【NARUTO】カブトの育ての親?薬師ノノウとは!

一時期ではナルトの敵となる大蛇丸の仲間の薬師カブトと同じ名字の人物が、劇中にいます。その人物とは薬師ノノウという忍です。果たして、薬師ノノウとカブトの関係性とは、薬師ノノウとはどんな性格なのかといったことについて詳しくまとめていきます。

薬師ノノウの基本情報

【NARUTO】カブトの育ての親?薬師ノノウとは!

『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

薬師ノノウの特徴

木ノ葉隠れの里において、両親と離れ離れになった孤児を引き取って育てる孤児院のマザーとして暮らしていました。また、医療忍術を使うことにも長けていて、以前は「歩きの巫女」とも呼ばれるような木の葉の暗部組織である根の諜報部一のエリートとして暗躍していたこともありました。

カブトの親

【NARUTO】カブトの育ての親?薬師ノノウとは!

『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

実は大蛇丸の手下として木の葉崩しを手引きした人物、薬師カブトの名付けの親でありました。争いに巻き込まれて記憶喪失になり、両親や出身はおろか名前さえも忘れてしまったカブトを引き取り、他の孤児が被せた兜から名前をとって付けました。

また、幼さ故に時計が読めないのではなく目が悪かった故に正しく見えなかったことを察したノノウは、自分のかけていた眼鏡を与えました。そして成長していくカブトには医療忍術を教えたことで、カブトは木の葉の忍の治療をするまでに至りました。

複数ある名乗り方

孤児院にいた頃は「マザー」でしたが、ダンゾウの元へ戻ってからは医療部隊長として「薬師ノノウ」と名乗っていました。そこからカブトは大蛇丸からの提案で薬師という姓を名乗るという経緯がありました。土隠れのスパイを務めていた時には「ナニガシ」という偽名を使用していました。

孤児院との別離

当時なっは既に木の葉の暗部から引退した身であり、マザーとして貧しくも慎ましい生活をしていましたが、ある日ダンゾウが訪れます。急遽、岩隠れへの潜入の指令を受け、それに従わなければ孤児院を襲撃すると脅迫されてしまったのです。自分のせいで迷惑をかけたくないと思ったノノウは、子供たちを守る為にあえなく任務を引き受けました。

さらに孤児院から子供を1人差し出すようにとダンゾウから言われてしまいます。結果として進んで忍に志願したカブトを木の葉の暗部組織に引き渡すことになってしまい、完全には子供達を守ることは叶いませんでした。

薬師ノノウの最期

後になって、ダンゾウからカブトが望んで忍になったという偽りの理由を聞くことになりました。孤児院を救う為に自己犠牲の精神で名乗り出たのでした。そんなカブトを暗部から解放するようにと懇願したものの、代わりにダンゾウからカブトを救条件を提示されます。ターゲットのある男の暗殺命令でした。

しかし、そのターゲットこそが根の情報操作によって別人だと刷り込まれていたカブト本人でした。根から偽のカブトの成長写真を見続けさせられており、全くの別人をカブトだと思い込まされていました。したがって、本物のカブトの顔を見ても他人としか認識することができずにかつて育てたカブトととの殺し合いをしました。

そして、カブトからの反撃を受け瀕死の重症を負います。カブトは途中でノノウがマザーであることに気づきましたが、ノノウの方は本物のカブトであったことに最後まで気づくことができず、そのことに激しく動揺したカブトに治療してもらえませんでした。

薬師ノノウの声優

薬師ノノウの声を担当したのは、恒松あゆみさんです。代表作は「機動戦士ガンダム00」シリーズのヒロインの1人であるマリナ・イスマイールや、「ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル」の蝶野アゲハなどがあります。「NARUTO」では他にホクトの声も務めました。

薬師ノノウの名台詞・名シーン

「心配しないで。こう見えても医療忍術が少しできるの」

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『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

頭から血を流す怪我をしていたまだ幼く弱々しいカブトに向かって、ノノウは優しく微笑みかけました。そして、医療忍術を使って他の孤児のウルシの怪我よりは軽いといって、カブトの傷の治療を施し、孤児院に引き取ることになります。

「誰……なの……?」

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『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

ダンゾウの策略によって、互いの本当の正体に気付かすに殺そうとして戦いましたが、カブトの実力がノノウを上回り致命傷を与えました。ノノウは自分のことをかつて呼ばれていたマザーという名前で呼ばれたものの、敵であり赤の他人だと認識しているカブトのことは分かりませんでした。

このことが結果的に、カブトが大蛇丸の元へ行く要因であり、木の葉崩しや穢土転生の術を成し遂げられた辛い過去となってしまいました。

孤児院のマザー

【NARUTO】カブトの育ての親?薬師ノノウとは!

『NARUTO -ナルト-』(C)岸本斉史/集英社

かつては木の葉の暗部の根にいた薬師ノノウでしたが、全く残忍な心の人物ではありませんでした。怪我をした人々の為に治療をしたり、親を亡くした子供の為に世話をしたりと心優しい忍でした。その最後は辛く悲しいものではありましたが、ノノウにとっては孤児院での子供達との生活が何よりだったのではないでしょうか。