【NARUTO】世話役・夜叉丸の性別は男？女？声優や名シーンを紹介！

一尾の人柱力であった我愛羅には、幼少期には夜叉丸という世話役の忍と共に暮らしていた時期がありました。今回とは夜叉丸とはどんなプロフィールでどんな形で我愛羅と関わっていたのか、夜叉丸の名台詞・名シーンなどについて紹介していきます。

夜叉丸の基本情報

夜叉丸の特徴

夜叉丸は砂隠れの里の医療忍者です。我愛羅の母である加琉羅の弟にして、テマリとカンクロウと我愛羅の3姉弟の叔父にあたります。好きな言葉は愛情で、若くして死んでしまった姉のことを慕っていたようです。

夜叉丸と我愛羅

夜叉丸は、我愛羅が幼い頃に一時期だけ世話係を務めていました。一尾の人柱力であった為に里中の者から恐れられており、母はおらず兄弟であるはずのカンクロウやテマリからも距離を置かれた我愛羅が唯一、自身の心を開く対象でした。また、我愛羅に怪我をして血が出ると痛いということや愛情という概念などについても教えた人物でもあります。

姉とよく似た容姿をしている為、我愛羅にはほとんど見たことのない自身の母の姿を重ねて見られていました。それについて、夜叉丸も感じており、世話役であることを抜きにしても我愛羅のことを慕っていました。

夜叉丸の裏の姿

我愛羅の世話役で医療忍者というのは表向きの姿で、実は砂隠れの里のの暗部の忍で4代目風影の羅砂の右腕となる程の優秀な忍でした。我愛羅の父であるにも関わらず命を下し、夜叉丸は我愛羅の暗殺を試みました。

信頼を寄せていた唯一の夜叉丸に殺されそうになったことに対して、激昂した我愛羅からの反撃に遭います。反撃を受けながらも我愛羅のことを心底憎んでいたと発言し、同時に母の加琉羅もこの世を呪うと共に、我愛羅を愛していなかったと教え、精神的に追いつめました。

夜叉丸の死亡

一尾の人柱力としての力など凄まじい力を持つ我愛羅に押されながらも、最後の一撃は自らの手によって死亡しました。あらかじめ服に仕込んでいた大量の起爆札を使用しました。この一連の出来事は、我愛羅が頑なにまで人とと関わらずに強靭な強さを持つことの一因となりました。

暗殺未遂の真実

我愛羅に恨みを打ち明けて殺そうとした出来事は、「母のことで精神的に追い詰めろ」という羅砂の命令からでありました。母親からは愛されていなかったのだと、我愛羅に嘘を吹き込むことで、人柱力としての価値を量ることが目的でありました。まだ小さく心の成長しきれていない我愛羅を、母親についての精神的なダメージを与えることに躊躇いがありました。

しかし、風影の命令には逆らうことができることもなく、関係が悪化した我愛羅とこれ以上一緒にはいられないと判断したので自殺に至ったのではないでしょうか。そして、この事実は羅砂が第4次忍界大戦時に穢土転生で蘇った際に、我愛羅に語っています。

夜叉丸の声優

夜叉丸の声を担当したのは、保志総一朗さんです。代表作は「機動戦士ガンダムSEED」及び「機動戦士ガンダムSEEDDESTINY」のキラ・ヤマト、「ひぐらしのなく頃に」の前原圭一、「戦国BASARA」の真田幸村などです。ゲームでは「テイルズオブエターニア」のキール・ツァイベル、「GROOVE ADVENTURE RAVE」シリーズのルシア・レアグローブなどです。

夜叉丸の名台詞・名シーン

「しかし、厄介なのは……心の傷です。治りにくいことこの上ない……」

血が出たことで体の痛みを理解した我愛羅でしたが、心の痛みについてはまだ知らなかったので夜叉丸は教えました。体は時間の経過か薬の使用で治癒できるものの、心の傷は目に見えないばかりか一生治らないことさえあると言います。そして、唯一の治癒方法には愛情がいると我愛羅に理解させました。このことを後から我愛羅が思い出せた程、印象深く残りました。

「姉の命を奪って生まれたアナタを憎んでいた！」

羅砂の命令によって、我愛羅の心を追い詰める夜叉丸のこの言葉は本心ではありませんでした。しかし、風影の右腕として言わなければならない言葉でした。

「姉さん……死んでもなお我愛羅様を守りたかったんだろうなぁ……」

姉のことで我愛羅を責めた夜叉丸でしたが、実際には姉の死が我愛羅のせいだとも憎んでいるとも思ってはいませんでした。自分が愛していた姉が更に愛しく想っていた我愛羅のことも、家族として大切に思っていました。だからこそ、姉が死んでまでも守ったことを思い返していたのでしょう。

風影の右腕だった夜叉丸

夜叉丸は優秀な忍で暗部の物であった故に、事情をひた隠しにしながらも我愛羅の世話役をきっちりと務めあげました。姉の愛した我愛羅の世話と、我愛羅のことを疎む風影の右腕という相反する2つのことの中で、夜叉丸は悩みながらも生活していたのかもしれません。