【ワンピース】バッファローは幹部なのに影が薄い!?相棒に食われた悲しい男を探る

バッファローという男を皆様覚えているでしょうか?

パンクハザード編にて初登場したドンキホーテ海賊団の幹部の一人です。空飛ぶ巨漢という奇妙な見た目とそれに輪をかけて可笑しな「だすやん」を連呼する口調で印象的だった男です。

そんなバッファローですが初登場こそ印象的でしたが人気を同時期に登場した相棒の「ヘビー5」に取られてしまいます。さらにヘビー5がかなりの活躍をしたのに比べ、こちらはろくな活躍もなく退場したことで相対的に影が薄くなってしまいました。

また悪魔の実の一つである「グルグルの実」の能力者でもあります。体をプロペラのように回すことで空を飛んだり、強風を起こしたりとそれなりに応用力があります。ですがヘビー5とのコンビで挑んでもフランキーに圧倒されたりこれまた何とも言えない微妙な能力です。

この記事ではそんな出落ち気味だったバッファローが、本当はどんな男だったのかを探っていきます!

バッファローの基本情報

【ワンピース】バッファローは幹部なのに影が薄い!?相棒に食われた悲しい男を探る

『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

バッファローはドンキホーテ海賊団の幹部です。非常なドンキホーテ海賊団の幹部でありながらも戦闘中に突然口癖の「だすやん」を連呼し始めるなどギャグキャラとしての側面も持ち合わせています。

バッファローの登場シーン

【ワンピース】バッファローは幹部なのに影が薄い!?相棒に食われた悲しい男を探る

『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

バッファローの初登場はパンクハザード編の最終戦後です。

ルフィに敗れたシーザー救援部隊の一人としてパンクハザードに向かうシーンで初登場します。初登場時は悠々と空を飛びながらヘビー5と会話を繰り広げるなど只者ではない風格を漂わせていました。

パンクハザードに着くと即フランキーと戦闘を開始。ヘビー5との連携で戦いを有利に進めますがフランキー将軍に乗ったフランキーにまともな攻撃を加えることが出来ず敗北。

彼も幹部の一人、ただでは負けないプライドがあります。任務を遂行すべくシーザーを抱えパンクハザードから脱出を開始。

一時的には逃げきれそうでしたが、ナミウソップの連携攻撃に敢え無く撃沈。その後はドフラミンゴに対する人質として扱われることに。

ドフラミンゴ海賊団の本拠地が舞台であるドレスローザ編にももちろん登場します。

しかし、仮にも幹部の一人なのに復活したキュロスに瞬殺。その後は特に出番の無いままと相棒のヘビー5と比べるとかなり出番に差をつけられてしまいました。

グルグルの実の能力者

【ワンピース】バッファローは幹部なのに影が薄い!?相棒に食われた悲しい男を探る

『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

バッファローはグルグルの実を食べた「回転人間」です。体の一部を回転させることで空を飛んだり、突風を巻き起こしたりすることが出来ます。

しかし能力の応用の幅があまり多いとは言えず正直いってかなり弱い能力でしょう。

また本編で登場した技も

  • 全身を回転させ風を巻き起こす突風又三郎
  • 武器に変身したヘビー5を投げつけるグルグル投射砲

のみとなっており自分自身で出来る技は実質一つのみとなっております。このことからもやはり応用性は低いとみてよさそうです。

一応上記以外にも腕を拘束回転させながら剣を振り回す攻撃をしたりもしますが、これもフランキー将軍にあっさり止められてしまっている辺り強力な技では無さそうです。

やはりこの能力の真価はその飛行能力といっても過言ではありません。ある程度重火器の攻撃を受けても避け続けているのを見る限りかなりの高速飛行のようです。

特にヘビー5との相性は抜群で、空から一方的に爆撃することで遠距離に対応できない相手に対し一方的に戦うことが可能です。

案外サポート役に徹することがバッファローの力を有効活用できる方法かもしれませんね。

声優は高戸靖広さん

バッファローの声優は高戸靖広さん。ワンピース内でもMr.9ベポなどかなりの兼役を持っている高戸さんですが、バッファローの演技は特にヤバいです。

他のキャラとは違う独特の演技は、原作では影の薄かったバッファローの印象を濃いものに変えています。

バッファローの過去

活躍も微妙、能力も微妙とここまで見るとバッファローはどうしようもないキャラクターのような気さえしてきます。

しかしバッファローは実はある面では非常に美味しい立場であったりもするのです。

バッファローはローの本当の名前を知っている

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『ONE PIECE』(C)尾田 栄一郎/集英社

実はバッファローは数少ないローの本名を知る一人でもあります。

幼いころにドフラミンゴ海賊団に所属していたロー。そんな彼は一時期バッファローともそれなりに仲良くしていたようです。

実際にバッファローはローに自分の本名(バッファローはコードネームであり本名ではない)を教えていることからもそれが読み取れます。

そしてローも渋々ながら自分の「トラファルガー・D・ワーテル・ロー」という本名を明かしているところからも、それなりに信用していることでしょう。

これってすごい美味しい立場じゃありませんか?

幼き日のローを知りそしてその本名を知っている。これでもしバッファローが真面目なキャラクターだったら、ローの元兄貴分として登場し因縁の対決があってもおかしくないです。下手したらローのライバルになっていたかも!

本当はそんなことはなくバッファローは影の薄いまま退場した挙句、ローの同年代ポジションとしてもヘビー5の方が印象深かったんですけどね。

美味しい設定を持ちながらも出落ちで終わってしまった悲しい男

バッファローはローの本名を知っている、という美味しい立場ではいたものの結局はそれを活かすことはなく物語から退場した出落ちキャラとなっています。

「だすやん」という口癖のインパクトは凄かったのですが、結局キャラの深堀がされたヘビー5とは対照的にほとんど掘り下げられなかったのは少し残念でした。

能力の応用の幅からも本編に再登場することは無さそうです。いつか扉絵連載などでまた活躍が見られることを期待したいですね!