ワンピースの物語の中で「噛ませ犬」という表現が、ベラミーほどに会うキャラクターはいません、彼自身そのつもりは全くないのですがそれでも戦わなければならない理由がありました。
初登場時からルフィに戦闘を挑みますが、本気で戦うまでにも至らない結果に終わってしまう悲しいキャラクターです。
ドフラミンゴに憧れ、ドフラミンゴのようになりたいと生きてきたベラミーですが任務失敗を受け、ドフラミンゴの命により抹殺を指令されてしまう不幸なキャラクターでもあります。
今回は、そんなベラミーの歩んできた人生と、その後をご紹介していきたいと思います。
ベラミーの基本情報
ベラミーの基本情報をご紹介していきます。
名前 | べラミー |
性別 | 男性 |
所属 | ドフラミンゴ海賊団(元ベラミー海賊団)→染物職人見習い(海賊廃業) |
種族/出身地 | 北の海 ノーティス |
懸賞金 | 1億9500万ベリー |
悪魔の実 | バネバネの実 |
使用する技・術 | スプリング跳人(ホッパー) |
年齢/誕生日 | 8月7日 |
身長/体重 | 240cm/不明 |
声優 | 高木 渉 |
初登場 | 24巻 146話 |
その他 | ドフラミンゴに憧れ、ドフラミンゴの手によって殺されかけ最後にはルフィに憧れを抱くような描写がされます。 |
ベラミーの見た目や性格
ベラミーの見た目は金髪に上背のある高身長で、薄笑いを浮かべハイエナのように舌を出しています。
ドレスローザ編で再登場を果たした際には、サングラスをかけ顔の傷も増えていました。
性格は初登場時にはドフラミンゴとは少し違う利益主義でリアリスト、夢を追う麦わらのルフィを嘲笑していました。
さらには酒場で行われる賭け事にも自分のワガママを力で押し通し、苦労して手に入れたものを奪い取るためにも相手を平気で傷付けることができる、まさに極悪非道そのものでした。
そんなルフィの一撃に沈んでしまったベラミーですが、夢を追う事に気付かされもうルフィたちを笑う事は無くなりましたが、歪んだ心を持つドフラミンゴに憧れていることもあり、さらにベラミーも歪んでいきます。
空島を襲撃し、仲間を失い、それでもドフラミンゴの下に歩み寄りファミリーになるために奮闘しますが、結果を残せず最後には任務失敗の制裁として殺されそうになってしまいます。
ベラミーの心の中では、空島に言った事で自身の価値観を変えてくれ、さらに自分の奮闘した2年間を認めてくれるルフィに憧れを抱くようになっていました。
しかし、ルフィは心を入れ替え共に戦ってきたベラミーを「友達」と言い切られるほどに信頼していましたが、ベラミーも男としてドフラミンゴを裏切る事はできませんでした。
そこで最後には「憧れる男を間違えた」と語り、ルフィの正しさと男気を認めています。
ベラミーのその後
ドフラミンゴにもなれず、ルフィにも負かされ、遂には憧れにしていたドフラミンゴに死刑を言い渡されたベラミーはもはや生きる希望を失っていました。
しかし、運命はそんなベラミーの人生をそれでも終わらせまいと巡り続けました、数々のルフィたちの仲間から助けられ、生き恥を晒しながらも生き続けました。
そして、遂に海賊を廃業する決意をし、扉絵にて染物職人の見習いとして新しい人生を送るベラミーの姿がありました。
さらにベラミーが新しく書いている海賊旗のデザインは奇しくも麦わら海賊団のものである可能性が高いです。
現在も麦わら海賊団の海賊旗はビックマム海賊団に襲われた際に折れたままでいつか、ベラミーが作った海賊旗を掲げるようになれば面白いかもしれませんね。
さらにさらに、ベラミーがいる染物の街にはシャンクスの海賊旗が掲げられているのです、縄張りとして海賊旗を貸しているのか?詳細はまだ明かされてはいませんが、全くの無関係という可能性は低いと思います。
これからの展開としては、シャンクスがこの町を訪れ、ベラミーが作った麦わら海賊団の旗をきっかけにシャンクスともかかわる可能性があります。
いずれは完全に心を入れ替えたベラミーがシャンクスの船に乗るという展開もあり得るかもしれませんね。
ベラミーの名シーン・名セリフ
ベラミーの名シーンや名セリフをご紹介していきます。
「(-いや 本望さ もう一人だけおれが憧れた男に…引導を渡されるんならな!)」
自分の間違いに気付きながらも男として最後までドフラミンゴを裏切る事ができなかったベラミーの言葉です。
シーンはルフィとベラミーの再戦時のものですが自分の海賊人生の終わりを悟り、戦いたくないというルフィに無理やり決闘を申し込みます。
そして、自身もルフィにかなわない事はわかっていますが、渾身の一撃を待ち続けルフィを攻撃します。
結果は最初の対戦と同じように一撃のもとに崩れ落ちますが、ベラミーの中では今までの邪悪な心が崩れ去り、また新たな心が生まれ始めていました。
噛ませ犬のベラミー新章へ
これほどまでに詳細にベラミーの心情が描かれてきましたが、ワンピース内での役回りはやはり「噛ませ犬」のそれに変わりはありません。
それでももがき苦しみながら、最後にはベラミーが憧れたもう一人の男の手により海賊人生を終えることになりました。
ストーリーの展開や伏線からも、もう一度ベラミーが再登場する可能性は十分に考えられ、次はどんなキャラクターに生まれ変わるか楽しみですね。