【NARUTO】うちはフガクは万華鏡写輪眼の開眼者!?クーデターの全貌は??

うちはフガクとは漫画【NARUTO】に登場するキャラクターの一人です。物語が始まった時点ではすでに死亡しているフガクですが、【NARUTO】の最後にまで及ぶ「うちは一族の因縁」に深く関わっている人物とも言えます。

そんなうちはフガクですが、実は万華鏡写輪眼を開眼しており、うちは一族のクーデターの首謀者でもあります。今回は、うちはフガクについて万華鏡写輪眼やクーデターの全貌も加え、詳しくご紹介していきたいと思います。

うちはフガクの基本情報

【NARUTO】うちはフガクは万華鏡写輪眼の開眼者!?クーデターの全貌は??

『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

うちはフガクの基本情報

うちはフガクはうちはイタチやサスケの父親であり、うちは一族の長をしていた人物です。うちは一族に特徴的な黒髪をしており、イタチやサスケ同様まっすぐな髪をしています。

うちは一族の長であったこともあり、かなり優秀な忍であったようです。また、木の葉警務部隊の隊長を務めており、志村ダンゾウからはかなりの切れ者と評価されていました。

優秀なイタチを息子としてかなり誇りに思っており、「さすが俺の子だ。中忍に昇格してから半年でここまで来た。」と言っています。しかし、サスケに対してはあまり感情を表に出していなかったようです。

サスケは自分も認められるようにアカデミーで全教科一位をとるなど努力しますが、フガクからは兄みたくなれるように頑張りなさいと言うのみでした。サスケは父親が自分より優秀な兄を可愛がっていると考えてしまいます。

しかし、フガクは不器用なだけで本当はサスケのことを大事に思っており、妻ミコトは二人のときはいつもあなたのことばかり話しているとサスケに伝えます。

死の直前にもイタチに対して「サスケのことを頼む」と話していることから、イタチのことだけでなくサスケに対しても大きな愛情を持っていた子煩悩な父親であったようです。

万華鏡写輪眼の開眼について

うちはフガクの戦闘シーンはありませんが、うちはの長であったことや四代目火影に推薦する声も上がっていたことから、かなりの実力者であったことが分かります。

第三次忍界大戦では、兇眼のフガクと呼ばれ他里から恐れられる存在であったようで、この大戦の最中にフガクは万華鏡写輪眼を開眼することになったのです。

実力は十分にあったフガクではありますが、大戦中は危うい状況に陥ってしまいます。その時、友人が命を賭してフガクを助け、絶命しています。

イタチによると、万華鏡写輪眼の開眼は「最も親しい友を殺すことだ」と語っていることから、フガクは大戦中に自身を助けるために友人が殺されているため、条件に当てはまったということになります。

クーデターの全貌

【NARUTO】うちはフガクは万華鏡写輪眼の開眼者!?クーデターの全貌は??

『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

うちは一族のクーデター計画は実は里が誕生した時からあった因縁が深く関わっています。そのクーデターの全貌について詳しく説明していきたいと思います。

千手一族とうちは一族

うちは一族は【NARUTO】においてキーとなる一族です。【NARUTO】の中で最大の敵となるうちはマダラは、その名の通りうちは一族であり、強大な力を持った忍でした。

うちは一族と千手一族は一国一里という制度が整う以前から対立した協力な一族でした。当時のうちはの長がマダラ、千手の長が柱間でしたが、この対立した一族同士が和解したことにより、火の国・木ノ葉隠れの里が誕生します。

木ノ葉警務部隊の設置

初代火影を誰にするのかが議論されると、マダラはうちは一族がさげすまれることが無いよう自身が火影になることを考えますが、初代火影は千手柱間が就任することとなり、マダラは里を離れます。

そこからマダラの復讐が始まり、九尾・妖狐を瞳術で操り里を襲撃するなどの行動に出ます。このことから、二代目火影・扉間は、うちは一族の危うさに危機感を覚え、木ノ葉警務部隊という組織を設けます。

この木ノ葉警務部隊はうちは一族を里の重要なポジションから遠ざけ監視する目的も兼ねて設置されたものでした。そして、フガクはこの部隊の隊長に就任していたのです。

二度目の妖狐襲来

自然発生的に九尾・妖狐が木ノ葉隠れの里に二度目の襲来をします。前回の襲来で、マダラが瞳術を用いて妖狐を操っていたことから、今回もうちはの手の者が妖狐を操り襲撃させたと里の上層部は考えます。

これがきっかけとなり、うちは一族に対する風当たりはより悪くなっていったのです。そして、うちは一族の中には、マダラの時代からうちは一族が受け続けた不遇な扱いを嘆いている者が増え、フガクもその一人でした。

そして、一族の長であるフガクはクーデターを計画するに至ったのです。

クーデター計画

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『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

まず、自分の息子であり優秀な忍であったイタチをスパイとして木ノ葉へ送り込み、情報を得てクーデターの計画を進めるという目論見であったようです。しかし、イタチはこの考えに賛同していませんでした。

幼いころに戦争を経験したイタチは平和を何よりも愛しており、うちは程の一族がクーデターを起こせば、里はかなりの被害を受け、他里から襲撃は必須であり、それは避けなければならないと考えたのです。

平和を願うイタチの優しさが里の上層部に利用され、木ノ葉の二重スパイとなり、うちは一族に危機感を持った木ノ葉の上層部から抹殺の指令がイタチに下されることとなったのです。

一族の滅亡

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『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

イタチは一族全員を手にかけますが、それは自身の両親も同様です。フガクの妻ミコトはイタチに対して、「分かってるわ…イタチ…」と言っており、息子の行為について責めることはありませんでした。

フガクは「サスケのことは頼んだぞ」「考え方は違ってもお前を誇りに思う」と思いを伝えています。命を絶たれる直前まで、残される子供たちのことを想い、イタチの決断を尊重したのです。

イタチにとって相当辛い任務となったことは容易に想像ができます。こうして、うちは一族によるクーデター計画は失敗となり、サスケとイタチ以外のうちはは全滅することとなりました。

うちはフガクの名シーン

一族滅亡

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『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

イタチが極秘任務により、フガク夫妻を手にかけるシーンです。クーデター計画の首謀者であるフガクは実の息子であるイタチによって命を絶たれることとなります。

フガク自身も、決して戦争を好んでいるわけではなく、一族を思っての計画であり、平和を望む一人でした。そのためか、イタチの行動に対して攻めることはありませんでした。

むしろ、イタチと比べれば自分たちの痛みは一瞬であること、考え方は違えどイタチを誇りに思っていることを伝え。イタチを思いやっていることが分かります。

クーデター計画自体には賛同できなかったイタチですが、父親としてのフガクを慕っていたようで、この時のイタチは涙を流していました。

火遁・豪火球の術の指南

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『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

うちはの基本忍術である豪火球の術をサスケに指南しているシーンです。チャクラを練り上げ、口腔から胸のあたりで一度止め、その後一気に吐き出すことで強大な炎を吹き出す術です。

この術を会得することでうちは一族として一人前と認められる術です。基本忍術とはいえ、難易度は低くないため優秀なサスケでさえ会得には一週間を要しました。

しかし、イタチは一度で会得したため、フガクはサスケにまだ早かったと考え、そこで修行は終了となりました。

サスケの火遁・豪火球の術会得

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『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

豪火球の術はサスケにはまだ早いと考えたフガクですが、一週間でサスケが術を会得します。その際に、いつもはサスケのことを褒めないフガクが、「さすが俺の子だ」と言っています。

表情が見えないため感情こそ分かりませんが、とても嬉しかったことが読み取れます。そして、これから大きく舞い上がれとサスケに伝えます。

優秀な忍であり、良き父親であったうちはフガク

【NARUTO】うちはフガクは万華鏡写輪眼の開眼者!?クーデターの全貌は??

『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

うちはフガクは戦闘シーンこそないものの、過去の話からも忍としてかなり優秀であったことが分かります。実際に戦う場面があれば、とても熱した戦闘シーンを見ることができたのではないでしょうか。

クーデターの首謀者であり、サスケに対しては不器用であまり感情を表に出さない性格のフガクでしたが、実は誰よりもイタチとサスケのことを考えているとても良い父親であったことが伝わってきます。

物語ではすでに亡くなっていたため、これ以上の活躍は見ることができませんが、サスケの父親ということもあり、過去の回想などでまた出番があるかもしれません。