラが計画したものでしたが、詳細は不明であり、木ノ葉の里で生活していたうちは一族の人間は一切かかわっていませんでした。

しかし、九尾を操れるのはうちは一族の写輪眼による瞳術であることから、この襲撃以降うちは一族への風当たりはより強くなっていました。

もともとあった確執に加え、身に覚えのない九尾による木ノ葉襲撃に対する疑念。これに対し、うちは一族は不満を募らせていきました。この時、イタチはまだ幼い子供でした。

うちは一族の企て

イタチはアカデミー時代から優秀で、異例の速さでアカデミーを卒業し中忍となります。そして、13歳の時には木の葉の暗部で部隊長を務めるほどの実力を持っていました。

暗部に入ったきっかけは、うちは一族の長である父に木ノ葉の内情を探るためスパイとして送り込まれたことでした。この時、うちは一族はクーデターを企てていたのです。

しかし実はイタチは二重スパイであり、この情報を木ノ葉側に伝えていたのです。なぜ一族を裏切るような真似をしたかというと、幼い頃の経験が関係していたようです。

イタチは幼い頃に戦争を経験しています。そして、その悲惨な状況をみて心から平和を愛するようになったのです。里のために、幼い弟のためにクーデターを計画する一族に反感を持っていたのです。

うちは一族虐殺

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『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

二重スパイであったイタチはダンゾウにクーデターを計画するうちは一族の抹殺の命を下されます。三代目火影・ヒルゼンは最後までうちは一族との談話による解決を望んでいましたが叶いませんでした。

イタチは弟だけは助けることを条件としてこの命を引き受けました。そして、任務遂行の夜、サスケ以外のすべてのうちは一族を殺害します。

この時、サスケは両親がイタチに殺害される様子を幻術で見せられており、精神に深い傷を負います。更に、サスケに自分を恨み憎んで醜く生き延びるように言います。

これはサスケに自分を憎むことで生きる目的を与え、サスケは実際に兄への復讐が原動力となっています。一族の虐殺の後、イタチは里を抜けており、これも任務の内であったことが後に判明しています。

暁への加入から死に至るまで

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『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

イタチは里を抜けた後、暁へ加入しています。暁は基本的にツーマンセルであり、初期は枇杷十蔵とコンビを組んでいましたが、十蔵の死後は干柿鬼鮫とコンビを組んで行動しています。

その間、大蛇丸に不屍転生のため狙われていましたが、実力はイタチの方が上であったため大蛇丸を退けており、これにより大蛇丸は暁を脱退しています。

イタチの体は不治の病に侵されており、サスケと最後の戦いをする時まで無理矢理延命して命を繋いでいました。なぜそこまでしてサスケに倒されたか、その理由はすべて弟のためでした。

イタチは木の葉での大罪人という立場を利用して、兄弟対決でサスケが勝利すれば「うちは一族を虐殺した大罪人を討った英雄」となること、更にはサスケを追い込み大蛇丸の呪印から解放ができる。

そうイタチは考え、無理をしてでもサスケに倒されたのでした。その時、イタチはサスケに最後の贈り物をしていました。それが万華鏡写輪眼の開眼です。こうして兄弟対決はサスケの勝利で幕を閉じました。

うちはイタチの病気

イタチが患っていた病名は原作では明らかにされていません。作中では胸を押さえて吐血している描写がありますので、食道や胃・十二指腸から吐血していたであろうことは推測できます。

ゼツによると、万華鏡写輪眼の使い過ぎに加え何らかのダメージが加わったということだけが判明しています。

うちはイタチの声優

イタチの声を担当している声優は石川英郎さんという方です。学生時代は声楽を専攻していましたが、演劇の世界に興味を持ち、大学を退学した後、先生の勧めで声優となったそうです。

元ホストで、声優業界では珍しい経歴の持ち主です。出演作品は『仮面ライダー』シリーズなどの特撮、『FINALFANTASYⅩ』のアーロン、『キングダムハーツ』のスコールなどゲーム関係が多いです。

特に有名者としては、『天才!志村動物園』のナレーションを担当されており、だれでも一度はその声を聞いたことがあるのではないでしょうか。

うちはイタチの名言・名シーン

うちはイタチは影の主人公と呼ばれており、過去の悲劇やその能力の高さなどから名言・名シーンはかなり多いため、厳選してご紹介したいと思います。

うちは一族虐殺任務決行の夜

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『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

サスケ以外のすべてのうちは一族を殺害し、弟のサスケと対峙した場面です。この場面は、サスケが幾度となく思い起こし、サスケを苦しめることとなった思い出の場面です。

この時、イタチはサスケに対し「この俺を殺したくば恨め!憎め!そしてみにくく生きのびるがいい…逃げて逃げて…生にしがみつくがいい」と発言しています。

この発言の真意はサスケを想って言ったことであり、イタチの相当な覚悟が伺えます。

兄弟対決の末に

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『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

病を患いながらも全力のサスケと正々堂々と戦い、その果てに死亡したイタチの最後に見せた笑顔でした。この時、「許せサスケ これで最後だ」と言って、笑っています。

もともと感情を出さなかったイタチですが、暗部に入ってからは次第に笑顔が減っており、サスケに対しても笑顔が少なくなっています。

そして、一族の抹殺以降は笑顔を見せることはなかったイタチですが、死の間際にようやく優しい笑顔を弟に見せて死亡しており、読者を驚かせたのではないでしょうか。

穢土転生で復活!!最後まで弟を愛し続けた兄

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『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

死の間際ですら言わなかった本当のイタチの気持ち。サスケが事件の真相を知ったからこそ、本当の気持ちを伝えることが出来ました。

その点はトビのおかげと言えます。穢土転生は死者と二度の別れ(歴代火影に関しては三度の別れ)をしなければならず、とてもつらい術と言えます。

それはサスケも同様であったと考えられますが、サスケにとってはイタチと生前不可能であった意思の疎通ができたことから、必ずしも辛いだけのものではなかったのではないでしょうか。

たった一人の弟を守るために人生を捧げたうちはイタチ

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『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

イタチは決してうちは一族を憎んでいたために虐殺したわけではありません。ただ、平和であってほしかっただけだったのです。

木ノ葉の上層部の考えや一族のクーデター計画、そして今後の平和はどのようにして成し遂げるべきか…すべてを考慮した上での決断でした。しかし、サスケだけは殺すことが出来ませんでした。

たった一人残されたサスケを本気で愛していたからこそ、里を抜けてからもサスケの今後を願い、死亡した後のことまで考えていました。

忍としての実力も圧倒的な高さを持ち、平和を愛してやまない弟想いのイタチ。最高の忍であり、最高の兄貴と言っても過言ではないでしょう。

自身の幸せなど考えもせず弟の幸せを願っていました。どうかサスケがずっと幸せであることを願わずにはいられません。