【NARUTO】うずまきミトは九尾の人柱力だった!?

うずまき一族の1人であるうずまきミト。ナルトより前の九尾の人柱力でありましたが、何故人柱力になったのでしょうか。今回はミトの特徴や名台詞・名シーンを交えつつ、ミトとはどういう人物だったのかなどについて詳しく解説していきたいと思います。

うずまきミトの基本情報

【NARUTO】うずまきミトは九尾の人柱力だった!?

『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

うずまきミトの特徴

ミトは初代火影であった千手柱間の妻であり、後に5代目火影となった綱手の祖母でもあります。木の葉の里で何代も引き継がれてきた尾獣の内の1匹である九尾の人柱力です。また、ナルトの母のうずまきクシナの前任で、木の葉の里の最初の人柱力でもあります。

若かりし頃はクシナと同じ赤い髪色で、テンテンのように2つのお団子に結い、お団子には札のようなものを吊るしていました。晩年になると老いた為か髪は茶色になっており、お団子を残したまま後ろ髪だけは下ろした髪型になりました。

人柱力になった理由

ミトは我愛羅やナルトのように幼い頃に意図せずに人柱力になったのではありません。千手柱間とうちはマダラの壮絶な戦いの後に、新しく木の葉の里を納めていく柱間の力になる為に、望んで人柱力となったのです。

自らの封印術を使うことで九尾の九喇嘛を自身の中に封印に成功しました。それ以降、九尾は木の葉の里が長年に渡って保有し続けていました。その後の九尾はうずまき一族の血を引く者に代々受け継がれています。

うずまきミトの出生

元々は渦の国の渦潮隠れの里の出身のくノ一であると共に、うずまき一族は木の葉の千手一族と遠い血縁関係にありました。ナルトがいる時代には既に名前すらほとんど聞かない場所になってしまい、クシナが幼い頃に渦の国は滅んでしまったようです。

しかし、ミトが嫁いで人柱力となった為なのか、木の葉の里では有効の証として渦のマークが残っています。渦の国は滅んでも生命力に長けた一族であったので、サスケの仲間となった香燐や暁のペインとなった長門のように密かに同族の仲間は生き残っているようです。また、渦潮隠れの里は別名長寿の里と呼ばれていて、封印術を得意としたのは恐らくミトも同じでしょう。

うずまきミトの能力

ミトに関しては、クシナの語る昔話のみの登場なので実際の実力については未知数です。ただし、うずまき一族であり、自身で九尾を封印したことや当時の九尾がナルトに封印された時よりも数倍のチャクラを持っていたことから考察すると、かなりの実力がありなおかつ封印術にも長けていた人物ではないかと思われます。

トビが言うには、敵意を感知できるようで、その力をある程度コントロールできていたことが伺えます。そして、額には綱手やサクラが使う百毫の術のような印があり、綱手の祖母であることから、百毫の術を使っていたのではないかと推察できます。人柱力であったことを含めても、綱手以上のくノ一であった可能性も見えてきます。

老年のミト

老齢になって死期が近づいてきたことに気づいたミトは、里の力である九尾を引き継ぐ決意をしていました。人柱力の代替わりを行うこととなり、確実に九尾を継承することができる同じくうずまき一族のクシナが連れてこられました。まだ小さく幼いクシナにとっては恐ろしいことであり、不安に怯えていました。そんなクシナを励まして九尾を託して死んでいきました。

ミトとクシナ

ミトはクシナの助言通りに最愛の夫となった波風ミナトの存在に支えられ、幸せに生きることができたようです。また、ミトが人柱力の身でありながら出産したので、実際の例としてその際に封印が弱まることが判明し、クシナの出産時には結界や警備といった厳重な警備を行うことができました。クシナとミナトが子供を作り育てることを決意して実行できたのは、ミトの実績がなければ踏み込めなかったかもしれません。

うずまきミトの声優

ミトの声を務めたのは、下川江那さんです。アニメはNARUTOのみの出演で、主な作品としては「松本清張サスペンス」や「太陽にほえろ!」などがあります。

うずまきミトの名台詞・名シーン

「アナタが力を振るえば苦しみを引き寄せる。私の中でじっとしていて下さい!」

【NARUTO】うずまきミトは九尾の人柱力だった!?

『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

ナルト以前の九尾の人柱力であったミトは、長い間、体に九喇嘛を宿していました。人柱力となることがどういう意味を持つのか理解していたミトは、九喇嘛に自分の中で暴走せずに大人しくしていることを要求しています。同時に押さえつけられる程の力を持っていたのでしょう。

「まず先にその器に愛を見つけて入れなさい」

【NARUTO】うずまきミトは九尾の人柱力だった!?

『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

後任の人柱力としてミトの元にクシナが連れられた時には、重圧や孤独感に押しつぶされそうになると共に、過酷な宿命を背負うことになったあどけさの残るクシナのことを激励しました。この言葉はその後のクシナに大きく影響を与えることになりました。

最初の九尾の人柱力

【NARUTO】うずまきミトは九尾の人柱力だった!?

『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

うずまきミトは自らの意思でその身に九尾の九喇嘛を宿すことを決意して実行できた本当に芯の強い女性でした。初代火影となった柱間や木の葉の里の為とは言え、簡単にできることはありません。こうした積み重ねがあったからこそ、クシナが里にやってきてミナトに出会い、ナルトが生まれたと思うと感慨深いものがあります。