うちはイズミとは【NARUTO】に登場するキャラクターの一人です。ただし、原作には登場しないキャラで、小説版【NARUTO】の『イタチ真伝』及び、アニメ版【NARUTO】に登場するキャラクターとなっています。
うちはイズミは名前のとおり、うちはの血をひいた人物です。そのため、写輪眼を開眼することはもちろん可能です。また、小説とアニメでは少しうちはイズミに関する物語の内容が違うようです。
今回は、そんなうちはイズミについて小説をメインにご紹介していきたいと思います。写輪眼を開眼していたのか、アニメとの違いなどについても解説していきたいと思います。
うちはイズミの基本情報
名前 | うちはイズミ |
性別 | 女性 |
所属 | 木ノ葉隠れの里 |
階級 | アカデミー生→不明 |
使用する技・術 | 写輪眼、体術 |
年齢/誕生日 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
声優 | 松井暁波 |
初登場 | イタチ真伝 |
その他 | 幼馴染:うちはイタチ |
うちはイズミの特徴
アニメではうちは一族特有の長いストレートの黒髪に大きな瞳と目元のほくろが特徴的な女の子です。うちはイズミはもともと木ノ葉隠れの里に住んでいたわけではありませんでした。
イズミの母親はうちは一族の出身ですが、父親はうちは一族ではなく、木ノ葉隠れの里に住んではいなかったようです。しかし、父親が死亡したことをきっかけに、母親の故郷である木ノ葉隠れの里に戻ってきました。
そこで、同じくらいの年齢であったイタチと出会います。当時は二人ともアカデミー生ですので、小学生くらいの年代であったと考えられます。
イタチのうちは殺しの事件の時もイズミは木ノ葉隠れの里に住んでいたため、もちろん事件に巻き込まれているのですが、小説とアニメではイズミの最後は違うようです。
イタチとの関係
イズミとイタチが出会った当時、二人はアカデミー生で、イタチはあまり人と関わろうとはしておらず、また優秀すぎたため周囲の生徒たちとなじむどころか嫌がらせを受けることもあったようです。
イタチはとても優秀であったため、その実力はすでにアカデミー生の域ではありませんでした。そのため、嫌がらせを受けようとかわしたり逃げることは容易にできるため、イタチはタイミングを見計らっていました。
そこにイズミが登場してイタチをかばうのです。そこから二人の仲は縮まり、とても良好な関係になります。イズミはイタチのことを慕っており、イタチは鈍感ではあるもののその気持ちに気づいていたようです。
イタチもイズミに好意を寄せていましたが、自分はイズミを幸せにできないと考え、この気持ちにこたえることはありませんでした。そして、運命の夜が訪れます。イタチが一族殺しの任務を行うときが来たのです。
小説版では、イタチは一番最初にイズミとその母親のもとへ向かいます。恐らく、虐殺が始まってしまえば自分がイタチに殺されることを認識してしまうため、いの一番にイズミのもとへ向かったと考えられます。
そこで、イタチはイズミを殺害する方法に幻術を選択します。その内容はとても切ない、しかしとても幸せな幻術だったのです。
イタチがイズミに見せたものは、イタチが告白して恋人となり、後に結婚。その後、子どもにも恵まれて幸せな家庭を築き、子どもたちも立派に成長して結婚し、たくさんの孫に囲まれて老後を過ごします。
最後にイズミは最愛の人であるイタチに看取られて生涯を終えるという、とても幸せな一生を送って人生を終えたという内容のものでした。
アニメとの違い
小説版ではイタチにより殺害されたイズミですが、アニメ版ではイタチはイズミを殺害していません。アニメ版でもイズミはうちは一族殺しの日に死亡していますが、殺害を決行したのはうちはオビトでした。
原作ではうちは殺しはイタチ一人で決行しており、小説でもイタチが一族全てを殺害しているため、イズミもイタチが殺害していますが、アニメではイタチだけでなくオビトも一族殺しを行っています。
イタチが父であるうちはフガクと相対しているときに、実はイズミはオビトと戦闘していました。必死に戦いますがオビトには敵わず、心の中でイタチに助けを求めますが、その思いもむなしくオビトにより殺害されてしまいました。
イズミは写輪眼を開眼していた!?
うちはイズミを検索していると、必ず写輪眼を開眼した女性の画像が出てきます。実際にうちはイズミは幼い頃に写輪眼を開眼しているようです。
イズミの父親は殺害されて死亡しており、その父親の死が写輪眼を開眼する条件と合致したようです。イズミは写輪眼を使いこなせているわけではないようですが、イタチを同じアカデミー生からかばったとき写輪眼が発現しています。
このことがイタチと仲が良くなるきっかけの一つであったともいえます。イタチはイズミと出会ったときにはまだ写輪眼は開眼していなかったため、かばってくれたことも相まってイタチはイズミに興味を持ったのです。
うちはイズミの名場面
アニメ版ではありますが、イズミの登場シーンで印象深い場面をまとめてみましたので、ご紹介します。
イタチをかばうイズミ
イタチが同じアカデミー生の誘いを、「手裏剣の修行があるから」といって断ります。イタチに断られたことが気に食わなかったのか、アカデミー生たちはイタチに向かって石を投げます。
その状況を見ていたイズミが辞めるように注意しますが、生徒たちは止めずイタチは逆に石を投げ返してしまいます。
イタチと仲睦まじく団子を食べる
まだ幼く、イタチは暗部に所属していなかったためか、まだ子供らしさが残っているようです。イズミの性格によるものもあると考えられますが、とても仲よさそうにお団子を二人で食べており、心が温まるシーンです。
サスケに泣かれるイズミ
九尾襲来後にめちゃくちゃになった里でイタチがサスケを子守りしていました。そこにイズミが現れ、自分にも赤ちゃんを抱っこさせてくれと頼みますが、イタチは泣かれると困るからとこれを断ります。
イズミは引き下がらず、自分からイタチからサスケを取り上げで抱っこしようとしますが、思いっきり泣かれてしまいます。その時のイズミの表情はとてもショックを受けているようでした。
イタチを最後まで想った女性うちはイズミ
小説版では最愛の人に殺害されてしまうという悲しい結末を迎えたイズミですが、その最後はとても幸せな最期だったのではないでしょうか。
幻術とはいえ、一生分の幸せをイタチからもらったのですから。イタチからしてみれば、せめて幸せな気持ちで逝ってほしいという思いと、本当は自分が望んでいたものを彼女に見せたという気持ちだったかもしれません。
しかし、イズミからすればイタチから最高のプレゼントをもらったようなものではないでしょうか。実際に、イズミは自分では若くして死亡したことに気づいてはいませんし、幸せな人生だったと言えます。
本当は二人が幸せになる結末を望んでいる読者も多いと思います。希望的観測ですが、ナルトの子供達の物語である「BORUTO」の回想などでイタチが登場する場面があれば、もしかしたらイズミも登場するかもしれません。