うちはサスケとは漫画【NARUTO】に登場するキャラクターの一人です。【NARUTO】の第二の主人公として、主人公ナルトとは対をなす存在として物語の中でも異彩を放っています。
今回、その整った顔立ちから女性人気も高いうちはサスケについてご紹介したいと思います。写輪眼や声優に加えて、ナルトの子供達の物語である【BORUTO】での登場についてもご紹介します。
うちはサスケの基本情報
名前 | うちは サスケ |
性別 | 男性 |
所属 | 木の葉隠れの里→組織『蛇』/『鷹』 |
階級 | 下忍(昇格しないまま抜け忍となる) |
使用する技・術 | 火遁、雷遁、写輪眼・輪廻眼による術 |
年齢/誕生日 | 13歳→16歳/7月23日 |
身長/体重 | 153cm→168cm/43kg→52.2kg |
声優 | 杉山紀彰 |
初登場 | 一巻三話「うちはサスケ!!」 |
家族 | 父:うちはシカク |
うちはサスケの特徴
うちはサスケはうちは一族の長を務めるうちはシカクの次男として誕生し、兄であるうちはイタチによって一族全員を殺害された里唯一のうちは一族の生き残りの少年です。
性格やルックス
家族はすべて亡くなっているため、性格は明るいとは言えず、人となれ合うことを避ける傾向にあるようです。また、忍として優秀であり、プライドが高く負けず嫌いな性格です。
忍としての類稀な才能は実は持って生まれる定めになりました。実はサスケはあの六道仙人の実の息子である大筒木インドラの転生体であり、そのインドラは生まれながらに才能に溢れる人物だったのです。
そのプライドの高さに比例するようにルックスもとても良く、同期の春野サクラや山中いのなどにアカデミー時代から好意を持たれているようです。
また、里を抜けた後に仲間となる香燐にも好意を持たれていますが、香燐はルックスというよりも命を救われたことがきっかけで好意を持っているようです。
サスケはうちは一族に特徴的な黒髪のストレートヘアと端正な顔立ちをしています。兄のイタチとはよく似た顔立ちをしていますが、兄は才能がありその差に悩んだこともあるようです。
アカデミー卒業後、下忍時代
アカデミーを卒業してからは、カカシが担当上忍を務めるカカシ班に配属され、主人公ナルトやヒロインである春野サクラと出会っています。
サスケは当初、ナルトやサクラのことは眼中にないという感じで、三人のチームワークは悪かったようですが、カカシの指導と任務をこなすうちに徐々に打ち解けていきました。
中忍試験では、試験中に大蛇丸による木ノ葉崩しが決行されたことにより、中忍になる機会がつぶれてしまいます。その時、大蛇丸に目をつけられたサスケは大蛇丸の誘いに乗り、里を抜けます。
こうしてサスケは中忍にはならないまま里を抜け、その後も昇格試験を受けることが無いまま【NARUTO】の物語の最後まで至るのです。実は主人公ナルトも下忍のまま物語が終了しています。
主人公と第二の主人公である二人は、【NARUTO】の中でもトップクラスの実力を有しているにも関わらず、下忍のままであり、ある意味最強の下忍と言えます。
うちはサスケの過去
前述したとおり、サスケは兄であるうちはイタチに一族全員を殺害され、イタチは犯罪者として里を抜けています。そのため、サスケは兄イタチに復讐するために生きることを心に決めます。
うちは一族の滅亡
イタチは本当は犯罪者などではなく、里の上層部によって下された任務を遂行したにすぎませんでした。クーデターを計画していたうちは一族は、里によりせん滅対象となっていたのです。
そして、そのクーデターの首謀者はイタチとサスケの父親であり、イタチはその父から木ノ葉へのスパイとして暗部入りをしていたのです。
幼い頃に戦争を目の当たりにしたイタチは誰よりも平和を願い、その平和を壊してしまう恐れのある自分たち一族を止めたいと思っていたようで、イタチは木の葉の二重スパイとなります。
イタチが二重スパイであるとは思ってもいないうちは一族は、まさかクーデター計画がイタチによって木の葉の上層部に漏洩しているとは思いもしなかったのでしょう。
クーデターを起こす前にうちは一族は全滅してしまいます。
兄の弟への想い
クーデターでうちは一族は全滅していますが、イタチはサスケだけは助けるという約束を交わしており、サスケのみ生存しています。
実はサスケが敵と恨んでいたイタチは、任務上殺されるはずだったサスケを助けた命の恩人ともいえる人物であり、本当はとても愛されていたのです。
そんな事情とは知らずに、サスケはイタチを憎み、遂にはイタチと対決して勝利していますが、その時にイタチから最後のプレゼントである万華鏡写輪眼をもらいます。
イタチの死後、うちはマダラを名乗るトビによりイタチの真実を告げられ、兄に対して考えを改め、その憎しみを木ノ葉に向けることになってしまいます。
うちはサスケとカカシ班
家族を殺されたことで心に闇を抱えることになったサスケは、誰ともなれ合うことはしませんでした。しかし、サスケは任務をこなしていくうちにカカシ班(特にナルト)に心を開いていきます。
サスケの里抜け
大蛇丸の誘いにのって里を抜けて以降のサスケはどんどん悪の身とを突き進んでいくようになり、遂には大蛇丸さえも殺害することとなります。
どんなことがあっても共であるサスケのことを連れ戻そうとしたナルト、どんなことがあってもずっとサスケを思い続けたサクラの願いは届くことはありませんでした。
第4次忍界大戦~終末の谷での決戦
第4次忍界大戦では、うちはマダラと大筒木カグヤという全人類の敵ともいえる対象がいたため、ナルトやサクラと共闘し、勝利しています。
しかし、共闘したからといって本当の意味での和解をしたわけではありませんでした。サスケの復讐は終わってはおらず、自分が火影になり力で支配することをナルト達に告げます。
そして、ナルトとかつて戦った終末の谷でナルトと最後の戦いに挑みます。サスケとナルトはお互い立ち上がることもできないほどボロボロになり、二人とも片腕を失くしてしまいます。
その時ナルトはサスケが苦しんでいると自分も心が痛いという話をします。それを聞いたサスケは、自分も同じように感じていたことを思い出し、涙が流れました。この時が二人が和解した瞬間でした。
うちはサスケの声優
うちはサスケの声を務めているのは杉山紀彰さんという声優です。とてもまじめな性格で、台本を読み間違えると頬をたたくらしいです。
杉山紀彰さんは、【NARUTO】のうちはサスケの声優を務めたことで一気に認知度が上がったようです。
その後は『コードギアス~反逆のルルーシュ~』や『Fate』シリーズ、『銀魂』など有名アニメに数多く出演する売れっ子声優となり活躍しています。
【BORUTO】でのうちはサスケ
ナルトの子供達の物語である『BORUTO』では、ナルトの子どものボルトと同世代であるうちはサラダの父親として登場しています。
『BORUTO』でのサスケは旅をしており、普段は里にいるわけではないようです。しかし、何か問題があるときに出来話した場合はしっかりと力を貸してくれます。
ボルトはサスケにたびたび稽古をつけてもらっているようで、師弟関係にあるようです。娘のサラダとは旅をしているためにあまり会う機会が無いようです。
また、サラダの両親がサスケと香燐という説が浮上し、サラダが疑念を抱いたことがありましたが、誤解は解けてサクラとサスケ、サラダの親子団らんが見られるシーンもあります。
うちはサスケの名言・名シーン
第二の主人公として人気を誇るサスケですが、その活躍シーンはかなり多いものとなっています。その中から厳選した名言・名シーンをご紹介します。
VS白
サスケ達カカシ班が初めて出会った強敵であり、人としても忍としても大きく成長したと言えるのがこの白との戦いです。担当上忍のカカシはももちザブザと戦闘しており、ナルトと2人で白に挑みます。
白はサスケ同様、血継限界をもつ忍で、かなりの強敵でした。白の強さに追い詰められたサスケは、ナルトを庇い重傷を負ってしまいます。それがこのシーンです。
いつもいがみ合っているナルトを庇い驚いているナルトに「体が勝手に動いちまったんだよ」と言って倒れてしまいます。これがきっかけでナルトが覚醒することになりました。
イタチとの再開
イタチの真実は、イタチの死後にトビから聞かされていました。そのイタチは穢土転生により復活させられ、第四次忍界大戦で再会しています。そこでイタチの真実とイタチの胸の内を知ることになります。
その時のイタチとサスケの最後のシーンになります。最愛の兄との別れを2度もすることになったサスケの心情は想像を絶するものだったのではないでしょうか。
つらい過去を乗り越えたうちはサスケ
一族の死という自身に起こった悲劇、そして最愛の兄の悲劇の両方を背負うことになったサスケ。そして、インドラの転生者としてアシュラの転生者であるナルトとの因縁を持って生まれていました。
生まれながらに宿命を背負って生きなければならなかったサスケですが、ナルトの助けがあり進むべき道を正しい方向へ戻すことができ、家族にも恵まれました。
【BORUTO】では、丸くなったサスケが登場しており、主人公ボルトや娘のサラダとの共闘もみることができるかもしれません!