ワンピースの中でも異彩を放っている「スリラーバーグ編」で登場する、アブサロムですがスケスケの実の能力者として有名なキャラクターですが戦闘においてはそれだけではありません。
ドクトル・ホグバックの手によって様々な動物の能力を、人為的に装着した力を持っており非常に手ごわい相手でしたがサンジに敢え無く敗北を喫してしまいます。
その後のアブサロムは様々な形で本編に登場してきます、その魅力的な悪魔の実の能力を巡って、数奇な運命をたどる事になっています。
今回はそんなアブサロムの強さと、スケスケの実の能力、さらにアブサロムの数奇な運命とその後、についての記事をご紹介していきたいと思います。
「アブサロム」の基本情報
アブサロムの基本情報についてご紹介していきます。
名前 | アブサロム |
性別 | 男性 |
所属 | スリラーバーグ海賊団四怪人 |
種族/出身地 | 西の海 |
懸賞金 | 王下七武海にて不明 |
悪魔の実 | スケスケの実 |
使用する技・術 | 透明化(スケーティング) |
年齢/誕生日 | 36歳 12月30日 |
身長/体重 | 195cm 300kg以上 |
声優 | 三浦 祥朗 |
初登場 | 46巻 444話 |
その他 | その見た目から、ローラ(ゾンビ)から求愛され、本編でもこの様子が色濃く描かれています。 |
アブサロムの見た目と性格
アブサロムの見た目は、ライオンの様な顎が特に印象的ですが、それもそのはずドクトル・ホグバックの手によって改造手術を施されています。
改造手術によって、ラインの顎、象の皮膚、クマとゴリラの筋肉を合計で300kgも移植されている改造人間となりました。
さらにはスケスケの実という悪魔の実の能力を有しており、自身のみならず触れたものまで透明にすることができる能力で、強力な武器を腕に仕込んで攻撃をしてきます。
性格は、そんな凶悪な能力を有し、ある程度攻撃に活用しますが透明になれるという男の夢を叶えるべく本能のままに行動してしまった点はマヌケというか男らしいというか…そういう性格です。
終始ナミを花嫁に向かい入れようと尽力しますがサンジにより阻まれてしまいます。
頂上戦争でのアブサロム
頂上戦争ではエース救出を巡って白ひげ海賊団VS海軍、王下七武海が激突しました、その中にはアブサロムの所属する海賊団船長、ゲッコー・モリアの姿もありました。
直接的にアブサロムの活躍が描かれることはありませんでしたが、ゲッコー・モリアを始末するべくドフラミンゴ&パシフィスタが戦闘した際にモリアは瀕死の状態でした。
その後、ドフラミンゴ曰く「その場でパッと消え、仕留める事は出来なかった」と話しています。
これはおそらくアブサロムのスケスケの実の能力で姿を消し、モリアを救出したと考えられます。
アブサロムは間接的ながらも頂上戦争に参戦し、モリアを救出しその場を後にしたと考えられます。
フリーライターとしてのアブサロム
頂上戦争後もフリーの記者として本編に登場していたアブサロム、こちらも直接的な登場の仕方ではないですが「最近スクープ記事を出す奴」として登場します。
名前は「アブサ」という偽名を使っています、これもアブサロムから「ロム」をのけただけの偽名なのでわかりやすいですね。
決定的な証拠となるのが、彼の出したスクープ記事の一つ「キッド・アプー・ホーキンスの同盟記事」で、その情報がすぐさまスクープとして世に出回ってしまいました。
さらにSBSでアブサ=アブサロム、スケスケの実の能力を使い、今まさにマスコミ界のスクープ男として成りあがっていると語られています。
キッドたちがこの記事を読み驚愕しているうちに、その島から脱出するように出航した小舟こそ、アブサロムが使用しているものと考えられ、スリラーバーグの文字が帆に書かれています。
このことからもフリーライターアブサの正体はアブサロムで頂上戦争後も記者として活躍する姿が描かれています。
確かに、スケスケの実で透明になれば誰にもバレずに、秘密の密会にも忍び込むことが可能ですからね。
アブサロムは死亡確定!?
スクープ男として日夜、ニュースを求め様々な海賊たちの現場をスケスケの実の能力で追いかけていたアブサロムですが。
とうとう黒ひげ海賊団にて捕縛、「能力者狩り」を敢行する黒ひげ海賊団により殺されてしまった事が明らかになりました。
ワンピースの世界の中で、同じ悪魔の実の能力は二つ存在しない事やカタリーナ・デボンにより「死体ならあるわよ」という発言からも死亡してしまった事は確定的です。
スケスケの実の能力はシリュウに奪われてしまいました、モリアがアブサロム奪還を試みますがこれも失敗の様相を呈しており、ワンチャンモリアが生きて、アブサロムの死体を持ち帰れればゾンビとしての復活もあり得ますね。
「アブサロム」の名シーン・名セリフ
アブサロムの名シーンや名セリフをご紹介していきます。
「スケスケの実の能力など!おいらにとって強さの備品にすぎない」
スケスケの実の能力を使い、船や女風呂への潜入を試みたアブサロムですが、敵としては情報も筒抜け、いつどこでアブサロムが聞いているかわからないという状況になってしまいます。
とてつもなく強力な武器の一つといえますが、アブサロム曰くこのスケスケの実の能力よりも、強力な改造手術を経て手に入れた身体的能力の方が優秀であると言っています。
しかし、結果的には戦いに敗れアブサロム=スケスケの実と言われてしまうように、その能力をフル活用して本編で活躍している現状少しこの言葉の迫力も薄く感じてしまいますね。
様々な顔を持つ男
ワンピース内ではあまりキャラクターが死亡したというような描写はないのですが、アブサロムの場合はしっかりとこの描写がされており、死亡したことは間違いないと考えられます。
マスコミに対する成れの果てを描写しているのか、黒ひげ海賊団の非道な面を描きたかったかまでは不明ですが、能力を引き継いだシリュウがアブサの様なフリーライターになる事は考えにくいですね。